PEACE BOAT 地球一周の船旅

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第86回クルーズレポート

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Life Onboard

「モアイに触れてはいけない」理由

セルヒオ・マヌヘウロロアさん(NGO「TOKI」、ラパヌイ国立公園スタッフ)/ブロードウェイラウンジ

2015年01月31日

南米大陸を後にし、船はモアイ像で知られるイースター島に向けて航行中。そこで洋上講座に登壇したのは「ラパ・ヌイ出身」の水先案内人、セルヒオ・マヌヘウロロアさんです。先述した「ラパ・ヌイ」とは、地元の言葉でイースター島のこと。「イースター島」という呼び名は、後にこの島を「発見」したオランダ海軍が付けたものです。古くからこの島に暮らす人々、また交流のあったポリネシアの人々は「ラパ・ヌイ=広い大地」と呼んでいます。

ラパ・ヌイに生まれ育ったセルヒオさん。チリ本土・サンティアゴに渡り英語教育を学んだ後、ラパ・ヌイに帰郷し、現在はユネスコによる考古学調査や、島の在来種の保護活動に取り組んでいます。周囲、数千キロにわたって島影を見ない“絶海の孤島”。この特殊な地理的条件が、この島独自の生態系や文化を生み出しました。

セルヒオさんはチリの森林管理局「CONAF(コナフ)」スタッフとして、ラパ・ヌイ国立公園のパークレンジャー(管理人)をつとめ、生態系の保護や植林活動に取り組んでいます。観光客の増加に伴うゴミ問題や自然環境の変化、それに伴う在来種の衰退や外来種の繁殖――世界各地で指摘される問題ですが、イースター島でも同様に、深刻な状況にあるとセルヒオさんは語ります。

講座後半の話題は、やはりハズせない、モアイ像について。島の全域に点在する巨石像。誰が何のために、どのようにして築いたのか、未だその多くが謎に包まれています。そんなモアイ像と出会えることが楽しみで楽しみで…と皆さん前のめりですが、セルヒオさん「ルールを守ってモアイ見学を」と注意を呼びかけます。
観光客の増加に伴い、現在ではモアイ像に触れることは禁止。特に「『アフ』と呼ばれる台座には絶対に登らないで!!」と語気を強めます。「アフの下には、先祖の骨があるんです。ご先祖様のお墓に登ったり、仏壇に足をかけたりしたら、誰だって嫌な気持ちになりますよね?私たちにとってモアイ像はそういう存在なんです。家族、お墓、宗教、文化……それらと繋がる大切なものなんです」。セルヒオさんの言葉に「モアイ像」の持つ意味を改めて考えたという方も多かったよう。

「ラパ・ヌイに敬意を払い、ラパ・ヌイを心から楽しんでください。ラパ・ヌイもモアイ像も、素晴らしいですよ!!」セルヒオさんの言葉と満面の笑顔に、大きく頷く参加者も。イースター島上陸の日はもぅすぐそこ。楽しみ~!!!

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