地球一周の船旅に広島・長崎の被爆者の方々とともに航海をし、寄港地・船内での被爆証言を通じて非核の声を世界へと発信する「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」(通称・おりづるプロジェクト)。
被爆者の高齢化が進む中、「放射能の人体への影響について、常に不安がある」そう話し始めたのは、被爆二世の東野真里子さん。東野さんは、2015年に広島平和文化センターより「被爆体験伝承者」の委嘱を受け、母の被爆体験と平和への思いを伝承しています。
戦争と核兵器の残酷さや悲惨さ、そして平和の尊さ。お母様の体験を語る東野さんの言葉はとても重みがあり、深く心に突き刺さります。
「戦争、原爆がもたらす恐ろしさが伝わってきた」「このような過ちを二度と繰り返してはならないと思った」「改めて知ることの大切さを感じた」これは、東野さんの証言を聞いた20代の若者の感想です。
核の脅威について、深く考える貴重な時間となりました。