2025
08.19
ハワイ諸島最古の島カウアイ島観光ガイド|気候や人気観光スポットを紹介

ハワイ諸島最古の島カウアイ島観光ガイド|気候や人気観光スポットを紹介

クルーズガイド


ハワイの原風景が残るカウアイ島は、手つかずの自然と穏やかな空気が魅力の楽園です。断崖絶壁が続くナ・パリ・コーストや雄大なワイメア渓谷、そして神秘的なシダの洞窟など、訪れる人々を魅了する絶景スポットが満載。

この記事では、カウアイ島の基本情報からおすすめ観光地、気候、アクセスまで紹介します。旅の参考にぜひお役立てください。

カウアイ島は、ハワイ諸島の中で4番目に大きな島であり、およそ500万〜600万年前に形成されたとされる最古の島です。長い年月をかけて自然が生み出した渓谷や断崖、熱帯雨林が残り、まさに“手つかずの楽園”と呼ぶにふさわしい風景が広がっています。

別名「ガーデンアイランド(庭園の島)」と称されるほど、緑豊かな植物に覆われた島です。島内には滝や渓谷、海岸線などバリエーションに富んだ景観が点在しており、アウトドアアクティビティも盛んです。

また、カウアイ島の面白い特徴として、島中に野生のニワトリが自由に歩き回っている光景が挙げられます。「チキンアイランド」とも呼ばれ、人々に親しまれています。のんびりとした時間が流れるこの島では、ハワイの風景と共に、癒しの旅を楽しめます。

カウアイ島の基本情報

ここではカウアイ島の基本情報を見ていきます。

面積約1430平方キロメートル(静岡県静岡市と同程度)
人口約7.3万人
言語英語
通貨アメリカ合衆国ドル(USD):United States Dollar
為替レート1米ドル:150円(2025.8月時点)
物価日本の2倍程度:水500ml(約300円)
時差UTC-10、JST-19(日本-19時間)
平均気温暖かい時期(7月〜10月):最高平均28℃、最低平均24℃
涼しい時期(12月〜4月):最高平均25℃、最低平均20℃
観光ベストシーズン5月〜10月(乾季)
アメリカ(ハワイ)
国旗

カウアイ島観光のおすすめスポット5選

カウアイ島には、大自然が生んだ景色や、文化的・歴史的な場所が数多く存在します。カウアイ島を訪れたら絶対に外せない魅力的な場所を厳選して5つ紹介します。

  • ナ・パリ・コースト
  • ワイメア渓谷
  • シダの洞窟
  • キラウエア灯台
  • ハナレイ

ナ・パリ・コースト|断崖絶壁が連なる海岸線

カウアイ島北西部に位置するナ・パリ・コーストは、そびえ立つ断崖絶壁と深い谷が織りなす壮大な海岸線で、カウアイ島の象徴的な風景のひとつです。

このエリアへは車では行けないので、クルーズやヘリコプターツアーなどで訪問できます。特に人気なのが、海から眺めるクルーズツアーで、夕暮れ時には赤く染まった断崖が海に映え、言葉を失う美しさが広がります。

手つかずの自然があるナ・パリ・コースト、海と山が織りなす壮大な景観の中で、カウアイ島の魅力を肌で感じることができるでしょう。

ワイメア渓谷|「太平洋のグランドキャニオン」と称される渓谷

島の西部に位置するワイメア渓谷は、「太平洋のグランドキャニオン」とも称される壮大な渓谷地帯です。長さ約22km、深さ約1000メートルに及ぶ地形は、何百万年もの間、雨と風によって浸食されてできた自然の芸術作品とも言えます。

渓谷内は赤茶けた岩肌と緑の植物が織りなすコントラストが見事で、天候や時間帯によっても表情を変えるため、何度訪れても新しい感動があります。展望台からの景色は特に人気があり、晴れた日には遠くまで見渡すことが可能です。

シダの洞窟|神秘的なワイルア川クルーズの名所

ワイルア川に沿って進むボートツアーで辿り着ける「シダの洞窟」は、緑のシダが垂れ下がる神秘的な空間として人気です。この洞窟はかつて、ハワイ王族の結婚式の場としても使われており、神聖なスポットとして地元でも大切にされています。

洞窟へ向かうまでのクルーズは片道約30分。川沿いには豊かな熱帯植物が生い茂り、ガイドによるハワイアンソングの演奏や解説も楽しめるため、自然と文化の両方を体感できるアクティビティとして好評です。

キラウエア灯台|野生動物と灯台の絶景スポット

カウアイ島北端のキラウエア岬に立つ「キラウエア灯台」は、青く広がる太平洋と断崖の風景に白亜の灯台が映える絶景スポットです。周辺は「キラウエア・ポイント国立野生動物保護区」になっており、野鳥やアザラシ、冬季にはザトウクジラの姿も観察できます。

周囲には遊歩道が整備されており、海風を感じながらゆったりと景色を楽しむことができます。眺める朝日や夕日は格別で、カウアイ島の静かな魅力を実感できるひとときとなるでしょう。

ハナレイ|映画の舞台にもなったビーチと街並み

カウアイ島北部に位置するハナレイは、穏やかな時間が流れる小さな町と綺麗なビーチが調和した、カウアイ島らしい魅力にあふれたエリアです。緑深い山々に囲まれた湾には白い砂浜があり、美しい風景が広がります。

地元のアートギャラリーやオーガニックカフェなども点在しており、カウアイ島のローカルカルチャーを感じられるエリアです。都市化が進みすぎていないため、静かな時間を過ごしたい人にもぴったりの場所です。

カウアイ島は人気映画のロケ地という楽しみ方もできる!

カウアイ島は、その雄大な自然と神秘的な風景から、多くのハリウッド映画のロケ地として選ばれてきました。

特に有名なのは、『ジュラシック・パーク』シリーズ。ナ・パリ・コーストやマナワイオプナ滝など、恐竜たちが駆け抜ける壮大なシーンの多くが、実はカウアイ島で撮影されています。

他にも『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『キング・コング』、『ディセンダント』など、自然を活かした映画作品が多数。ロケ地巡りを目的に訪れる映画ファンも少なくありません。

また、ディズニー映画『リロ&スティッチ』に登場する架空の島「カウアカア」は、カウアイ島をモデルに描かれたといわれています。

このような撮影場所を実際に歩くことで、スクリーンの中の世界を現実として体感できるのもカウアイ島ならではの魅力です。

カウアイ島の気候と服装のアドバイス

カウアイ島は年間を通して平均気温が24~29度前後と、非常に過ごしやすい気候が特徴です。大きく「乾季(5〜10月)」と「雨季(11〜4月)」に分けられますが、雨季でも一日中雨が降ることはまれで、スコールのような短時間の雨が多いです。

季節平均最高気温平均最低気温服装のポイント
乾季5月〜10月27〜30℃20〜23℃Tシャツ、ショートパンツ、サングラス、帽子、通気性の良い服、薄手の羽織
雨季11月〜4月24〜27℃18〜21℃長袖シャツ、軽めのジャケット、レインコート、折りたたみ傘、滑りにくい靴

また、島の地形が複雑なため、場所によって降水量が大きく異なります。たとえば、ワイアレアレ山周辺は雨の多い地域ですが、南部のポイプなどは晴天が多いです。

日本からカウアイ島への行き方

日本からカウアイ島への直行便は現在運航されておらず、通常はハワイ・オアフ島のホノルル国際空港(HNL):ダニエル・K・イノウエ空港を経由して向かうルートが一般的です。

ホノルルまでは、成田・羽田・関西・中部・福岡など主要都市から直行便があり、約7〜9時間のフライトで到着します。

ホノルル到着後、カウアイ島の玄関口であるリフエ空港(LIH)までは、ハワイアン航空などのアメリカ国内線を利用しておよそ40分のフライトです。乗り継ぎを含めて10〜12時間程度を見込んでおくと良いでしょう。

【2026年】ハワイに寄港するクルーズプラン紹介

最後にハワイに寄港するクルーズプランを紹介します。カウアイ島には寄港しませんが、オアフ島のホノルル(ハワイ)に滞在します。ほかにも、たくさんの魅力的な都市を周るクルーズプランです。

地球一周の船旅 2026年8月 Voyage124

こちらのプランは11月にホノルル(ハワイ)に寄港します。ホノルルには約2日間滞在します。

ハワイ以外にも、最先端の文化が集まる世界有数の大都市・ニューヨーク(アメリカ)、古き良きを感じる街・ダナン(ベトナム)文化と芸術を堪能できる都市・バルセロナ(スペイン)、世界遺産の宝庫・ポートサイド(エジプト)など、地中海・中南米・南太平洋を巡る、世界各地の街並みと古代都市が堪能できる世界一周クルーズプランです。

さらにベルファスト(イギリス)からレイキャビク(アイスランド)への航行中にはオーロラを観れるチャンスもあります。

クルーズ旅行には飛行機では味わえない魅力が詰まっています。海から楽しむ旅をぜひ体験してみてください。