Life Onboard
勝俣誠さん(明治学院大学国際学部教授)/ブロードウェイショールーム
2012年03月06日
セネガルに向かうオセアニック号。行われたのは、水先案内人・勝俣誠さんの講座です。かつてセネガルのダカール大学で教鞭を執った経験をもつ勝俣さん。現在はアフリカ地域研究を専門とし、アフリカの政治・経済・文化などに関する書籍も多く著しています。
今日の講座のテーマは「日本国憲法9条とアフリカの繋がり」です。豊潤な土地に恵まれ、本来は「ゆたか」であるはずのアフリカ大陸。しかし、ヨーロッパ諸国による侵略と奴隷制度の犠牲となったことから、多くの資源が奪われました。1960年代にはアフリカの多くが独立を果たしますが、かつての負の歴史の影響は強く、今なお発展の妨げになっていると言います。
こうしたアフリカの歴史を解説した後、「世界の人口の2割が世界の富の8割を占める、と言われる現在。経済格差と環境問題はアフリカだけでなく、人類が抱える大きな問題」と語る勝俣さん、「自国のことのみならず、世界の人々が平和に生きる権利をうたった日本国憲法の理念は、人類が生き残る指針として、現実的なものとなってきている」と言います。
アフリカの歴史と現在をまなび、私たちの憲法が持つ意味を考える時間になりました。