2025
12.01
北米を代表する多文化都市バンクーバーのおすすめ観光スポット、気候や服装を紹介

北米を代表する多文化都市バンクーバーのおすすめ観光スポット、気候や服装を紹介

クルーズガイド


カナダの西海岸に位置するバンクーバーは、雄大な自然と多文化が溶け合う魅力あふれる都市です。海と山に囲まれた美しい景観に加え、アート、グルメ、アウトドアなど、都市と自然の魅力を一度に楽しめるのが特徴です。
世界的な住みやすさランキングでも上位に選ばれ、季節ごとに異なる表情を見せてくれる街として多くの人に愛されています。本記事では、バンクーバーの定番観光地や気候・服装、アクセス方法まで詳しく紹介します。

バンクーバーはカナダの西端、ブリティッシュコロンビア州に位置する多文化都市で、世界的な住みやすさランキングでも常に上位に名を連ねています。

人口の約半分ほどは英語を母語としない移民や留学生で占められ、街には多様な文化・価値観が自然に混ざり合う独特の空気が広がります。海と山の両方に近く、自然と都市が調和した環境が大きな魅力です。

また、年間を通して雨が多いことから、地元の人々には「レインクーバー」という愛称で親しまれるほど。

春には街中に桜が咲き、初夏には爽やかな青空が広がり、冬にはイルミネーションが輝くなど、四季によってさまざまな表情を見せてくれます。過ごしやすい気候と美しい自然が訪れる人を魅了します。

バンクーバーの基本情報

ここではバンクーバーの基本情報を見ていきます。

面積約115平方キロメートル(神奈川県小田原市とほぼ同じ大きさ)
人口約67万人
言語英語(公用語)
通貨カナダドル(CAD):Canadian Dollar
為替レート10CAD:7.3米ドル(2025年11月時点)
物価日本の1.5〜2倍:水500ml(約250〜350円)
時差UTC−8、JST−17(日本-17時間/サマータイムあり)
観光ベストシーズン6〜9月(晴天が多く快適)
カナダ
国旗カナダ国旗

バンクーバーは「自然×都市」のバランスが魅力で、ダウンタウンから海や公園までの距離が非常に近い点も人気の理由です。公共交通機関も発達しており、旅行者でも移動しやすいのが特徴です。

バンクーバー 観光の人気おすすめスポット5選

海と山に囲まれたバンクーバーには、美しい自然と文化を体感できる魅力的なスポットが数多くあります。市内中心部からアクセスしやすい場所が多く、初めての旅行でも観光がしやすいです。ここでは、バンクーバーを代表する定番の人気スポットを5つ紹介します。

  • スタンレーパーク
  • グランビルアイランド
  • カナダプレイス
  • バンデューセン植物園
  • ギャスタウン

スタンレーパーク|原生林が残る北米のオアシス

スタンレーパークは、バンクーバーを代表する広大な都市公園で、総面積は東京ドーム130個分以上。1000エーカーを超える原生林が残り、街の中心にいながら自然の息吹を感じられる北米屈指のオアシスです。

有名な「シーウォール」と呼ばれる海沿いの遊歩道は、ウォーキングやサイクリングを楽しむ人で賑わいます。都市と自然の魅力がここまで近くに共存する風景は、バンクーバーならではといえます。

グランビルアイランド|グルメやショッピングが楽しめる人工島

グランビルアイランドは、食・アート・ショッピングが楽しめる人気の観光エリアです。中心となる「パブリックマーケット」には、地元の食材を使ったベーカリーやフードスタンドが並び、シーフードやスイーツも揃っています。

市場の賑やかな雰囲気に包まれながら、食べ歩きや買い物を楽しめるのが魅力です。ウォーターフロントから眺めるダウンタウンの景色も美しく、写真撮影にも最適です。

カナダプレイス|バンクーバーのシンボル

白い帆の形をした建物が印象的なカナダプレイスは、バンクーバーの象徴的スポットとして旅行者に人気です。ウォーターフロントに位置し、海と山が織りなす景色を眺めながら散歩できる気持ちの良い場所です。

夏にはイベントが多く開催され、季節ごとに表情を変える港町の雰囲気を感じられます。特に夜景はとても美しく、ライトアップされた建物と海面に映る光がロマンチックな空間を演出します。

バンデューセン植物園|世界各地7,500種以上の植物が集う庭園

バンデューセン植物園は、世界中の植物が集まる緑豊かな庭園で、四季折々の自然美が楽しめる場所です。園内には、日本庭園、北米原生エリア、地中海風のガーデンなどテーマ別のエリアが広がり、7,500種以上の植物が植えられています。
春にはカラフルなチューリップや桜が咲き誇り、秋には紅葉が鮮やかに色づきます。冬にはイルミネーションイベントが開催され、光に包まれた幻想的な庭園を散策できます。広々とした敷地と静かな空気が心地よく、ゆっくり自然を満喫したい方におすすめです。

ギャスタウン|レンガ道と蒸気時計が美しいバンクーバー発祥の地

ギャスタウンは、バンクーバー発祥の地として知られるレトロな街並みが残る地区です。レンガ造りの建物が並び、街の中心には世界的に有名な蒸気時計が時を刻んでいます。

おしゃれなカフェやブティック、インテリアショップが点在し、歩いているだけで心が躍るエリアです。古き良き街並みを散策しながら、写真撮影やショッピングを楽しむのに最適なスポットです。

バンクーバーの気候と服装のアドバイス

バンクーバーはカナダの中でも比較的温暖な気候で知られ、四季によって街の景色が変わる魅力的な都市です。特に冬から春にかけては雨が多く、「レインクーバー」と呼ばれるほど。一方で、夏は爽やかな晴天が続き、1年の中で最も旅行に適したシーズンとなります。

気候に合わせた服装選びを意識することで、街歩きや観光をより快適に楽しめます。雨の多い季節にはレインコートや折りたたみ傘が欠かせず、夏には日差しが強いため、帽子やサングラスが重宝します。

秋は紅葉が美しく、朝晩の冷え込み対策として重ね着が便利です。冬は気温が下がり雪の降る日もあります。防寒具をしっかり用意するのがおすすめです。

季節平均気温の目安服装のポイント
春(3〜5月)8〜15℃前後薄手の長袖+羽織れるジャケット、雨対策も
夏(6〜8月)18〜25℃前後半袖・ワンピース+日よけ用カーディガン
秋(9〜11月)8〜15℃前後重ね着しやすい服装、薄手のコートが便利
冬(12〜2月)1〜7℃前後コート、マフラー、手袋など防寒具を用意

バンクーバーは同じ季節でも日によって気温差が大きいため、調整しやすい服装が基本です。特に春と秋は天候が変わりやすく、急な雨に備えて常にレインウェアを持ち歩くと安心です。

日本からバンクーバーへの行き方

バンクーバーへの行き方は、飛行機またはクルーズを利用します。

飛行機では、日本からバンクーバー国際空港(YVR)へ直行便が出ています。東京(成田・羽田)からエアカナダや日本航空が運航しており、所要時間は約9〜10時間。時差は17時間ありますが、フライト時間は比較的短く、北米の都市の中でもアクセスしやすい点が魅力です。

一方、クルーズの場合、地球一周の船旅の寄港地に含まれており、このクルーズに乗船すればバンクーバーへ訪れることができます。

クルーズなら、船内でくつろぎながら過ごしているうちに目的地へ到着します。移動そのものが旅の一部になるため、生活しながらゆったり世界を巡る快適な旅がしたい方におすすめのスタイルです。

【2027〜2028年】バンクーバーに寄港するおすすめクルーズプラン

最後に、バンクーバーに寄港する世界一周クルーズを紹介します。バンクーバーだけでなく、世界各地の絶景や都市を巡りたい方にぴったりの旅です。

北米・中南米・ヨーロッパまで周遊でき、船上で過ごす快適な時間と寄港地での観光を同時に楽しめるのが魅力です。移動そのものが旅の一部となり、非日常の体験を求める方におすすめです。

地球一周の船旅 2027年4月 Voyage126

このクルーズは北米・中南米・ヨーロッパ・アジアを巡る世界一周の船旅です。バンクーバーへは観光ベストシーズンである7月に寄港します。

またバンクーバーからスワード(アラスカ:アメリカ)への航行中にアラスカフィヨルド遊覧もあります。壮大なフィヨルドの大自然を体感できるのも魅力です。

他にも、ポートサイドからレイキャビクまで、ヨーロッパ・地中海の地域で13の寄港地滞在します。ロンドン[ティルベリー](イギリス)や世界の南端に広がる自然美・プンタレナス(コスタリカ)、ストックホルム(スウェーデン)、ヘルシンキ(フィンランド)、コペンハーゲン(デンマーク)などにも寄港します。

世界各地の主要都市にも寄港する、ロマン溢れる地球一周クルーズプランです。

地球一周の船旅 2028年4月 Voyage129

このクルーズも観光のベストシーズンである7月にバンクーバーへ寄港します。コペンハーゲン(デンマーク)からレイキャビク(アイスランド)の航行中にはソグネフィヨルド遊覧があるのも大きなポイントです。

その他に、仏北部のロマンあふれる港街・ル・アーブル(フランス)、世界遺産の宝庫・ポートサイド(エジプト)、異国情緒あふれる文明の十字路・イスタンブール(トルコ)、エーゲ海屈指のリゾートアイランド・サントリーニ島(ギリシャ)、自然に抱かれた北欧屈指の「芸術の都」・オスロ(ノルウェー)なども立ち寄ります。

多くの街にも寄港し、世界各地の街並みと大自然が堪能できる世界一周クルーズプランです。