ピースボート40周年記念イベントを開催しました
ピースボート40周年記念イベントを開催しました
東京国際クルーズターミナルに停泊中のパシフィック・ワールド号船上にて、ピースボート40周年記念イベントが開催されました。1983年、ピースボートクルーズの第1回出航からこれまでに、のべ8万人以上の皆さまにご乗船いただき、ともに世界をめぐってきた軌跡をトークショーや写真展、ご来船してくださった皆さまとの交流を通じて振り返りました。

この40年の間にご乗船いただいた水先案内人の方々や、各国大使館の方々など、約700名とともに過ごす船内は終始とてもにぎやか。温かなお祝いの雰囲気に、あちらこちらで終始笑顔が絶えません。パシフィック・ワールド号に初めて乗船された方も多く、その広さには驚きの声があがりました。

40周年を記念したトークイベントでは、SDGsや海洋・気候変動などをテーマに、国連と連帯し実施しているユースプロジェクトや、2017年にノーベル平和賞を受賞したピースボートが国際運営団体をつとめる「ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)」の紹介、国内外の災害支援をはじめウクライナから逃れた人びとへの人道支援も行っているピースボート災害支援センターの活動報告などが行われました。今回登壇したセルギー・コルスンスキー在日ウクライナ大使は、これまでのピースボートクルーズでのオデッサ寄港を振り返り、「戦争が終わったらまたピースボートに乗って、皆さんの目で美しいウクライナを見てほしい」とコメント。会場は大きな拍手に包まれました。

パシフィック・ワールド号の顔・4層吹き抜けのアトリウムで行われたレセプションパーティーは、重要無形文化財保持者の大倉流太鼓奏者・能楽師の大倉正之助氏の澄み渡る演奏でスタート。続いて、ピースボートクルーズに水先案内人として何度もご乗船いただいている、古今亭菊千代師匠に乾杯のごあいさつをいただきました。久しぶりの再会となった方々も多く、笑顔と昔話の尽きないすてきな時間になりました。

これまでに100回を超えるクルーズを実施し、200以上の港を訪れてきたピースボート。今日のイベントには、ベネズエラやジャマイカ、東ティモールなど、40か国以上のさまざまな国の大使館の方々にお越しいただきました。ピースボートクルーズが訪れた国々でそこに暮らす人びとと出会い、安全に交流ができるのは大使館をはじめ多くの皆さまの協力があってこそです。

ご来訪いただいた皆さま、ありがとうございました。また洋上でお会いできることを楽しみにしています。