07.31
【カーニバルと世界遺産】リオデジャネイロの治安や人気の観光スポットを紹介
リオデジャネイロは、ブラジルを代表する都市で陽気なカーニバルや美しいビーチ、特徴的な建物が点在し、多くの魅力が詰まった街です。
本記事では、リオデジャネイロの基本情報やおすすめスポット、治安情報、旅行時の服装アドバイス、アクセス方法まで、わかりやすくまとめました。
最後にはリオデジャネイロに寄港するクルーズプランも掲載。旅を安全かつ充実させるためのポイントも解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
ブラジル屈指の観光都市|リオデジャネイロってどんな都市?
リオデジャネイロは、世界3大美港*のひとつとされ、景観が美しく、海と山が織りなす絶景が特徴です。経済的にも南米都市の中でサンパウロ、ブエノスアイレスに次ぐ規模を誇ります。また、1960年にブラジリアへ遷都するまでブラジルの首都でした。
*世界3大美港:他2つは香港、シドニー
「リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)」という名前は、ポルトガル語で「1月の川」という意味です。1502年1月にポルトガル人探検家がこの地を訪れた際、湾を川と勘違いし、この名前になったとされています。
音楽やアートでも世界的に有名な街であり、訪れるたびに新しい発見があること間違いありません。

リオデジャネイロの基本情報
ここではリオデジャネイロの基本情報を見ていきます。
| 面積 | 約1260平方キロメートル(岩手県宮古市と同程度) |
| 人口 | 約621万人 |
| 言語 | ポルトガル語(公用語):観光地は英語も通じる場合がある |
| 通貨 | ブラジル・レアル(BRL) |
| 為替レート | 10ブラジル・レアル:1.8米ドル(2025.7月時点) |
| 物価 | 日本の3/4程度:水500ml(約120円) |
| 時差 | UTC-3、JST-12(日本-12時間) |
| 平均気温 | 暖かい時期(12月〜3月):最高平均30℃、最低平均24℃ 涼しい時期(5月〜10月):最高平均25℃、最低平均19℃ |
| 観光ベストシーズン | 12月から2月(夏:カーニバルも開催され街が賑やか) |
| 国 | ブラジル |
| 国旗 |
リオデジャネイロ観光のおすすめスポット5選
リオデジャネイロは、自然と都市が調和した独自の景観や文化が魅力の街です。その中でも特に人気の高い観光スポットを厳選し、5か所紹介します。
- コルコバードのキリスト像
- ポン・ジ・アスーカル
- コパカバーナビーチ
- リオデジャネイロ植物園
- セラロン階段
コルコバードのキリスト像|リオを一望する世界遺産
リオデジャネイロのシンボルとも言えるコルコバードのキリスト像は、高さ約30メートルの巨大な像が山頂にそびえ立ちます。1931年に完成し、2012年には世界遺産にも登録されています。
展望台からはリオの街並みやグアナバラ湾、ポン・ジ・アスーカル、コパカバーナビーチなどを一望できます。午前中は比較的空いていて、青空の下での眺めが特に美しいと言われています。夜はライトアップされたキリスト像も幻想的で、昼と夜どちらの時間帯も魅力的です。
ポン・ジ・アスーカル|ケーブルカーで登る絶景の岩山
ポン・ジ・アスーカルは、グアナバラ湾に突き出す岩山です。丸みを帯びたその形が砂糖パンに似ていることからこの名で呼ばれています。頂上へはケーブルカーでアクセスでき、途中の駅を経由しながら登ります。
頂上からはリオデジャネイロの街並みやビーチ、海が織りなす景色を360度見渡すことができ、夕暮れ時は特に美しいと評判です。そのためフォトスポットとしても人気があり、多くの人が訪れます。
コパカバーナビーチ|白砂が広がる陽気なビーチリゾート
リオデジャネイロを代表するビーチ、コパカバーナビーチは約4キロメートルにわたって白砂が広がります。日光浴やビーチバレーを楽しめるので地元の人たちでも賑わうスポットです。
ビーチ沿いにはおしゃれなカフェやレストランが並び、ブラジルらしい陽気な雰囲気が漂います。また、早朝や夕方にはジョギングやウォーキングを楽しむ人も多いです。ただし、人が多く集まるため、スリや置き引きに注意が必要です。貴重品の管理はしっかり行いましょう。
リオデジャネイロ植物園|熱帯植物に囲まれた緑の庭園
リオデジャネイロ植物園は歴史ある植物園で、広さ約140ヘクタールの敷地内に6千種以上の植物が生い茂っています。ヤシの木並木や蘭、バナナ、アマゾン原産の植物など、ブラジルならではの自然を間近で観察できます。
園内には博物館や図書館、日本庭園もあり、単なる植物園としてだけでなく文化的な施設としても親しまれています。静かな時間を過ごしたい人や、自然を感じながらリラックスしたい人には特におすすめのスポットです。
セラロン階段|タイルアートの美しい階段
セラロン階段はリオデジャネイロのサンタ・テレサ地区に位置する段数215段、長さ125メートルの階段で、色とりどりのタイルアートが施されています。チリ出身のホルヘ・セラロン氏が1990年から制作を始め、現在では世界中から集められたタイルが使われています。
階段全体にカラフルなデザインが広がっており、写真撮影スポットとしても非常に人気があります。アート好きならもちろん、リオデジャネイロならではの風景を見たい人にもぴったりです。
どんな祭り?世界を魅了するリオのカーニバル
「リオのカーニバル」は世界最大級の祭りとして知られ、毎年2月ごろに開催されます。目玉はサンボドロモで行われるサンバパレードで、煌びやかな衣装と迫力ある音楽、ダンスが繰り広げられます。
各サンバチームが1年間かけて準備したパフォーマンスは圧巻で、熱気を感じることができます。また、市内各地ではストリートパーティー(ブロコ)も催され、誰でも参加可能です。
カーニバル期間中は街全体が一体となって盛り上がり、リオのエネルギーを肌で感じられるでしょう。世界中から訪れる観光客で賑わい、この時期の宿泊施設は早めの予約が必須となりますので注意が必要です。
リオデジャネイロの治安はいい?観光前に注意点をチェック
リオデジャネイロ観光では、治安面への配慮が欠かせません。特にファベーラ(スラム街)と呼ばれる地域は、犯罪率が高いため注意が必要です。また、観光地周辺でもスリやひったくり、強盗が発生することがあります。
夜間は一人歩きを避け、人通りの多いエリアを選んで行動しましょう。移動手段では流しのタクシーよりも配車アプリ(Uberなど)の利用が安全とされています。また、クレジットカードや貴重品の管理にも十分配慮し、リスクを最小限に抑える準備が重要です。
リオデジャネイロの気候と服装のアドバイス
リオデジャネイロは一年を通じて温暖な気候ですが、季節によって服装の工夫が必要です。
| 季節 | 月 | 平均最高気温 | 平均最低気温 | 服装のポイント |
| 春 | 9月〜11月 | 26〜29℃ | 19〜22℃ | Tシャツ+薄手ジャケット、帽子、サングラス |
| 夏 | 12月〜2月 | 30〜33℃ | 23〜26℃ | 半袖、ショートパンツ、サンダル、汗拭きタオル |
| 秋 | 3月〜5月 | 27〜30℃ | 20〜23℃ | 半袖+長袖シャツ、日焼け止め、携帯用傘 |
| 冬 | 6月〜8月 | 24〜26℃ | 18〜20℃ | 薄手の長袖、羽織りもの、折りたたみ傘、防寒小物 |
年間を通して日差しが強いため、サングラスや日焼け止めも必須アイテムです。雨季は夏季にあたるため、急なスコールに備えることも必要です。特に夏場は熱中症対策も重要で、水分補給をこまめに行うように心がけましょう。
日本からリオデジャネイロへの行き方
リオデジャネイロへの行き方は飛行機またはクルーズを利用します。
飛行機では、日本からの直行便はありませんので乗り継ぎになります。各地の都市で乗り継ぎ、リオデジャネイロ国際空港(GIG)へ向かいます。一般的には1度の乗り継ぎですが、航空会社によっては2度乗り継ぎます。
主な経由地は以下です。
ドバイ・DXB: アラブ首長国連邦
ニューヨーク ジョン・F・ケネディ国際・JFK:アメリカ
ローマ フィウミチーノ・ FCO:イタリア
さまざまなルートがあるため航空会社の各公式サイトで確認ください。ルートにより異なりますが、総飛行時間は24〜30時間ほど。空港での乗り継ぎにも時間がかかるので、所要時間は長めに見て29〜35時間を考えておくと良いでしょう。1日半〜2日の移動時間でリオデジャネイロに到着します。
一方、クルーズの場合、寄港地のひとつにリオデジャネイロが含まれています。地球一周の船旅クルーズを利用すれば、リオデジャネイロへ行くことが可能です。
クルーズなら、船内で過ごしていれば、目的地に到着します。生活しながら移動できる、快適な旅もおすすめです。
【2027年】リオデジャネイロに寄港するクルーズプラン紹介
※本記事にはピースボートクルーズで訪問しない場所も含まれています。詳しくは各クルーズのご案内をご覧ください。
最後に、リオデジャネイロに滞在するクルーズプランのご紹介です。
飛行機での旅とは異なり、海からの絶景も楽しめるのがクルーズの大きな魅力です。移動そのものを旅の一部として満喫したい人にとって、クルーズは理想的な選択肢です。
地球一周の船旅 2026年12月 Voyage125
このクルーズでは1月にリオデジャネイロに寄港します。
リオデジャネイロ以外にも、街に響く叙情的なリズム・ブエノスアイレス(アルゼンチン)、雄大な山が出迎える・ケープタウン(南アフリカ)、巨石モアイ像が見守る・イースター島(チリ)、数々の世界遺産を擁するペルーの海の玄関口・カヤオ(ペルー)などにも寄港します。
ほかにウシュアイア(アルゼンチン)からプンタアレナス(チリ)に航行中、南極遊覧を体験できます。
アフリカの広大な大地、南米の美しい山々、南太平洋の輝く海、南極を経由し、南半球をめぐる地球一周クルーズです。
地球一周の船旅 2027年12月 Voyage128
このクルーズでも同じく1月にリオデジャネイロに寄港します。
ほかにも、悠久の時を紡ぐ自然の楽園・トアマシナ(マダガスカル)、珊瑚礁と熱帯雨林が魅力のリゾート・ケアンズ(オーストラリア)、ミステリアスな”絶海の孤島”・イースター島(チリ)、美しき”インド洋の貴婦人”・ポートルイス(モーリシャス)などにも多数、寄港します。
自然と街が融合した美しい場所や自然の壮大さにふれられる、アフリカ・南米・オセアニアを巡る地球一周クルーズプランです。







