PEACE BOAT 地球一周の船旅

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第102回クルーズレポート

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Life Onboard

どうしてカンボジアには地雷が埋まっているの?

スターライトラウンジ

2019年11月21日


191121_130.jpg今クルーズの最終盤に、地雷問題を検証するためにカンボジアを訪問するオーバーランドツアーが実施されます。本ツアーに同行するスタッフの上原美咲とツアー参加者たちは、これまで船内でカンボジアの歴史や地雷についての勉強会を重ねてきました。今日はツアー出発を前に、今まで学んできたことを発表する場が設けられました。

191121_144.jpg企画の中では、演劇やクイズを通して会場にいる人にも地雷問題について考えてもらうための工夫がたくさんありました。地雷を1つ作るために必要なお金は、コーヒー1杯分と変わらない300円。そして地雷を禁止する国際的な条約が存在するにも関わらず、いまだに1時間に一人以上が地雷の被害を受けているといわれます。一度埋められると、除去されない限り半永久的に地面下で脅威を放ち続けるのが地雷です。身体的被害だけでなく精神的被害をもたらす「悪魔の兵器」と呼ばれ、どこに埋められているかは、金属探知機を持っていないと分からないため、地雷の被害者の多くは一般の人びとです。

191121_140.jpgカンボジアの隣国であるベトナムで行われていた戦争の影響を受け、1970年代にカンボジアでも内戦が勃発しました。内戦後にはカンボジア内でポルポト独裁政権が権力を握り、カンボジアは大きく変化しました。隣国であるベトナムやタイとの国境にたくさんの地雷が埋められ、国内でもたくさんの方が虐殺されました。いかに多くの方が虐殺の対象となったかを疑似体験するために、会場にいた参加者全員が立ち上がりました。「医療や教育関係の仕事をしていた人は座ってください。」同じように大学を卒業した人、メガネをかけている人、文字が書ける人が次々と座っていき、最終的に全員が座りました。カンボジアでの虐殺はこのような基準で行われたのです。

191121_154.jpg20年ほど前にカンボジアに寄港したことをきっかけに、ピースボートでは地雷問題への取り組みが始まりました。「ピースボート 地雷廃絶キャンペーン(P-MAC)」が発足し、現在も地雷除去や被害者の社会復帰支援のための募金活動を行っています。

191121_167.jpg乗船前にP-MACの募金活動を行っていたことがきっかけで、このツアーに申し込んだという人もいました。1年ほど募金活動を行ってきた彼は、活動を行いながら芽生えた「見知らぬ人から預かった大切な支援金は誰のために、どのようにして使われているのか」という想いを、自分の目で確かめたい強い気持ちでツアーへの参加を決めたそうです。そしてこの旅を終えてからは再度P-MACの活動に参加し、自分の見てきたことを伝えたいと語ってくれました。

191121_169.jpgまた、小学校の教員を目指している女性は、自分の目で地雷の現状を確かめて、戦争や平和について考え、感じたことをいずれ自分の言葉で教え子に伝えていきたいと話していました。

191121_177.jpg彼らはカンボジアで何を見て、何を感じるでしょうか。ツアー終了後には報告会を行う予定です。

(文:吉川迪)

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