クルーズレポート
マスカレードファッションショー
船内中央のアトリウムに集ったのは、不思議な雰囲気をまとい仮面をつけた人びと――。終日航海日となったこの日、マスカレードパーティーが開催されました。
思い思いの華やかな衣装、そして個性豊かなマスクを身に着けた人びとが登場するファッションショー、中世ヨーロッパの仮面舞踏会の雰囲気が味わえるダンスパーティーなど、さまざまな催しが行われました。ご家族や旅でできたご友人と一緒に楽しんだクルージングパーティーは、この旅の忘れられない思い出となりました。
アイヌの歴史・文化紹介
北海道を含む東北北部からカムチャッカ南部において、独自の文化や歴史を築いてきたアイヌ民族の人びと。この日の講座では、アイヌ文化アーティスト・宇佐照代さんに、アイヌ文化やその継承活動についてお話しいただきました。北海道内の地名のおよそ8割がアイヌ語由来であるなど、暮らしのさまざまな側面に息づくアイヌの文化や伝統。アイヌにルーツをもつ宇佐さんが紐解く、奥深いアイヌの世界にふれ、あらためてその文化の素晴らしさを感じることができました。
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[水先案内人紹介]宇佐 照代さん
石巻の魅力を大解剖
東日本大震災の緊急支援から街づくりまで、現在も深く石巻に関わり続けている公益社団法人ピースボート災害支援センター理事を務める小林深吾さんによる、石巻の紹介企画が催されました。
「世界三大漁場」に数えられる金華山で獲れる海鮮、『仮面ライダー』『サイボーグ009』などの作品で知られる漫画家・石ノ森章太郎の記念館、そして震災からの復興など、当事者目線で石巻の多彩な魅力を伝えてくれた小林さん。今クルーズの最終寄港地である石巻でのさまざまな出会いが、今から楽しみになるひとときとなりました。
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[水先案内人紹介]小林 深吾さん
金沢に入港しました
舞鶴を出港した翌日、船は風情ある街並みが広がる古都・金沢に寄港しました。歴史的な建築物はもちろん、アートにグルメなど見どころの尽きない金沢の街。美しい出格子と石畳が迎えるひがし茶屋街を散策したり、夏空に緑が映える兼六園、感性を刺激する展示物が揃う金沢21世紀美術館、ランチには日本海で獲れたネタがのったお寿司をいただくなど、金沢の“とっておき”と出会った一日となりました。
舞鶴に入港しました
京都府北部にある日本海に面した港町・舞鶴に寄港しました。舞鶴では、明治時代に建てられ、現在は重要文化財に指定されている赤れんが倉庫群が並ぶ「舞鶴赤れんがパーク」や、少し足をのばして日本三景の天橋立を訪れるなど、歴史的景観や自然を堪能しました。また、港町ならではの海鮮丼や「舞鶴かまぼこ」といった豊かな海の幸との出会いも楽しみ、海から訪れる日本の風景美をあらためて感じる一日となりました。
クラシックギターでめぐる世界の旅
満員のシアターに響く、クラシックギターの優しい音色――。“地球を旅するギタリスト”こと、水先案内人の岡野雅一さんのファーストコンサートが開催されました。幼少期にギターを始め、大学時代にプロへの登竜門である第13回クラシカルギター・コンクールで優勝するなど、名ギタリストとして人気を博す岡野さんの演奏。まるで世界旅行に誘うかのような美しく多彩な曲目で、会場に集まった大勢の方々を魅了してくださいました。
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[水先案内人紹介]岡野 雅一さん
私が希望をあきらめなかった理由
一般社団法人コンパスナビ代表理事として、「社会的養護」を巣立った若者たちの居場所、就労、住まい、生活の支援に取り組んでいる水先案内人のブローハン聡さん。この日の講座では、無戸籍・無国籍での出生、幼少期の虐待、児童養護施設での成育経験の当事者として、親がいても一緒に暮らせない若者たちの現状をお話しいただきました。周りの支えで歩み直せた体験から、「人はいつでもリスタートできる」と語るブローハンさん。当事者の声を社会に届けながらさまざまな活動を続けるブローハンさんのお話を、多くの方たちが聴き入っていました。
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[水先案内人紹介]ブローハン 聡さん
人生を豊かにする出会いという贈り物
「こどもたちを支えようと思って活動を始めましたが、支えられていたのは私のほうでした」そう笑顔で語るのは、水先案内人の佐東亜那さんです。佐東さんはこれまで、親と暮らせない、社会的養護の若者が、社会で生きていくために必要なリソースを身につける居場所事業「まなびのじかん」の提供や、「フレンドホーム(週末里親)」を経験されるなど、さまざまな活動を重ねてこられました。会場をうめた皆さんは佐東さんの実体験に熱心に耳を傾けるとともに、お話を通じて「家族とは何か」をあらためて考えていたようでした。
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[水先案内人紹介]佐東 亜耶さん
5歳の私が見たヒロシマ
1945年8月6日の広島で、原爆によって発生したきのこ雲の下にいた水先案内人の花垣ルミさん。あの日花垣さんはどんな体験をし、何を見たのでしょうか――。広島への原爆投下から81年を迎えたこの日、当時5歳で被爆された花垣さんから貴重な証言をお聞きするとともに、現在まで続けてこられた「核なき未来」に向けての活動についてもお話を伺いました。
先日寄港した広島で見た原爆の爪痕、そして花垣さんのお話を通して目の当たりにした被爆の実相。日本各地をともに旅する皆さんとともに、過去を見つめ、未来へと思いを馳せる大変有意義な時間となりました。
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[水先案内人紹介]花垣 ルミさん
釜山(韓国)に入港しました
雄大な海の景観と発展した街並みが迎える、韓国第二の都市・釜山(プサン)に寄港しました。年間を通して多くの観光客が訪れる釜山は、開放的な海のパノラマが生む絶景、買い物や食べ歩きが楽しめる市場、レトロなカフェやおしゃれスポットなど見どころの尽きない街です。釜山の定番観光スポットを訪れた方、慶州(キョンジュ)まで足を延ばし世界遺産の新羅史跡をめぐられた方、港町グルメを堪能された方――それぞれの釜山での楽しいひとときを手土産に、皆さん充実した表情で船へと帰船されました。