1995年に発生した阪神淡路大震災以降、ピースボートは国内外の多くの自然災害の現場で支援活動を展開しています。2011年の東日本大震災からは「一般社団法人・ピースボート災害ボランティアセ ンター(PBV)」を発足し、現場での緊急支援や復興活動のほか、 今後も起こり得る災害に備えた「災害ボランティア」や「災害ボランティアリーダー」の育成に取り組むなど、防災・減災教育の活動も続けています。
宮城県石巻市での活動をはじめ、多くの災害支援活動を通して培ったノウハウを活かし、今年4月に起きた熊本地震においても、地震直後から被害が大きかった熊本県熊本市・益城町・西原村に入りました。 支援に入った市町村では、食事支援や避難所運営、災害ボランティアセンターサポート、車中泊やテント泊の方々への支援など、さまざまな活動を展開しています。
この企画がおこなわれた9月1日は、防災の日。PBVとして熊本地震と関わったメンバーが、熊本地震についての活動報告をおこない、高橋和夫さんと「災害支援」のあり方について考えました。
一人ひとりの口から語られる、等身大のボランティア体験。人びとの苦しみと不安、そして、そのなかで見つけたつながりや絆――、それぞれが災害の現場を自分の目で見て感じた経験を話しました。
災害は今後も起こり得るもの。だからこそ、日頃の備えや減災への取り組み、また速やかな支援活動のための災害ボランティアリーダーの育成などに、大きな注目が集まります。私たちが備えること、また出来ることは何なのか、改めて考える場となりました。
●ピースボートの災害支援活動ついて詳しくは:
・ピースボート災害ボランティアセンター(PBV)
・PBV熊本地震緊急支援募金