世界一周クルーズは手の届かない夢ではない
地球一周の船旅やピースボートについて、詳しい資料(パンフレット)をお送りします。
資料請求無料全国各地で船旅の説明会を行っています。船内の様子や訪れる国々、旅のお手続きなどをご案内します。
船旅説明会に参加無料日本各地のみならず世界のご大陸をクルーズで訪問した経験を持つ航海作家。雑誌『クルーズ』(海事プレス社)に連載記事やクルーズレポートを寄稿。世界の客船を紹介する『クルーズシップ・コレクション』やフェリー専門誌『フェリーズ』などにも執筆をしている。
長期の旅行ができない日々がかれこれ1年以上続き、「旅に出る」という行為のハードルも果てしなく上がってしまった。ところが、海外は違う。特にクルーズに関しては。この夏、アラスカ、エーゲ海、カリブ海、英国で。アジアでもシンガポール、香港、台湾で、長らく止まっていたクルーズが再開した。 夜間も移動を続け、翌朝には港に到着するクルーズ客船は「動くホテル」とも言われる。さらに大型客船は船内に多種多様な施設を有しており、「海上を移動する街」という表現のほうが適切かもしれない。
クルーズ人気の理由は、「とにかく楽」の一言に尽きる。いったん船室で旅装を解いてしまえば、下船直前まで荷物のパッキングの必要はない。船内では現金を持ち歩く必要もない。日常の煩わしさ一切から解放された空間なのだ。クルーズはシニア世代に人気、とよく言われるが、その一因はこうした気軽さにある。 アラスカ、カリブ海、地中海。再開の声が聞こえてくるのは世界でも超人気のクルーズエリア。そんなエリアをまとめてめぐることができるクルーズがある。そう。世界一周である。
私事で恐縮だが、一度だけ日本発着の世界一周クルーズを体験したことがある。それはピースボートクルーズだった。しかも同クルーズ初の日本発着で世界一周という、エポックメイキングなものである。以来、ピースボートはほぼ毎年、それも年に3~4回の世界一周を実施している。 そして今、世界各地でクルーズが復活の狼煙を次々と上げ始めている。そうなると俄然気になるのは、日本発着の世界一周の再開時期である。
船旅で五大陸を巡った経験を持つ者からしても、世界一周クルーズというのはいまなお憧憬の的であり続ける。スエズ運河やパナマ運河の通航。北欧やアラスカ、南米パタゴニアといったフィヨルドの遊覧。そんな想像を絶する光景を、船室のバルコニーに居ながらにして満喫できる。心身ともに楽をして、各地で見聞を広められるのも世界一周クルーズの醍醐味である。時差ボケに悩まされることもないし、食事が合わない苦痛もない(ちなみにピースボートクルーズでは和食の提供機会も多く、居酒屋まで有している)。
「クルーズは非日常の世界」とも言う。ところがピースボートクルーズの船上では、日常と非日常がちょうどいい均衡を保っている。各寄港地に詳しい「水先案内人」と呼ばれる講師のレクチャーも無料で受けられるし、英会話など有料カルチャースクールも豊富。船旅を通してできた友人と誘い合い、もう1回、人によっては世界一周を何度もリピートしたという話も、ピースボートクルーズでは別段珍しいエピソードではない。シニア世代の乗船経験者からは、「世界一周で新しい人生が開けた」という声もよく耳にするのだ。
約30年の歴史を持つピースボートクルーズの世界一周でも、今回の新チャーター船発表は大きな衝撃だった。新たな船「パシフィック・ワールド号」は、総トン数7万7441と日本発着で世界一周を行う客船のなかでも最大だ。さらには、日本のクルーズの歩みにおいて画期的な役割を果たした船でもあるのだ。 いまでこそ外国客船による日本周遊クルーズは珍しくないが、8年前まではそうではなかった。この船が日本周遊クルーズを2年続けて実施したことで、外国客船の日本発着クルーズは定着。まさにパイオニアであった。
奇跡の瞬間、金環皆既日食観測と遥かなる極北の地へ。太陽と月がみかけ上ほぼぴったりと同じ大きさのときにだけ起こる天体ショー、金環皆既日食を観測した後、夏の極地の神秘・白夜の日々の中、美しい自然が息づく極北の地を訪れる特別な船旅です。
オーロラシーズンのアイスランド、紅葉シーズンのカナダ・メープル街道。地球が織り成す色彩美の世界にふれる、この季節だからこその世界一周クルーズ。地球を東回りでまわることで、それぞれのシーズンに船の寄港を合わせています。
冬の日本を抜け出して、美しき南半球へ。野生動物との出会い、壮大な大地、憧れの南国リゾート、そして世界の美食を堪能します。旅のハイライトは、リオのカーニバル開催中のブラジルへの寄港。南米最大の夏の祭典に期待が高まります。