PEACE BOAT 地球一周の船旅

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第86回クルーズレポート

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Life Onboard

ラパ・ヌイ(イースター島)

2015年02月04日

オーシャンドリーム号のデッキからのぞむのは、青い海、白い砂浜、椰子の木々、なだらかな丘、そしてアフ(台座)に建つモアイ像――いよいよ旅はイースター島へ!!
島にはいくつかの「上陸ポイント」がありますが、今回はアナケナビーチより。かつて、ラパ・ヌイに初めて上陸したと言われる伝説の王、ホトゥ・マトゥアもここから島を訪れたそう。

チリの首都サンティアゴから約3700km、タヒチからは約4000km、一番近い有人の島まででも約2000kmとまさに「絶海の孤島」。人口4000人にも満たない小さな島のため、大型客船が寄港できるような港湾施設はありません。本船は沖合に停泊し、ここからテンダーボートに乗り替えて島をめざします。それにしても、この海の青。なんて美しいんでしょう……。

ラパ・ヌイに上陸。地元の皆さんが笑顔で迎えてくれました。ちなみに写真中央の男性、ケビン・コスナー製作の映画『ラパ・ヌイ』に出演したこともあるとか。まさに、Mr.ラパ・ヌイ(!?)。

モアイ像で知られる場所だけに、お土産物もモアイ。こちらはモアイのマグネット。カワイイ!!

先ほどオーシャンドリーム号のデッキから見たモアイ像、アナケナビーチに並ぶ「アフ・ナウナウ」と呼ばれるモアイ群です。「アフ」と呼ばれる台座に堂々と並ぶ姿が何とも印象的ですが、これは1978年に起こされたもの。島が「発見」された頃は全て倒され、像も砂に埋もれていたと言います。しかし、砂中にあったため抜群の保存状態が保たれたというメリットも。モアイの表情までハッキリと見ることができます。

海岸沿いをゆくと、こんな風に倒れたモアイ像をたくさん見かけます。「モアイ像」と聞くと、一つ前の写真のような姿を思い浮かべるかもしれませんが、島内に約1000体あるモアイのうち、あのように建っているのはごく1部。多くはこのように倒れているんです。
かつて、部族の信仰と力の象徴だったとされるモアイ像。「マナ」と呼ばれる神聖な力が宿るとされ、敵対部族の像を倒す「モアイ倒し戦争」が幾度となく行われたと言われています。

ラパ・ヌイで最も有名なモアイ像、と言えばやはりココでしょう。「アフ・トンガリキ」。15体のモアイが並びます。これらのモアイもかつては全てが倒れており、また1960年のチリ地震による津波被害も受けていました。アフ・トンガリキのモアイの“復元”が始まったのは1992年のこと。チリ政府と、日本による「モアイ修復委員会」が協力して調査・修復を行い、1996年に現在の姿となりました。

アフ・トンガリキのほど近く、丘の上に建つこのモアイは「大使モアイ」と呼ばれるもので、1970年、大阪万博の際に“来日”したものなんだそう(!!)。現在は海に向かって建っていますが、来日前は他のモアイ像同様、島の内側を向いて建っていました。もともとはアフ・トンガリキにあったものだと言われており、近い将来、アフ・トンガリキに戻す計画になっているそう。

続いて「ラノ・ララク」へ。ここは“モアイ像製造工場”だった場所。モアイ像の多くは、この周辺の山々の火山石から掘り出されたものなんだそう。ここにでは、半分山に埋もれたモアイ像や、岩山から掘り出される途中で“放置”されたと思われる、作りかけのモアイ像などが見られます。

とがった花、しゅっと伸びる顎、彫りの深い顔立ちと長い耳――人の顔・形をモチーフにしたことは明かですが、何ともユニーク。そしてよく見ると、1体1体、ちょっとずつ顔立ちが異なるのもオモシロイところ。このラノ・ララクには約400体のモアイが残されています。

「エル・ヒガンテ(巨人)」と呼ばれるモアイ像。背中部分は岩山についたまま。一見“作りかけ”のように感じますが、体長21.6m、重さは160~182トン(!!)と名前通り、超巨大。山から切り出したとしても、とても動かせるような大きさではないので、動かすことは想定せずに作られたのではないかと言われています。

ラパ・ヌイ唯一の“正座”するモアイ像「モアイ・トゥク・トゥリ」。私たちが知るモアイ像とは顔立ちもポーズも、ずいぶん異なります。モアイ像文化のかなり初期に作られた、古いモアイ像ではないかと言われています。

「ラノ・ララク」の丘から、先ほど間近に見た「アフ・トンガリキ」をのぞみます。重機もない時代、人力でここからあの海岸まで巨大なモアイ像を運んだなんて、とても想像できません。丸太をコロに運んだ、像を建ててテコの原理で動かした(モアイが歩いた!?)、など諸説ありますが、実際にどのような方法で石像を運んだのかは未だ解明されていません。

今はちょうど、毎年1月末から約2週間にわたって行われるラパ・ヌイのお祭り「タパティ」のシーズン。島で採れた野菜の重さ比べコンテストや、各種コンサート、サーフィン大会など様々なイベントが行われます。今日のイベントは競馬。

島の西南に位置する火山「ラノ・カウ」。直径約1600m、水深4~5mの巨大な火山湖が広がります。ここは、島の貴重な水源でもあるそう。湖面の多くはトトラ(葦)に覆われていますが、その隙間から覗く、青く澄んだ水面が何とも神秘的です。

“鳥人伝説”の地「オロンゴ岬」。ラパ・ヌイには、ここから海に飛び込み、写真奥の大きな島「モトゥ・ヌイ」からアジサシ(カモメ)の卵を一番早く持ち帰った者が、それからの1年間「鳥人」(島の首長)となるという言い伝えがあるそう。17世紀頃には多くの戦士たちがこの「鳥人儀礼」に挑んだと言います。

ラパ・ヌイ観光レポート、最後は、忘れちゃいいけない、美味しいモノ。羊肉とソーセージの串焼きです!! 見てください、この大きさ。お味も……美味しい~!!!

名残惜しいですが、またテンダーボートに乗りオーシャンドリーム号に戻ります。太平洋にポツンと浮かぶ小さなこの島に、人々はどこから来て、なぜここに暮らしたのか。どうして、モアイ像のような巨石像を作り続けたのか――多くは謎に包まれたままだと言います。この「謎」がいつか解明される日も楽しみですが、「謎」が「謎」のままであることもラパ・ヌイの魅力。モアイ像と美しい海、緑の丘とのんびりと流れる時間――ラパ・ヌイ大満喫の1日となりました。

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