PEACE BOAT 地球一周の船旅

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第97回クルーズレポート

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Life Onboard

米中関係と朝鮮半島

高橋和夫さん(放送大学教授、放送大学客員教授) / ブロードウェイラウンジ

2018年04月14日

180414_6212.jpg国際政治学者の高橋和夫さんの講座が始まりました。「中国では、ある香水が販売禁止になるという時間が起こりました。その香水はオピウム、つまりアヘンという名前で、アヘン戦争を彷彿とさせたからです。」アヘン戦争は、19世紀前半、清へのアヘン密輸販売で富を得ていたイギリスと、アヘンによって国民が堕落したことでアヘンを禁止した清の間で起こった戦争です。「普通に考えれば悪いのはイギリスですが、イギリスが勝利し、中国に屈辱的な制裁を与えました。誇り高い歴史を持った中国は、それにより辱められる結果となったのです。」その後中国では、共産党の毛沢東と国民党の蒋介石による国共内戦が勃発、すぐに朝鮮戦争も勃発し、アメリカ軍は日本に置いていた軍を韓国と台湾に派遣し抗戦、中国との国境にも入ろうとしました。それに対し中国は応戦、前線が押し戻され現在の南北国境線が作られました。「またキューバ危機が、中ソをいい関係に育てました。ソ連がキューバに核兵器を送ったことで起こったキューバ危機。アメリカからすると、主要都市をいつでも狙われている状態と同じだったのです。」そしてソ連は『平和共存』を提言しました。
 
180414_6230.jpg「日本に身近な問題として、朝鮮半島情勢があります。北朝鮮は現在核爆弾や長距離弾頭ミサイルを開発し、保有しています。アメリカはこれを制止しようと試みていますが、北朝鮮は止まりません。それは中東戦争の末路を知っていたからです。」イラクが大量破壊兵器を持っているとしてアメリカはフセインを殺害しましたが、破壊兵器は出てきませんでした。「それを受けてリビアは、兵器情報をすべて公開しましたが『アラブの春』でNATOが介入した時にアメリカは、『兵器を持っていないなら安心して攻撃できる』とリビアを壊滅させました。」アメリカからすれば、兵器があるかないかではなく、どうせ攻撃されるのであれば自分たちも核があることをアピールする姿勢である、そう高橋さんは話します。現在も、中国、米国、北朝鮮は難しい関係性が続いています。「一方で、民間の関係は良好と言えます。アーティストが違う国でコンサートをすれば、現地の人がたくさん訪れますよね。」ひとりの人間同士の繋がりが大切だとあらためて気づく講座となりました。

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