水先案内人

ピースボートの旅をより有意義なものへと導くナビゲーターが「水先案内人」の皆さん。訪れる土地の専門家やジャーナリスト、各界の著名人、エンターテイナーなど、その顔ぶれは実に多彩です。まなぶ・たのしむ・つくる━“先生”とはひと味違う水先案内人が、地球一周をより豊かにナビゲートします。

ビデオメッセージ

これまでにご乗船いただいた方々(順不同、敬称略)

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深津高子 FUKATSU Takako

(「ピースボート子どもの家」アドバイザー、国際モンテッソーリ協会公認教師、一般社団法人「AMI友の会NIPPON」副理事長)

1980年代、陸路やメコン河を越えてタイ国に流入してくるインドシナ難民への緊急救援に関わる。なぜ戦争は始まるのか?誰が難民を出しているのか?と自問中、難民キャンプ内のある保育所で「平和は子どもから始まる」という答えに出会う。帰国後、幼児教育の勉強を経てモンテッソーリ幼稚園に勤務。現在はフリーの保育アドバイザー「こどものつうやく」としてモンテッソーリ教師養成コース・講演会の通訳、モンテッソーリ著書の翻訳、オーガニックカフェでの子育て相談室などを通して「子どもから始まる平和」を広めている。船内では「緊急救援から子どもへ」、「モンテッソーリ教育~0歳から高齢者の認知症ケアまで~」、「知性の道具としての〈手〉」などの多様なテ―マでお話しいただく。

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アン・マエダ Ann MAYEDA

(甲南女子大学准教授)

米国、シアトル生まれ。自身が英語教育の研究者となったのは偶然の賜物であり、30年以上も日本に暮らすことや大学の教員になるとは想像もしていなかったと話す。シアトルにあるワシントン大学及びバーミンガム大学を卒業後来日し、現在は准教授として甲南女子大学で児童英語教育と学習者のオートノミー(自律学習)を専門としている。また、ネパールにも拠点を持ち、カトマンズ大学教育学部の「英語多読プログラム」を通じ現地の学校への調査研究などを行う。各地のコミュニティと長く関わる中で、持続可能な教育や女性と児童の教育と権利拡大、ボランティア・ツーリズムがもたらす影響などを真摯に受け止め、解決したいと考えるようになった。

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アン・ライト Ann WRIGHT

(元米国上級外交官、元米国陸軍大佐、平和のための退役軍人の会)

米軍において大佐になり29年間の米陸軍と米陸軍予備役の経歴を持つ。陸軍を退官後、ニカラグア、ソマリア、シエラレオネ、アフガニスタン、ミクロネシアなどの世界中の米国大使館で外交官として務めるも、米国のイラク戦争の参加に対する抗議として2003年3月に米政府の仕事を辞職。イスラエルのガザ地区の違法包囲に対する抗議としてガザ船団に参加し、アフガニスタン、パキスタン、イエメンなどにて米軍のドローンによって殺害された被害者の家族との対話も行う。日本の憲法9条を支援するために日本でも活動し、2015 年の Women Cross DMZの参加者として北朝鮮に渡った。海外の米軍基地の課題についてキューバ、沖縄や済州島で講演をし、ニカラグア、エルサルバドルやチリなどでも米国の中南米における軍事活動と移民への影響について講演した。

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伊高浩昭 IDAKA Hiroaki

(ジャーナリスト、元共同通信記者)

1967年以来、ラテンアメリカ(ラ米)、イベリア半島、南部アフリカ、沖縄など世界各地を取材。日本人記者としては最も長くラ米に携わり、政治・軍事・歴史・文化など幅広い分野に精通している。著書に『チェ・ゲバラ 旅、キューバ革命、ボリビア』(中央公論新書)、『ラ米取材帖』(ラティーナ)、訳書に『フィデル・カストロ−みずから語る革命家人生』(岩波書店)、『チャベス−ラテンアメリカは世界を変える!』(作品社)など多数。『チェ・ゲバラと共に戦ったある日系二世の生涯~革命に生きた侍~』(キノブックス)も監修している。

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ウォルター・チャン Walter CHANG

(写真家、映像ディレクター)

米国、ニューヨーク在住。ニューヨーク大学芸術学部を卒業後コロンビア大学で音響映像技師として働く。2011年に辞職後バックパッカーとして世界を旅する。元々3ヶ月で戻ってくる予定の旅が3年に延び、その間訪れた60以上の国と地域を写真と映像で記録した。2015 年には "We Call This Home"と呼ばれる映像・写真出版プロジェクトの資金を Kickstarter のクラウドファンディングで募集しUS$30,000以上の資金が集まる。現在は映像監督兼編集者として短編映像のプロジェクトにいくつか関わっている。

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乗松聡子 NORIMATSU Satoko

(ピース・フィロソフィー・センター代表、「アジア太平洋ジャーナル:ジャパンフォーカス」エディター)

東京都生まれ。バンクーバー九条の会共同代表。高校時代の留学含め、カナダ西海岸に通算 24 年在住。ブリティッシュコロンビア大学経営学修士。ガバン・マコーマックとの共著に『沖縄の〈怒〉 日米への抵抗』(法律文化社)、オリバー・ストーン、ピーター・カズニックとの共著『よし、戦争について話をしよう。戦争の本質について話をしようじゃないか!』(金曜日)、編著に『沖縄は孤立していない 世界から沖縄への声、声、声。』(金曜日)など。「琉球新報」に「乗松聡子の眼」コラムシリーズを連載。

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高野孝子 TAKANO Takako

(自然活動家、NPO法人エコプラス代表理事、早稲田大学教授、立教大学客員教授)

野外 ・ 環境・持続可能性教育、分野横断的な環境学を専門とする。地球上各地での自らの遠征や少数民族との旅の経験を踏まえ、90年代初めから「人と自然と異文化」をテーマに、地球規模の環境・野外教育プロジェクトの企画運営に取り組む。体験からの学びを重視し、「地域に根ざした教育」の重要性を提唱している。社会貢献活動に献身する女性7名に向けた「オメガアワード2002」を緒方貞子さんや吉永小百合さんらと共に受賞。2016 年春期早稲田大学ティーチングアワード受賞、2017年ジャパンアウトドアリーダーズアワード(JOLA)特別賞。環境ドキュメンタリー映画「地球交響曲第7番」に出演。著書に『野外で変わる子どもたち』(情報センター出版局)ほか多数。

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佐藤勝秀 SATO Katsuhide

(神戸山手大学教授、現代社会学部観光学科)

1960年長野県生まれ。大学卒業後キャセイパシフィック航空に入社。入社後、30年間旅客営業として日本と海外の交流事業に携わり、50代にして大学教員に転身。以後、富山国際大学准教授、甲南女子大学准教授を経て現職。現在は大学で観光学、ホスピタリティ、異文化理解を教えるかたわら、京都祇園祭鷹山の復興、大蔵流茂山社中として狂言の稽古に精を出す日々でもある。趣味はスキー、天文、散歩など。御所と鴨川を歩きながら、日本と京都の四季の移り変わりを楽しむ毎日。好きな街はザルツブルグ、ケンブリッジ、京都。

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アンナ・ガブレビッチ Anna GAWLEWICZ

(社会科学者)

グラスゴー大学(英国)の公共政策と研究手法の講師。学際的な社会科学者であり、国際移住とそれが社会的・文化的多様性の促進にどのように寄与しているかを研究している。専門は中東欧、特にポーランドから英国への移民で、受け入れ側の社会において移民が経験する定住、文化的差異および帰属意識について調査している。また質的研究者でもあり、人々と密接に関わりながら、彼・彼女らがどのような存在であり、どのように物事を理解しているのかを探求している。現在は、新型コロナウイルスとブレグジットが英国における移民や長期定住者に与える影響、またそれらが英国社会にどのような結果をもたらすかを研究している。

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曽山尚幸 SOYAMA Naoyuki

(書道家[席上揮毫])

1983年新潟県生まれ。筆で縁を繋いで旅をする書家(縁筆書家)。18歳の時に患った悪性リンパ腫ステージⅣ、19歳での骨髄移植が人生の転機となり、ガンジーの言葉「明日死ぬかのように生きよ、永遠に生きるかのように学べ」をモットーに生きる。小学生当時「お手本通りが一番」に違和感を感じ、独学で書をはじめ、生涯作品数でピカソを越えるつもりで取り組んでいる。(15万点以上)2011年著書『無差別料理研究家SOYAMAXの闘病記 悪性リンパ腫19歳の骨髄移植』(文芸社)を執筆。沖縄で調理師免許取得。けん玉道初段。

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