トアマシナ(マダガスカル)寄港・その2

2013年12月17日

世界トップクラスの生物多様性を誇り、生息する動植物の多くが世界でここにしかない“固有種”にあたるマダガスカル島。恐竜の絶滅を引き起こしたと言われる地球への小惑星激突と同時代、約6500万年前に大陸から分離したとする説が有力で、以来孤島で在り続けたことが希有な生態系を作り上げたと言われています。
マダガスカル寄港2日目の今日は、そんなマダガスカルの豊かな生態系をまなぶツアーへ。マダガスカルに生きるユニークな動植物と出会い、マダガスカルの自然環境を考える1日をレポートします。

現在のマダガスカルの主な産業は米作とゼブ牛の飼育。この用地確保のため、森林伐採や野山の焼畑が行われました。人口もこの50年で実に4倍に。豊かな生態系が注目を集めるとともに、人口増加や産業発展による環境破壊が大きな問題となっているそう。人と自然の共存はここでも大きなテーマとなっています。

訪れたのはイブルイナ動物園。環境NGO「マダガスカル・フローレ・アンド・ファウナ・グループ」が運営する動物園で、子どもたちへの環境教育や、地元コミュニティーへの啓蒙活動、動植物の保護活動などの拠点となっています。

イブルイナ動物園代表のマヤさん(写真・左から2人目)と植林担当のジャン・フランスアさん(写真・中央)。おふたりから、マダガスカルの環境やイブルイナ動物園の活動について解説いただきます。マダガスカルの自然や現状について基礎知識を得ておくだけで、これから見学する動物たちの印象も変わってくるのではないでしょうか。

さぁ、動物園へ!……の前に、入り口近くに立つお土産物のお店に寄り道(笑)。だって、こんなにカラフルでオシャレなネックレスが並んでいるんですから、素通りなんて出来ません。どれもいいなぁ…と迷っているうちに「決めきれなくて3つも買っちゃいました」なんて方も。

動物園入り口でふと木立を見上げると、そこにはキツネザル!! こんな風に迎えてもらえるなんて幸先いいかも、と嬉しくなっちゃいます。

「動物たちにエサをあげないでね」園内にはこんな看板が。これから向かうのはキツネザルの檻。ここでは絶滅の危機にある11種類のキツネザルを保護・飼育しているそう。繁殖のためにつがいで飼育していると言います。シロクロエリマキ・キツネザル、ブラウン・キツネザル、バンブー・キツネザル、カンムリ・キツネザルなどが昼行性。また夜行性のアイアイも3種類が飼育されているそう。

カンムリ・キツネザル。おでこの部分に冠のような模様があることが名前の由来。オレンジ色の目も特徴です。

フルーツを持って食べる姿がとにかくカワイイ!!

シロクロエリマキ・キツネザル。全身を覆う黒い毛に、耳から首回りを覆う白い毛がエリマキのように見えることからこう呼ばれています。キツネザルの中ではちょっと大きめで、体長約55cm。こちらも目はオレンジ色ですが、先ほどのカンムリ・キツネザルとはまた印象が異なります。

クロ・キツネザルにじっと見つめられると、ちょっとタジタジになってしまいます。この目の色「シーフォーム・グリーン」と呼ばれるそう。珍しい色ですが、ガラス玉のように澄んでいてとってもキレイ。

もちろんキツネザル以外の動物もたくさん飼育されています。写真は色鮮やかなウォーターフロッグ。ユニークなカエルが多く生息していることもマダガスカルの特徴のひとつ。その数120種以上、200種以上という説もあるとか!! 120~200というこの数の「ぶれ」こそ、マダガスカルの自然の豊かさを表しているかのよう。

「ボア」と呼ばれる大きなヘビ。「マダガスカル・ボア属」と分類される、この地域特有のヘビなんだそう。

パンサー・カメレオン。写真は緑色のカメレオンですが、青色・赤色・黄色など様々な色の個体がおり、その色鮮やかさからペットとしても人気が高く、日本への輸出も少なくないと言います。しかし近年は野生種の減少が危惧されているそう。

ホウシャガメ。「持ってみていいよ」と、ほいっと渡され、カメ初体験。「けっこう重い!」

動物園を後にし、訪れたのは植林地。ここで植えられているのは、成長が早い順にテスペスィア、ヤパカ、リプシスの3種類。成長速度や木の高さなどそれぞれの特徴を鑑みながら種類や植え方を決めているそう。NGOマダガスカル・フローレ・アンド・ファウナ・グループでは年間約2000本の植林を行っていますが「ただたくさん植えるのではなく、生育状況の観察や保護をしながら植えるのがポイント」と言います。

私たちも植林に参加させてもらえることに。植え方を教わり、ひとつひとつ丁寧に植えていきます。今日植えたのは100個の苗。これらの苗は3ヶ月後に、きちんと根付いているかNGOスタッフの皆さんが点検に訪れ、その後も定期的に状況観察をしてくれるそう。

植林を終え、みんなで記念撮影。皆さん植林をしながら「頑張って大きくなれよー」と声をかけていましたが、マダガスカルに自分の植えた木がある――これ、すっごく嬉しいことなんです。ピースボートでは来年(2014年)11月出航のクルーズでマダガスカルに寄港予定。その際にまたここを訪れることができたらいいですね。

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