PEACE BOAT 地球一周の船旅

資料のご請求及び説明会のご予約は0120-95-3740

旅行企画実施 株式会社ジャパングレイス 観光庁長官登録旅行業第617号 一般社団法人日本旅行業協会正会員

第86回クルーズレポート

第86回クルーズレポート トップへ

Life Onboard

裁判員裁判って、なんだろう?

河内千鶴(ピースボート)/バイーアラウンジ

2015年01月03日

2009年から始まった裁判員制度。「国民が刑事裁判に参加することにより、裁判が身近で分かりやすいものとなり、司法に対する国民の信頼の向上につながることが期待」され、「国民の理解しやすい裁判を実現することができる」ことがその導入理由とされています。しかし、実際に裁判員の経験者はごく僅か。どのようなモノか、よくワカラナイ・知らない、という方も多いのではないでしょうか??
講座に登壇したのは、「傍聴マニア」を自称するピースボートの河内千鶴。裁判員制度はもとより、「そもそも“裁判”って??」から考えます。

河内が裁判員制度に興味を持つきっかけとなったのは、ある「被告人」との出会いから。事件や裁判の行方に興味を抱き、被告人と面会や文通を重ねるようになります。傍聴を重ね、判決の日。裁判員裁判によって下されたのは「死刑」でした。「市民」が判決に参加する裁判によって、目の前で「死刑囚」が生まれた瞬間でした。

「裁判の傍聴に行ったことのある方、どれくらいいるでしょう?」会場に問いかけます。手が挙がったのはほんの数名。そこでまずは、ラウンジを“法廷”に見立て、裁判長・裁判官・弁護士・検事・被告……と裁判の“登場人物”について確認してみますが――「裁判長って真ん中に座ってたよね?」「裁判官って…何人?」「検事が座るのは右?左?」と席の確認だけでも一苦労。さらにそれぞれの役割や、裁判員が関わる「刑事裁判」について、そして裁判員制度…となると「あれれ??」なコトだらけ。「裁判について、こんなに何も知らなかったコトにビックリ」なんて方も少なくなかったよう。

公判前手続き、裁判員の選定方法、裁判員裁判の流れ、裁判員の役割、守秘義務と違反時の罰則について――裁判員裁判について詳しく解説します。特に注目が集まったのは、普通の「市民」が判決に関わることによる精神的負担の問題や報酬について。「個人的には、改善すべきと思う点が多い」と語る河内同様、様々な疑問や制度の不備を感じた方も多かったよう。「この制度について、何の知識ももたずに裁判にのぞみ、重大事件の判決に携わるのはとても危うい」と河内は言います。

誰もが重大事件の判決に関わる可能性がある、それが裁判員制度。裁判員になることは、「被告人」や事件の「被害者」、その家族ら関係者、そして自分自身の一生をも左右するもの。何も知らずに裁判にのぞめば、後に大きな後悔を背負うことになるかもしれません。私たちが密接に関わることだからこそ、現在の制度に疑問や問題を感じるならば、私たちひとりひとりが考え、声をあげる必要があります。
改めて、裁判や裁判員、そして刑罰について考える、大切な時間になりました。

ページ上部へ戻る

| HOME  | サイトマップ  | お問い合わせ  | リンク  | 会社案内  | 旅行業約款・旅行条件  | 個人情報について  | ピースボートセンター  | ライブラリー  |