10.11
2つの世界遺産を有するケアンズの観光スポット、治安や気候を紹介
オーストラリア北東部に位置するケアンズは、世界的に有名な観光都市として知られています。美しい自然と独自の文化が調和するこの街は、「グレートバリアリーフ」と「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」という2つの世界遺産を有し、世界中から多くの旅行者が訪れます。
初めて訪れる方にとっては、現地の治安や気候、交通手段などの情報も気になるところではないでしょうか。
この記事では、ケアンズの基本情報や観光スポット、治安、気候、アクセス方法などを詳しく紹介し、旅行前の不安を解消するお手伝いをします。この記事を読めば、ケアンズ旅行をより安心して楽しめるようになります。
目次
ケアンズとは?世界遺産を2つ有する玄関口
ケアンズは、クイーンズランド州北部に位置するリゾート都市で、人口約15万人の小さな街ながら、世界中の旅行者が訪れる観光拠点です。ブリスベンからおよそ1,700km北に位置し、州内では5番目に大きな都市です。
都市としての機能を持ちつつも、リゾート地としての開放感があり、リラックスした時間を過ごしたい人に最適なロケーションです。
ケアンズ国際空港から市内中心部までは車で約10〜15分とアクセスも良く、オーストラリアの他都市や日本からの旅行者にも便利な立地となっています。
街の中心部から車でわずか1時間圏内に、ユネスコ世界遺産に登録されたグレートバリアリーフとクイーンズランドの湿潤熱帯地域が広がっています。
ケアンズの基本情報
ここではケアンズの基本情報を見ていきます。
| 面積 | 約1687平方キロメートル(香川県/1877km2より少し小さい) |
| 人口 | 約16万人 |
| 言語 | 英語 |
| 通貨 | オーストラリアドル(AUD):Australian Dollar |
| 為替レート | 10AUD:6.5米ドル(2025.10月時点) |
| 物価 | 日本の2倍程度:水500ml(約300円) |
| 時差 | UTC+10、JST+1(日本+1時間) |
| 観光ベストシーズン | 5月から10月(乾季:晴れやすい) |
| 国 | オーストラリア |
| 国旗 | ![]() |
ケアンズ観光で人気の定番スポット
ケアンズは、海と森という2つの自然を一度に楽しめる世界でも有数の観光都市です。ここでは、ケアンズ観光で外せない定番スポットを紹介します。自然の壮大さや特徴的な体験ができるのが魅力で、子どもから大人まで幅広い層におすすめです。
- グレートバリアリーフ
- キュランダ鉄道
- ケアンズ水族館
グレートバリアリーフ|世界最大の珊瑚礁群
グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)は、世界最大級のサンゴ礁群で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。ケアンズから船でおよそ1~2時間でアクセスできるため、日帰りでの観光にも最適です。
【体験できるアクティビティ】
- シュノーケリング
- スキューバダイビング
- スカイダイビング
- ボート
- 遊覧飛行(ヘリや小型機)
透明度の高い海で、色とりどりの魚やウミガメと一緒に泳ぐ体験は、まさに人生に一度はやってみたいアクティビティです。また、環境保護の観点から、観光ツアーは厳しいガイドラインに基づいて運営されており、安心して自然を楽しめます。
キュランダ鉄道|世界遺産を通過する鉄道路線
ケアンズ中心部からキュランダ村へと続くキュランダ高原鉄道は、世界遺産にも登録されている熱帯雨林を走る絶景鉄道。100年以上の歴史を持つこの路線は、滝や渓谷を眺めながらゆったりと進みます。
途中には「バロン滝展望台」もあり、迫力ある滝を間近で見ることができます。復路はロープウェイ「スカイレール」で上空から森を眺めるのもおすすめです。
ケアンズ水族館|独特な生態系と固有種を観察
街の中心部に位置するケアンズ水族館は、オーストラリア北東部の海と熱帯雨林を再現した施設です。グレートバリアリーフの生物をはじめ、淡水魚や爬虫類なども展示され、家族連れにも人気。
サメやエイが泳ぐ巨大水槽は圧巻で、ナイトツアーやバックヤード見学なども実施されています。少ない時間でケアンズの自然を体感できるスポットです。
ケアンズの治安はいい?観光前に注意点をチェック
ケアンズはオーストラリア国内でも比較的治安の良い都市とされています。観光客が多く、街全体が明るい雰囲気に包まれていますが、油断は禁物です。
スリや置き引きなどの軽犯罪は観光地では起こりやすく、特にマーケットや人が密集するエリアでは貴重品の管理に注意しましょう。
また、夜間に一人で出歩くことは避けるのが無難です。バーやナイトクラブ周辺ではトラブルも報告されています。
とはいえ、基本的な防犯意識を持てば安心して滞在できる都市です。観光客への対応も丁寧で、英語が苦手な方でも旅行を楽しめます。
ケアンズの気候と服装のアドバイス
ケアンズは年間を通じて温暖な熱帯性気候です。季節は日本と逆で、5〜10月が乾季、11〜4月が雨季にあたります。乾季は湿度が低く快適で観光に最適なシーズン。雨季はスコールが多いものの、緑が美しくなる時期でもあります。
| 月 | 平均最高気温 | 平均最低気温 | 服装の目安 |
| 1月(雨季) | 約31℃ | 約24℃ | 半袖・短パン、サンダル。突然の雨に備えて折りたたみ傘を。 |
| 4月(雨季終盤) | 約29℃ | 約22℃ | 半袖中心、夜は軽い羽織を。 |
| 7月(乾季) | 約26℃ | 約17℃ | 日中はTシャツ、朝晩は薄手のパーカー。 |
| 10月(乾季終盤) | 約30℃ | 約21℃ | 夏服中心、日焼け対策をしっかりと。 |
日差しが非常に強いため、日焼け止め・帽子・サングラスは必須アイテムです。また、屋内の冷房が強めなので、薄手の羽織ものを持参すると快適に過ごせます。
日本からケアンズへの行き方
ケアンズへの行き方は飛行機またはクルーズを利用します。
飛行機では、日本からケアンズ国際空港(CNS)へ直行便が出ています。東京(成田・羽田)、大阪(関西)から運航されており、所要時間は約7〜8時間と短く、時差もたったの1時間です。時差ボケの心配が少ない旅先として人気があります。
一方、クルーズの場合、寄港地のひとつにケアンズが含まれています。地球一周の船旅クルーズを利用すれば、ケアンズへ行くことが可能です。
クルーズなら、船内で過ごしていれば、目的地に到着します。生活しながら移動できる、快適な旅もおすすめです。
【2027年】ケアンズに寄港するクルーズプラン紹介
最後に、ケアンズに滞在するクルーズプランのご紹介です。
飛行機での旅とは異なり、海からの絶景も楽しめるのがクルーズの大きな魅力です。移動そのものを旅の一部として満喫したい人にとって、クルーズは理想的な選択肢です。
地球一周の船旅 2027年12月 Voyage128
このクルーズではケアンズの雨季である3月に寄港します。深緑の美しさを体感できるでしょう。
また、メルボルンやシドニーなど、オーストラリアの他の都市にも滞在します。
ほかにも、悠久の時を紡ぐ自然の楽園・トアマシナ(マダガスカル)、「帆の街」の愛称をもつ美しい港街・オークランド(ニュージーランド)、ミステリアスな”絶海の孤島”・イースター島(チリ)、美しき”インド洋の貴婦人”・ポートルイス(モーリシャス)などにも多数、寄港します。
自然と街が融合した美しい場所や自然の壮大さにふれられる、アフリカ・南米・オセアニアを巡る地球一周クルーズプランです。








