Diary




2006年の第54回に乗船。船を降りてから3年たった今も、旅の友人とはずっと交流している。
体が元気なうちに世界一周をしたかったと言う萩原さんご夫妻は、夜はいつも洋上居酒屋「なみへい」で友人達と楽しい時間を過ごしました。ピースボートは、国籍や年齢、性別、学歴、職業など関係なく、一人一人とフランクに つきあえる、本当に理想的な場所だった、と言います。
印象深いのは、洋上大運動会でリーダーをやったことですね。参加者全員を出身地で分けて5チームつくったんですが、私は「東京」チームでした。最初のミーティングでみんなおとなしかったので、渋々手を挙げたんです。でもこういう年配者が率先してやったので、誰もが参加しやすくなったのかもしれない。若い人とも仲良くなったし、みんなで一つになって楽しめました。綱引きとか、毎日練習した応援合戦では本当に盛り上がりましたよ。そんなこともあって、たくさんの友達が出来ました。私と妻の誕生日は一日違いで、船上でバースデーを迎えたんですけど、その仲間達にお祝いしてもらいました。そのときもらった心のこもった寄せ書きは、2人の宝物です。
船はさまざまな経験と立場の人たちが、一人の人間として話をしたり楽しんだりできる場でした。3ヶ月一緒にいると、他の人の変化もよくかります。特に女性の参加者はわかりやすい。極端に言うと、最初はバッチリ化粧してたのが、どんどんスッピンになっていくんですよ。24時間一緒だから、お互いの素の部分が出てくるんだよね。 だんだん家族みたいになっちゃう のはそういう理由かもしれない。あと乗っているのは日本人だけじゃないんです。パレスチナやイスラエルといった紛争している国から若者達が招かれて、一緒にいろいろやって、仲良くなっていくんです。ピースボートは「みんなの力で船を出そう」と言っているけれど、本当にそういう感じだね。
僕はもともと社交的だけど、その僕でさえ交友関係がすごく広がりました。若者でも看護師さんとか、パチンコ屋の店員とか普段は知り合う機会のない人たちと友達になれた。その中の20代の女性は、60代の僕のことを「ゆうじー!」って呼ぶんですよ。ピースボートは世代を越えて交流できるほとんど唯一の場所かもしれないね。