乗船者インタビュー

乗船してよかったことは、みなさんと出会えたことです。

北村明延さん(神奈川県 / 92歳 / 無職)

地球一周のポスターが乗船のキッカケ

街に貼っている地球一周のポスターが乗船のキッカケ。地元を散歩していてフッと目に入ったのが「地球一周」の文字。3ヶ月半の旅なのでまわりの人から心配されましたが、自分の直感を信じて即決!昔から旅行が好きで、イギリスやフランスなどのヨーロッパ地域から、中国、台湾などアジアなど、いろんな場所にいきました。乗り物としての飛行機も好きなんです。もちろん船の旅も大好きです。これまで設計関係の仕事をする傍ら、1ヶ月に2~3回は、北海道の利尻山から屋久島まで、日本中を旅して山登りをしていました。

一番印象に残っているのは台湾

今回のクルーズでは25寄港地を訪れましたが、一番印象に残っているのは、クルーズ最初に訪れた台湾です。訪れた先で台湾の人たちが大歓迎をして迎えてくれ、その時に台湾の伝統文化としての踊りを披露してくださいました。伝統民謡の歌声はあまりにも美しく、心が震えるほどの感銘を受けました。歴史伝承の素晴らしさを感じ取れた寄港地なので、とても思い出に残っています。

リズムを崩さず体調管理

船内では、毎日朝5時には起きてて、リズムを崩さず体調管理をしていました。また、久しぶりに詩吟に挑戦しました。1940年代の戦争当時に先輩に教えてもらってやっていたことがあったんですが、久しぶりに吟じることができて、懐かしい思い出もよみがえりました。あとは、船で出会った人たちの似顔絵を書いたりしていました。絵の楽しさを覚えて夢中に書いたり、92年間の人生体験を生かした物語も書いたり。船内で出会ったみなさんに読み聞かせもしました。

船に乗ってよかった!

乗船してよかったことは、船に乗っているみなさんと出会えたことです。ツアーが一緒になった方やレストランでたまたま隣になった方が、気軽に声をかけてくれました。それで人の輪が広がるのが楽しくて「船に乗ってよかった!」と思っています。

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