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第86回クルーズレポート

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Life Onboard

カラシニコフの正しい使い方

松本仁一さん(ジャーナリスト)/ブロードウェイラウンジ

2014年12月09日

世界の多くの戦争や紛争のシーンで使われる「カラシニコフ銃」。その「正しい使い方」――そんなドキリとするタイトルで講座を行ったのは、水先案内人でジャーナリストの松本仁一さん。「カラシニコフ」という銃が、アフリカ全土に、世界中に広がり、子どもたちまでもがそれを手にしている現実を語ります。日本に暮らす私たちにとって、それはあまりにショックな現実――。

かつての戦争は「兵士」、つまり戦闘のプロ同士によるものでした。しかしそれは、「誰もが簡単に扱える高性能な銃」の開発によって、一般市民によるものとなったと松本さんは指摘します。

その「一般市民による戦争」を実現させたのが「AK-47・カラシニコフ自動小銃」です。1947年、ロシアのミハイル・カラシニコフによって開発されたこの銃は、弾が詰まりにくい、丈夫で壊れにくい、軽く小型で子どもや女性にも扱いやすい、シンプルな構造で整備・修理も容易――高性能で扱いやすいこの銃はたいへんな「好評」を博し、またたく間に世界に広まります。
子どもにも扱えることから、この銃から多くの少年兵・子ども兵が生まれることとなり、アフリカを中心に多くの子どもたちが誘拐され「人を殺す技術」を教え込まれたと言います。知識も経験も少ない子どものうちに人殺しに慣れさせる――カラシニコフを手にした子どもたちは、たいへん優秀な兵士に。幼い頃に銃に接した子どもたちが、長じた後に社会復帰することはたいへん難しいそう。「銃を手にした子どもたちは、『命を奪う』意味を正しくは理解していません。カラシニコフは子どもたちの人間性を完全に破壊します」

現在、世界には実に1億丁ものカラシニコフ銃が流出していると言われています。あまりに重い現実に、言葉を失う私たちに、松本さんは言います。
「カラシニコフの正しい使い方――それは、人に向けないこと。引き金に指をかけないこと。それ以外にありません。これが守られなければ、いつ、何時、人の命を奪ってしまうかわからない。それがカラシニコフです」

※松本さんが取材したカラシニコフ銃から見る世界の姿は朝日文庫より発刊の『カラシニコフ』に詳しく記されています。興味を抱かれた方はぜひご一読ください。

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