PEACE BOAT 地球一周の船旅

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2019年夏日本一周クルーズレポート

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Life Onboard

小樽寄港

2019年08月16日

 2019081601.jpgオーシャンドリーム号は8月16日早朝、日本に戻ってきました。その地は北海道・小樽。大型の台風10号が接近中とのことでしたが、下船許可が出た午前8時少し前の空は青く、照り付ける陽射しは強烈です。小樽駅のすぐそばにある三角市場で、まずは帰国最初のごはんをいただきます。こちらはイクラ、ウニ、カニ、サーモンなど小樽の海の幸がたっぷり盛り込まれた海鮮丼。お値段なんと2800円!!それでも納得のおいしさです。

2019081602.JPG食後、かつて「北のウォール街」の名をほしいままにしたレトロな銀行跡の軒を並べる通りを抜けて、2017年にできたばかりの小樽芸術村へ。こちらは旧北海道拓殖銀行小樽支店を活用した似鳥美術館・旧三井銀行小樽支店・旧高橋倉庫のステンドグラス美術館の3つからなっています。2000円で3館全てみてまわることのできる共通券があり、その価値は似鳥(ニトリ)だけに「お値段以上!」(笑)。とりわけ、最後に訪れたステンドグラス美術館の素晴らしさには思わず息を呑みました。


2019081603.JPG小樽芸術村での鑑賞をしているうちに午前が終わり、お腹が空いてきました。まっすぐ向かったのが、都通り商店街にある中華料理屋さん。こちらで、小樽のソウルフードと言われるあんかけ焼きそばをいただきます。朝食の海鮮丼が小樽のA級グルメなら、こちらはB級グルメの王様です。

2019081604.JPG小樽を彩った人びとの息吹を感じる散策を。まずは、1907年に函館で暮らしていた明治の歌人・石川啄木が暮らしていた場所へ。現在は料理店になっていましたが、啄木が暮らしていた2階の床柱2本は現在も残っているとか。

2019081605.JPG公園通りをまっすぐ進むと、左手に小さな教会が見えてきます。こちらは1908年に建築された小樽聖公会。啄木が小樽を離れた直後に完成した教会です。そして、NHK朝の連続テレビドラマ『マッサン』で広く知られるようになった、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝の妻リタが通っていた教会でもあるそうです。

2019081606.JPG教会からさらに丘を上がっていくとそこは水天宮。そして、啄木の歌碑が小樽港を見下ろすように建っています。「かなしきは 小樽の町よ 歌うこと なき人々の 声の荒さよ」この歌が小樽の人を愚弄していると解釈され、それが原因で啄木が滞在した北海道の街(函館・札幌・小樽・釧路)で唯一、彼の銅像が建てられていないという話もあります。しかし、これは北のウォール街として殷賑を極めた小樽の人びとの熱気を好意的に詠んだという見方もでき、実に興味深い歌です。この水天宮からは、フェリーターミナルの建物に隠れていますが、オーシャンドリーム号も見えました。

2019081607.jpg船を下りて堺町通り商店街から小樽運河へ散歩。日中は多くの観光客でごった返しています。

2019081608.JPG小樽運河の最北端は「北運河」と呼ばれます。ここには旧日本郵船㈱小樽支店の建物があります。日露戦争後、両国の樺太(サハリン)国境画定会議が行われました。現在は大規模保存修理工事のため休館していますが、中には国境線となった北緯50度線上に置かれた国境碑(複製)もあります。 

2019081609.JPG台風一過、鉛色の雲は消え、真っ青な空と強い日差しが小樽に戻ってきました。オーシャンドリーム号は小樽を出港。シャコタンブルーの青い海と、積丹半島の高島岬を洋上から眺めつつ、函館に針路をとります。

(文/航海作家・カナマルトモヨシ)

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