10.22
多文化都市メルボルンの人気観光スポット、治安や気候を紹介
メルボルンはオーストラリア南東部に位置し、ビクトリア州の州都として文化・芸術・食・スポーツが融合した多彩な魅力を持つ都市です。
「世界で最も住みやすい都市ランキング」の常連であり、多国籍な人々が共存するこの街は、旅行者にも人気があります。
この記事では、そんなメルボルンの歴史・文化、基本情報、人気観光スポット、治安・気候・滞在時の服装、そして日本からのアクセスと、2027年のクルーズでの寄港プランまでを紹介します。
目次
メルボルンとは?歴史と文化が織りなす多文化都市
メルボルンは、ビクトリア州の州都として19世紀後半に急速に発展した都市です。当時は「マーヴェラス・メルボルン(驚くべきメルボルン)」と呼ばれるほど繁栄しました。現在では州内の人口の約75%がメルボルンに集中しています。
第二次世界大戦後には多くの移民を受け入れ、多民族が共存する多文化都市へと進化。街を歩けば歴史的建築とモダンな高層ビル、色鮮やかなストリートアートが共存する独特の景観を楽しめます。
メルボルンはオーストラリア国内でも有数の大都市であり、都市計画がしっかり整備されており、公共交通機関が発達しているため生活も観光もしやすいです。
そしてメルボルンは「世界で最も住みやすい都市」の常連でもあります。その理由としては、以下の点が挙げられます。
- 治安の良さ
- 医療や教育の水準の高さ
- 公共交通網の充実
- 緑豊かな都市空間と文化施設の多さ
ほかにも、メルボルンは“カフェ文化の聖地”とも呼ばれ、バリスタが淹れる本格コーヒーや多国籍な料理が味わえるレストランが数多くある都市です。芸術とグルメ、そして多様性が調和するこの街は、「生活する」だけでなく「暮らすように旅する」魅力にあふれているのです。
メルボルンの基本情報
ここではメルボルンの基本情報を見ていきます。
| 面積 | 約9992平方キロメートル(青森県/9646km2より少し大きい) |
| 人口 | 約535万人 |
| 言語 | 英語 |
| 通貨 | オーストラリアドル(AUD):Australian Dollar |
| 為替レート | 10AUD:6.5米ドル(2025.10月時点) |
| 物価 | 日本の2倍程度:水500ml(約300円) |
| 時差 | UTC+10、JST+1(日本+1時間) |
| 観光ベストシーズン | 春(9月〜11月)と秋(3月〜5月) |
| 国 | オーストラリア |
| 国旗 | ![]() |
メルボルン観光で人気の定番スポット
メルボルンには、歴史ある建築や美しい公園、活気あふれるマーケットなど、魅力的な観光スポットが点在しています。
ここでは、観光初心者でも楽しめる、特に人気の高い定番スポットを3つ紹介します。それぞれの施設には独自の魅力があり、メルボルンの文化や歴史に触れながら楽しむことができます。
- 王立展示館・カールトン庭園
- セント・パトリック大聖堂
- クイーン・ビクトリア・マーケット
王立展示館・カールトン庭園|ユネスコ世界文化遺産の美しい建築美
1880年に建てられた王立展示館と、その周囲を彩るカールトン庭園(1839年、当時ポート・フィリップ地区行政長官だったビクトリア植民地初代総督が公園用地にした)は、オーストラリア初の世界文化遺産として登録されています。
壮麗なドーム屋根とクラシカルな外観が特徴で、19世紀の栄華を今に伝える建築美が見どころです。庭園は市民の憩いの場としても親しまれ、四季折々の草花が咲く景観が美しく、写真撮影にもおすすめ。歴史と自然が融合したメルボルンらしい観光スポットです。
セント・パトリック大聖堂|オーストラリア最大級のゴシック建築
市内中心部にそびえるセント・パトリック大聖堂(St Patrick’s Cathedral)は、荘厳なゴシック建築が印象的な大聖堂です。80年以上もの歳月を経て1939年に完成しました。尖塔やステンドグラスの輝きが圧巻で、内部は静寂と神聖さに包まれています。
日中の観光はもちろん、夕方の光が差し込む時間帯も美しく、訪れる人々に深い感動を与えます。信仰の場でありながら、建築美を堪能できる人気の観光名所です。
クイーン・ビクトリア・マーケット|南半球最大の屋外マーケット
「クイーン・ビクトリア・マーケット(Queen Victoria Market)」は、南半球最大の屋外マーケットとして知られ、観光客にも地元民にも愛されるスポットです。1878年から100年以上続く歴史あるマーケットで、新鮮な食材から衣類、お土産まで幅広い商品がそろっています。
おもなマーケットの魅力は以下です。
- 約600を超える店舗が並び、圧倒的なスケール
- チーズやワイン、生ハム、オーガニック食品などグルメ好き必見
- 夏季・冬季等の会期中の水曜日に開催される「ナイトマーケット」はライブや屋台で大賑わい
地元メルボルンの活気や食文化を直接感じられるスポットであり、お土産探しやグルメ巡りにもぴったりの場所です。
メルボルンの治安はいい?観光前に注意点をチェック
メルボルンはオーストラリアの中でも治安が良い都市といわれています。ただし、観光地での軽犯罪には注意が必要です。
スリや置き引きは繁華街やトラム内で起きることがあるため、貴重品の管理には気を配りましょう。また、夜間のひとり歩きは避け、明るい通りを選ぶのが安心です。
基本的な防犯意識を持っていれば、快適に観光を楽しむことができます。観光客への対応もオーストラリア特有の穏やかな人柄で、親切な人が多く、穏やかで安心できる雰囲気が魅力です。
メルボルンの気候と服装のアドバイス
メルボルンは「1日の中に四季がある」と表現されるほど、天気の変化が激しい都市として知られています。旅行を快適に楽しむためには、季節ごとの気候の特徴と、それに合った服装を事前に理解しておきましょう。
| 季節 | 気温の目安 | 服装のポイント |
| 春(9〜11月) | 10〜20℃前後 | 薄手の長袖と羽織れるジャケット |
| 夏(12〜2月) | 15〜26℃前後 | 半袖・ワンピース+日よけ用カーディガン |
| 秋(3〜5月) | 10〜20℃前後 | 重ね着ができる服装で調整 |
| 冬(6〜8月) | 5〜14℃前後 | コート・マフラー・防寒具を用意 |
晴れていても急に雨や風が強くなることがあるため、折りたたみ傘や薄手の防水アウターを持っておくと安心です。
また、夏でも朝晩は涼しくなる日が多いため、体温調整ができる重ね着スタイルがおすすめです。
日本からメルボルンへの行き方
メルボルンへは飛行機またはクルーズを利用して行くことができます。
飛行機では、日本からメルボルン空港(MEL)へ直行便が出ています。成田国際空港(NRT)から運航されており、所要時間は約10時間ほどです。
メルボルン空港から市内中心部までは約20kmで、シャトルバスや鉄道、タクシーを利用すれば30分〜1時間ほどでアクセス可能です。
一方、クルーズで行く場合は地球一周の船旅クルーズを利用すれば、寄港地のひとつにメルボルンが含まれています。そのため、このクルーズに乗船すれば行くことが可能です。
クルーズなら、船内の客室で過ごしていれば、それぞれの目的地に到着します。船内でゆったりと過ごしながら、さまざまな都市を訪問できるクルーズの旅もおすすめです。
【2027】メルボルンに寄港するおすすめクルーズプラン
最後に、メルボルンに滞在するクルーズプランのご紹介です。船旅ならではの”ゆったり”とした移動で、滞在地では”じっくり”と観光できる贅沢な旅です。
地球一周の船旅 2027年12月 Voyage128
このクルーズではメルボルン観光のベストシーズンの3月(秋)に寄港します。穏やかな気候で楽しめるでしょう。
同じオーストラリアの珊瑚礁と熱帯雨林が魅力のリゾート・ケアンズ、南半球を代表する国際都市・シドニーにも寄港します。
ほかにも、美しき”インド洋の貴婦人”・ポートルイス(モーリシャス)、ミステリアスな”絶海の孤島”・イースター島(チリ)などにも多数、寄港します。
自然と街が融合した美しい場所や自然の壮大さにふれられる、アフリカ・南米・オセアニアを巡る地球一周クルーズプランです。








