水先案内人

ピースボートの旅をより有意義なものへと導くナビゲーターが「水先案内人」の皆さん。訪れる土地の専門家やジャーナリスト、各界の著名人、エンターテイナーなど、その顔ぶれは実に多彩です。まなぶ・たのしむ・つくる━“先生”とはひと味違う水先案内人が、地球一周をより豊かにナビゲートします。

ビデオメッセージ

これまでにご乗船いただいた方々(順不同、敬称略)

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イジョンチョル LEE Jongchul

(グラフィックノベル作家)

韓国の労働者団地(浦項製鉄公団地域)で幼少期を過ごす。両親が食堂を経営しており、製鉄所労働者、建設労働者、食堂従業員、商店従業員、農作業者など多様な労働者を見て育ち、それらが漫画作品に多大な影響を与えた。美術大学で西洋画を専攻し、卒業後ソウルに上京。生計のために6年間、宅配トラックの積荷下ろしバイトをする。その経験を漫画『カデギ』にし、2019年「今日の私たち漫画賞」を受賞。絵本作家として、ペン画の子供創作漫画『海の子創隊』(全3巻)も制作。

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岩井 光祐 IWAI Kosuke

(認定NPO法人子どものための国際音楽交流協会 代表理事)

1947年生まれ。外資系商社に勤務し世界中を飛び回る中で、子どもたちの貧困や兵士として駆り出される姿に胸を痛めてきた。海外の同僚や世界中の人々とのコミュニケーションを通じて「最強の交流ツールは音楽である、人々の交流なくして平和はなし」と確信し、最初の一歩を踏み出す。2010年『平和の輸出』を理念に認定NPO法人「子どものための国際音楽交流協会(略称:AIMEC)」を設立。使わなくなった各種楽器を日本で収集洗浄し、アフリカやアジア、南米など16ヵ国40もの学校に約2千台の楽器を贈ってきた。ピースボートの支援物資を届けるプロジェクトにも数多くの楽器を寄付。寄贈を通じて音楽教育の支援活動に努めている。

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パーシー・ヤップ・トン Percy YIP TONG

(音楽制作者)

アートディレクター兼プロデューサーでインド洋の文化活動家としても知られている。ヨーロッパの文化系団体で学び働いた後、モーリシャスに帰国し 1986年にサイパー・プロダクションを設立。インド洋南西部の島々(マダガスカル、セイシェル、コモロ、レユニオン、モーリシャス)のアーティストをサポートするため、レコードレーベルを設立し、音楽フェスティバルを開催。彼が主催する多くの文化的イベントは、社会や健康、持続可能な開発に関する課題に対して参加者の関心を高めるために行われている。2009年以降、ゲーテ機構(国際文化交流機関)において、サハラ以南アフリカの文化マネジメント・トレーナーとしても働いている。

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アフリコン・バンド AfriConn Band

(バンド)

カリブ海出身の歌手であり演奏家のボールドウィン・トーマス・ホジソンによって2019年にカメルーンで結成。アフリカとカリブ海のリズムを巧みに組み合わせ、常に文化交流と開かれた精神で、連帯と喜びに満ちたポジティブなメッセージを伝える音楽をつくることを目指している。彼らの信念とは「愛をもって音楽を創り、それを周りに分かち合う」。バンドは世界中から集まったさまざまな才能あるミュージシャンで構成されており、バンドが演奏する楽曲やカバーには、それぞれの個性が活かされている。アフリコンとは「アフロ・カリビアン・コネクション」の略である。大西洋の両岸からの音楽、色彩、そして人間のエネルギーが織りなす止まないビートで、人びとを結びつけ私たちをひとつにする。

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品川 夏乃 SHINAGAWA Natsuno

(ヴィルンガ財団モニタリング・マネージャー)

1987年生まれ。早稲田大学在学中から、ウガンダに長期留学するなどアフリカとのかかわりを持つようになる。卒業後は、在セネガル日本国大使館、国際開発を専門に取り扱う戦略コンサルティングファームであるダルバーグ、国連機関など、様々な組織で勤務しながら、アフリカ各国にて約10年生活する。2020年、日本/世界銀行共同大学院奨学生として、オックスフォード大学公共政策大学院にて修士号を取得。その後、世界銀行にて勤務し、現在はアフリカ最古の国立公園であるヴィルンガ国立公園(コンゴ共和国)にて、国立公園の生態系やコンゴ東部の戦争と資源搾取の関連性など、様々な情報を収集・分析している。

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ビンカ・レベレトン Binka LE BRETON

(作家、環境活動家)

イラカンビ熱帯雨林センターの国際調整員として、世界随一の生物多様性を誇るブラジル地帯の熱帯雨林にて働く。また、三国間大西洋森林協定の設立メンバーとして国連の森林再生プログラムのパートナーでもある。異言語異文化交流や環境学、人権分野などでの知識と経験を活かし、20年以上イラカンビ熱帯雨林センター運営に深く関わり、幹部責任者として熱帯雨林や熱帯地域に住む人びとのための代弁者として現在まで活動している。

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アジャ Adja

(サンバ、アフロブラジリアンダンサー)

東京都生まれ。CLUB MED現地リゾートホテルのスタッフとしてバリ島、プーケット島、ニューカレドニア島で勤務。その後フランスへ語学留学。多様な経歴とコミュニケーション力を活かし、アフリカ出身の著名アーティストの日本ツアーに通訳として同行するなど経験を広げてきた。一方1993年よりサンバ、1996年よりアフロブラジリアンダンスを始め、日本では珍しいカンドンブレを中心としたユニット『GINGAFRO (ジンガフロ)』を結成。現在はインストラクターとして日本各地や台湾を巡りワークショップやパフォーマンスでサンバ・アフロブラジリアンを広める活動中。

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マーク朋子 MARK Tomoko

(サンバダンサー)

ブラジルバイーアの血を引く友人を介してサンバに出会い、その音と踊りに魅了され、その後単身でブラジルに渡る。ブロコやエスコーラを巡って本場のサンバに触れ、国内のブラジルコミュニティで日本のサンビスタとして活動を始める。2007年、浅草サンバカーニバル最多優勝記録を持つ一部リーグ最大規模の老舗サンバチームに所属し、ブラジルはじめ、国内外にて、パレードに参加。代表選抜メインダンサー、パシスタを経て独立。2013年よりプロダンサーとして国内外で各種イベント、TV、CM、歌番組等に出演。NHK交響楽団をはじめ、ジャンルの異なるプロミュージシャンとの共演等の活動を通してサンバの啓蒙活動に従事している。

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ミリアム・アンゲイラ Myriam ANGUEIRA

(映画監督、写真家、大学教授)

アルゼンチンのブエノスアイレスに生まれる。アベリャネダ映画制作研究所にて映画制作を学び、いくつかのドキュメンタリー映画の監督・脚本を手がける。最新作『Newen』を含む多くの作品が国内外で数々の賞を受賞している。2014年から2019年にかけて、アルゼンチンの文化省に属する国立人類学・ラテンアメリカ思想機関の視聴覚メディア分野においてコーディネーターを務める。また2007年以降、国立芸術大学において視聴覚アート学部の教授として教鞭も取っている。

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エンリケ・イカ Enrique ICKA

(アーティスト)

多方面で活躍するアーティスト。エンリケ・イカという彼の名は彼のルーツを示しているだけではない。出身地であるラパヌイの文化、そしてラパヌイの価値ある伝統を守り広めていく彼の活動にも通じている。ラパヌイ(イースター島)で生まれ育ち、様々な文化的遺産に触れ、ラパヌイの土地とそこに生きる人々と深く関わってきた。子どもたちや若者がラパヌイの音楽やアート、ダンスを学ぶことができるトキ音楽学校を設立。そのような彼の人生の歩みは、私たちの生きる地球を想い、自身の文化を守る大切さを物語っている。

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