ひと─参加者紹介
船に乗る前は?
船に乗る前、そして現在も日本の団体のマレーシア支部で財務部長兼ディレクターを務めています。それ以外には自然が大好きでネパールのエヴェレスト・ベース・キャンプや中国雲南省の哈巴雪山などの登山に行った経験もあります。そしてヨガも好きで今年の8月にはマレーシアのヨガ協会からの認定を受けました。乗る前には「Leisure, Health, Nature (LHN) 」という名のグループに属していました。これは有志で集まっている人のグループで、さまざまな問題について学んだり考えたりしていました。
船に乗ったきっかけは?
子どもの頃にジュール・ヴェルヌ作『八十日間世界一周』を読んでから、ずっと世界一周の旅をしたいと考えていました。そして6年前に本格的にこの夢を実現する手段を調べ始めました。その時にピースボートが行っている世界一周の船旅を知り、さらにピースボートが行っているプロジェクトや活動のことも知ることができました。ピースボートが大切にしている活動や価値観は私と似ていたため、ピースボートに乗るのが一番いい方法だと感じました。もともとは99回クルーズに乗船する予定でしたが、仕事の関係で102回クルーズに乗船することになりました。
船内生活で楽しんでいることは?
私が好きなことに関する自主企画をたくさん行ってきました。ヨガのクラスや自分のマネージメントの経験を共有する企画、そして登山の経験談などの企画を行ってきました。船内で行われているたくさんの企画に参加し、他の乗船者、水先案内人、そしてスタッフからいろんなことを学びました。特に洋上カルチャースクールのヨガに参加し、講師の方と出会ったことが嬉しかったです。ピースボート スタッフからのサポートも素晴らしく、いい思い出をたくさん作ることができました。国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)について学べたこともよかったと思います。私が大切にしているものとも深く関係することを知ることができました。
下船後はどうされますか?
みなさんより少し早めにペナン(マレーシア)で下船します。このクルーズでSDGsについて学ぶことができましたが、私の関心分野と最も関係する目標3(質の高い教育)と目標4(健康と福祉)に主に注目しています。しかし目標は他にもたくさんあります。今までに知り合った友達や同僚ともこの目標について話し合い、新たにいろんな活動に関わりたいと思っています。このクルーズは終わってしまいますが、常に変化し続ける地球とともに自分も変化し続け、学び続けたいと感じています。
(文:吉川迪)
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