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第86回クルーズレポート

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Life Onboard

災害ボランティア、リーダー・トレーニングプログラム発表会

スターライトラウンジ

2015年02月12日

災害発生時、全国から集まるボランティアを束ね、適切な状況判断や指示が出来る「ボランティア・リーダー」の育成がいま、災害支援の現場で大きなトピックとなっています。ピースボートの災害支援プロジェクトでは、こうした人材を育てる「リーダー・トレーニングプログラム」を実施。この洋上でも受講希望者を募り、プログラムを行ってきました。今日行われたのは、全13限のプログラムを終えた受講生による発表会。このプログラムで学んだことを報告しました。

発表は「PechaKucha(ペチャクチャ)」という手法を採り入れて行われます。PechaKuchaは日本発で世界へと広まったプレゼンテーション・スタイル。20枚のスライドを準備し、1枚20秒・計6分40秒でプレゼンします。どんなスライドを準備し、どう語るか――綿密な準備が求められる分、完成したプレゼンは論点が明確になり、コンパクトながらしっかりとした骨子を持つ秀逸なものに。今回の発表はこれをさらに凝縮し、1スライド15秒でプレゼンします。
まずは災害支援のフェーズを紹介。「災害発生→緊急対応→復旧支援→復興支援→未来の災害への備え」この流れとそれぞれの場で必要とされることを解説します。

災害ボランティアの活動は、実際に「被災地」で活動することだけではありません。母体となる支援団体の事務局運営、活動を続けるための募金や物資の募集、情報収集、そしてこれらをスムーズに動かすシステム作り……様々な仕事があります。「誰にでも出来ることがある」そう語ります。
もう一つ大きなトピックとなったのが「受援力」という言葉。「支援を受ける側は、ボランティアを『使う』立場になる。その時、外部からのボランティアの力をいかに引き出すか。支援を受ける力『受援力』を高めることも大切だと気付かされた」と言います。「助けることは、助けられることにも繋がる」――そんな視点にハッとさせられたという方も多かったよう。

ボランティアのフェーズの変化と共に求められるものも変わります。災害発生直後は、命を救う「緊急対応」。その後、もっとも人の手が必要とされる「復旧支援」へと移行します。この「復旧支援」の中身も、被害の内容や水や電気などのライフラインの復旧、避難所・仮設住宅の状況によって異なります。「いつまで、どこまで支援を続けるか、その見極めも必要となります」これも重要な視点です。また、「以前と同じ状態に『戻す』ことが必要とされることもあれば、新しい生活の構築=街作りが求められることもある。地元の力を引き出し、一緒にコミュニティを盛り上げていくような活動も、災害支援のひとつです」――ひとくちに「支援」と言っても、視点も内容も本当に様々。たくさんの気付きがあります。

そして、プログラム受講生の多くが特に力を込めて語ったのが、未来の災害への「備え」。「自分自身や身近な人の命を守るために一番重要だと気付かされた」と言います。水や食糧、懐中電灯などの防災用品の準備、家族との連絡手段、「その時」に備えた近隣の繋がり――いずれも、よく語られるものですが、このプログラムを通じて、改めてその大切さを痛感したと口を揃えます。

東日本大震災の発生からしばらくの間、「一般のボランティアは時期尚早」という声もあがりました。しかし「現場」では多くの人の手が必要とされていたのもまた事実。いかに早く、準備・組織されたボランティアシステムを構築出来るかが、今後の災害の現場においては求められます。
プログラム受講生の発表から、多くの気付きや学びを受け取る、大切な企画となりました。

※災害ボランティア・トレーニングは日本でも、随時各地で開催中。誰でも受講できます。詳しくは、下記ウェブサイトをご確認ください。
災害ボランティア・トレーニング
ピースボート災害ボランティアセンター(PBV)

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