PEACE BOAT 地球一周の船旅

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第86回クルーズレポート

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Life Onboard

ペルーの子どもたち-饒舌な風景と寡黙な人たち-

義井豊さん(写真家)/ブロードウェイラウンジ

2015年01月19日

1982年からペルーの首都リマに暮らす写真家、義井豊さん。古代アンデス文明に傾倒し、発掘現場の記録撮影を20年以上にわたって続けています。日本へのアンデス文明紹介の第一人者でもあり、数々の考古学展覧会などをコーディネート。2012年に東京・国立科学博物館をはじめ各地で開催された『インカ帝国展-マチュピチュ「発見」100年』に足を運んだ、という方も少なくないのではないでしょうか。また、ペルーの「働く子どもたち」を支援するNGO「Cussi Punku」代表、という一面も。ペルーに暮らし、ペルーの「歴史といま」に携わる義井さんが語る「ペルー」に大きな注目が集まりました。

まずはペルーの基本情報から。ペルーと言えば、マチュピチュ遺跡やナスカの地上絵といった世界遺産群で知られていますが、その生活や文化については意外と知られていないもの。それだけに参加者の皆さんも興味津々のよう。ペルーの農業、畜産、毛織物…と様々な話題が続く中、大きな注目が集まったのは、やはり「食」。ここで義井さんが示したスライドに、ちょっとビックリ。なんだコレ?足…がある??――「モルモットです」!!??
「ペルーの食はとっても多彩。アンデス起源の野菜もたくさんありますし、肉も魚も食べます。お肉も、牛や豚はもちろん、アルパカだって食べますよ」。そしてこのモルモットについて。「『クイ』と呼ばれており、ペルーではごく一般的。高地では貴重なタンパク源だったんです」。へぇ~…。そう聞くとちょっと食べてみたいです。

講座後半は、義井さんが支援するペルーの子どもたちについて語ります。ペルーでは義務教育課程は無償。誰もが教育を受ける権利を有していますが、現実には、経済的な事情などから、学校へは行かず働きに出ている子どもも少なくありません。「児童労働」と聞くと、子どもたちが不当に搾取される構造を想像してしまいますが、ペルーにおける働く子どもたちの状況はそう一概に言い切れる状況ではないよう。「家族の生活のために、責任感を持って仕事に取り組んでいます」義井さんの言葉に、複雑な思いを抱いた参加者も多かったよう。
こうした子どもたちを支援しているのが、義井さんが代表を務めるNGO「Cussi Punku」。働く子どもたちを取り締まるのではなく、子どもたちの「権利」を守る活動に取り組んでいます。そこには、教育を受ける権利や健やかな生活を送る権利はもちろん、「働く権利」も含まれます。義井さんが紹介したのは、自ら雇用条件や労働環境の改善に取り組む子どもたちの姿。児童労働をどう考えるべきか、そして「働く」とは――改めて自らに問い、考えたという参加者も多かったよう。ペルーの「いま」に多くを考える講座となりました。

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