PEACE BOAT 地球一周の船旅

資料のご請求及び説明会のご予約は0120-95-3740

旅行企画実施 株式会社ジャパングレイス 観光庁長官登録旅行業第617号 一般社団法人日本旅行業協会正会員

第86回クルーズレポート

第86回クルーズレポート トップへ

Life Onboard

持続可能な海-サメ編-

パニア・リンカーン(ピースボート)/ブロードウェイラウンジ

2015年01月04日

ピースボートスタッフ、パニア・リンカーンによるシリーズ企画「持続可能な海」。前回は、海の恵みについて広く語りましたが、今回より具体的に。「サメ」がテーマです。映画『ジョーズ』の印象からか、サメは「人を襲うどう猛なモンスター」のようなイメージを抱かれていますが「まったくの誤解です!!」とパニアは力説。

「サメが大好き!!」というパニア。 「普段背負っているリュックもサメです(笑)」。こんなリュック、ドコで見つけてきたの??という疑問はさておき、パニアはピースボートの活動とともに、サメの保護や啓蒙の活動にも参加しています。「サメはとても美しいもの。怖くなんかありません。この講座を通じて、きっと皆さんもサメが大好きになるはず!!」と、知られざるサメの生態について語ります。

「世界には400種以上のサメが暮らしていますが、過去に人間を襲った記録があるのはたった4種類。大きさも様々で、お馴染みのジンベエザメのような18mを超えるものもあれば、30cmにも満たないスパインド・ピグミーザメなんてカワイイものも。肉食種が多いですが、ジンベエザメなどはプランクトンが主食です」18mを超えるような巨体のジンベエザメが、小さなプランクトンを食べているなんて、意外!! さらに…
「人を襲うイメージがあるかもしれませんが、『サメに襲われた』という報告は年間5件程度」え?たったそれだけ??「逆に、人間によって年間約1億匹のサメの命が奪われています」1億!? 私たちがそんなにサメを獲っていたなんて…会場からはオドロキの声があがります。

いったい何のために、そんなにもサメが獲られているのか――答えは「フカヒレ」。高級食材の代名詞のようにうたわれていますが、中流階級が増えた昨今、世界中で比較的安価に取引が行われるようになりました。結果、サメの乱獲が横行。フカヒレ採取のためだけに獲られるケースが激増し、こうしたサメはヒレだけを切り取られ捨てられていると言います。
「フカヒレは、突き詰めればただの軟骨。高級食材としての憧れもあるでしょうが、フカヒレスープのためだけにこんなにも多くのサメを獲る必要があるのでしょうか??」 現在獲られているサメの実に7割(!!)が、フカヒレのためだけに獲られ捨てられているそう。「私たちはサメの命を、こんなにも“もったいない”使い方をしているんです」

古くからサメ漁を行っている地域では、サメは“魚肉”部分はもちろん(はんぺんなどの練り物に多く使われていますよね)、ヒレから臓物、サメ皮まで「余すところ無く使える、素晴らしい恵み」として扱われてきました。それがこんな状況になってしまっていたなんて…胸が痛みます。
「誰もが、美しく健康で平和な海を望んでいるはずです。そのために、私たちひとりひとりが、海の今の状況や問題を知り、可能な限り行動を起こさなければなりません。今すぐ、サメをはじめ海洋資源を保護するルールを作らなければ、近い将来、生態系の多くは歴史の教科書でしか見られなくなってしまいます」

「いま、私が話をしていた80分の間に、1万5200匹のサメが命を奪われました」――こんな言葉にハッとさせられます。意外にも、私たちの生活のすぐそばにあるサメたち。「どうか、サメを怖がらないで。これからは、サメと一緒に生きられないことを怖がってください」パニアの言葉を胸に刻む、大切な講座となりました。

ページ上部へ戻る

| HOME  | サイトマップ  | お問い合わせ  | リンク  | 会社案内  | 旅行業約款・旅行条件  | 個人情報について  | ピースボートセンター  | ライブラリー  |