PEACE BOAT 地球一周の船旅

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2019年夏日本一周クルーズレポート

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Life Onboard

石巻寄港

2019年08月21日

 2019082101.JPGいよいよ今クルーズ最後の寄港地にして、ピースボートクルーズにとてもゆかりの深い宮城県石巻に入港しました。午前7時30分という早い時刻にもかかわらず、岸壁では地元の方々の太鼓による歓迎が行われます。

2019082102.JPGオーシャンドリーム号が着岸した雲雀野(ひばりの)ふ頭は石巻中心街からやや離れたロケーション。そこで、岸壁に出店していたレンタサイクルを借りて、石巻をめぐります。まずは「がんばろう!石巻」の看板のある南浜・門脇(かどのわき)地区へ。ここはかつて4500人が暮らす住宅街でしたが、2011年3月11日に起きた東日本大震災による津波で街が消滅してしまいました。

2019082103.JPG看板のそばには震災伝承スペース「南浜つなぐ館」があり、震災前の街の再現模型や震災直後の写真や資料などを展示しています。ちょうど、震災遺構をめぐり、語り部の話に耳を傾けるオプショナルツアーの参加者がやってきました。ツアーのガイドを務めるのは、以前にピースボートクルーズのスタッフをしており、現在は石巻で復興支援に尽力している女性。ピースボートはこれまでに、石巻に多くの震災復興ボランティアを送り込みましたが、現在も支援は続けられています。

2019082104.JPG津波に襲われ、同時に発生した津波火災で大部分が焼失した旧門脇小学校校舎を外から見て、自転車を走らせます。震災からすでに8年が経過しましたが、いまだに市内のあちこちで道路などの復旧作業が行われ、自転車でも通行に難儀する箇所が少なくありません。やがて、サン・ファン館(慶長遣欧使節船ミュージアム)に到着です。ここは江戸時代初め、仙台藩主・伊達政宗の命によりスペインさらにローマまで向かった支倉常長(はせくらつねなが)ら慶長使節を乗せて太平洋を渡った木造様式帆船「サン・ファン・バウティスタ」の復元船を展示しています。やはり東日本大震災の津波はサン・ファン・バウティスタも襲いました。何とか踏みとどまることができましたが、その際のダメージや老朽化にともない2016年4月から乗船見学ができなくなりました。そして2021年までの取り壊しが決まっています。石巻市民の心のよりどころだったサン・ファン・バウティスタ復元船。状況は厳しいとわかっていますが、まだまだ残してほしいという気持ちで、その勇壮な姿をしばし見つめます。

2019082105.JPG市街に戻り、旧北上川のほとりにある「いしのまき元気いちば」でランチタイム。2階のフードコート「元気食堂」で石巻ならではの新鮮なネタがつまった海鮮丼、その名も「元気丼」をいただきます。1階は物販コーナーとなっており、石巻の名物がいっぱい売られています。

2019082106.JPG「いしのまき元気いちば」から旧北上川の中州にある中瀬公園に渡ります。そこには日本最古のロシア正教会である旧石巻ハリストス正教会教会堂(聖使徒イオアン会堂)があります。この教会も東日本大震災で被災しましたが、昨年竣工し、つい先日の8月2日から公開が始まりました。その復元もさることながら、新設された案内板の裏側に先の震災に耐えた古い説明板も残されているのにも注目です。

2019082107.JPG日和山公園にのぼってみましょう。頂上からは石巻市街が一望できます。そして先ほど訪れた門脇・南浜地区、旧北上川・中瀬、そしてここ日和山の震災前と震災時の状況を伝えるパネルが設置されています。2011年3月11日を境にすっかり変わってしまった石巻の街並みの様子がわかります。

2019082108.JPG時刻はちょうど14時46分。8年前、多くの市民が避難し、立ち尽くしたこの地で、黙祷を捧げました。

2019082109.JPG石巻は「萬画の国」と言われます。JR石巻駅に行けば、駅舎はサイボーグ009のステンドグラスに彩られています。また、駅前のからくり時計は毎時0分になるとロボコンやアカレンジャーなどマンガキャラクターが登場。さらに、石巻マンガロードと呼ばれる通り沿いには仮面ライダーなどの像があちこちで見られます。

2019082110.jpgこの通りの終着点が石ノ森萬画館。先述のマンガキャラクターの生みの親・石ノ森章太郎さんのマンガミュージアムです。子連れの家族をはじめ、多くの乗船者が次々とこのミュージアムを訪れていました。

2019082111.jpg21時。ついに出港の時がやってきました。オーシャンドリーム号が石巻を離れると、夜空には花火が打ち上げられます。日本製紙石巻工場の幻想的な工場夜景と相まって、最高の出港シーンが出現します。日本一周クルーズの濃密な20日。それは素晴らしいグランドフィナーレで幕を閉じます。オーシャンドリーム号はいよいよ最後の港、神戸港を目指して出航します。

(文/航海作家・カナマルトモヨシ)

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