01.22
歴史を感じるポルトガルの首都リスボン|人気観光地・治安・気候まで分かる旅行ガイド
リスボンは、テージョ川の河口に広がるポルトガルの首都で、大航海時代の栄華を今に伝える歴史都市です。石畳の坂道や路面電車が走る街並みはどこか懐かしく、旧市街と新市街が混ざり合う独特の雰囲気を醸し出しています。
この記事では、リスボンの基本情報をはじめ、必見の観光スポット、治安や気候、日本からの行き方までを分かりやすく解説します。ぜひ最後まで読んで、リスボンを訪れる際の参考にしてください。
目次
リスボンとは?歴史を感じるポルトガルの首都
リスボンは、ポルトガル西部のテージョ川河口に広がる港町で、古くから海とともに発展してきた都市です。大航海時代には世界各地へ船が旅立つ拠点となり、その繁栄の面影は街の至る所に残されています。
市内は起伏に富み、7つの丘の上に築かれていることから「七つの丘の街(都)」とも称され、丘の上からは赤い屋根が連なる美しい街並みを望めます。旧市街アルファマに代表される石畳の坂道や、黄色い路面電車が走る風景はリスボンならではの魅力です。
一方で、再開発が進んだ新市街もあり、歴史と現代が自然に溶け合う独特の雰囲気を楽しめます。

リスボンの基本情報
ここではリスボンの基本情報を見ていきます。
| 面積 | 約100平方キロメートル(兵庫県西宮市とほぼ同じ大きさ) |
| 人口 | 約54万人 |
| 言語 | ポルトガル語(公用語) |
| 通貨 | ユーロ(EUR) |
| 為替レート | 1ユーロ:1.16米ドル(約184円)*2026.1月時点 |
| 物価 | 日本より少し高い:水500ml(約150〜200円) |
| 時差 | UTC±0、JST−9(日本-9時間/サマータイムあり) |
| 観光ベストシーズン | 春(4月~5月)と秋(9月~10月) |
| 国 | ポルトガル |
| 国旗 | ![]() |
リスボン観光のおすすめスポット5選
リスボンには歴史と文化が凝縮された魅力的な観光スポットが数多くあります。ここでは、リスボンを代表する定番の人気スポットを5つ紹介します。
- ジェロニモス修道院
- サンタ・ジュスタのリフト
- コメルシオ広場
- ベレンの塔
- アルファマエリア
ジェロニモス修道院|世界遺産登録・ポルトガル建築の傑作
ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)は、リスボン屈指の観光名所であり、1983年に世界遺産に登録されたポルトガル建築の象徴です。16世紀初頭に建設され、マヌエル様式と呼ばれる航海と自然をモチーフにした独特の装飾が特徴です。
内部の回廊は芸術的なアーチと彫刻で埋め尽くされており、まるで美術館のような美しさです。また、ヴァスコ・ダ・ガマや詩人カモンイスの墓所もあり、歴史好きにはたまらないスポットとなっています。
サンタ・ジュスタのリフト|リスボンの街並みを一望
サンタ・ジュスタのリフト(Elevador de Santa Justa)は、1902年に建設された市内中心部にある鉄製のエレベーターで、高さ約45メートルからリスボンの街並みを一望できます。ネオ・ゴシック建築の外観は観光地としてだけでなく、歴史的建造物としても高く評価されています。
エレベーターを登ると、アルファマ地区やサン・ジョルジェ城、テージョ川まで見渡せる絶景が広がります。特に夕方や夜のライトアップは幻想的で、リスボン観光の締めくくりとして人気のスポットです。
コメルシオ広場|貿易の拠点となった旧市街の広場
リスボンの旧市街の中心に位置するコメルシオ広場(Praça do Comércio)は、大航海時代に貿易の拠点として栄えた港の玄関口です。黄色い建物に囲まれた広場の中央には、ジョゼ1世の騎馬像があり、その背後にはテージョ川が広がっています。
広場からはアウグスタ通り(Rua Augusta)へと続くトリアンプ門(凱旋門)も印象的で、展望デッキに上がると街の景色を一望できます。周辺にはカフェやレストランも多く、観光と食事を同時に楽しめる便利なエリアです。
ベレンの塔|テージョ川に建つ象徴的な建物
ベレンの塔(Torre de Belém)は、ジェロニモス修道院と並んでリスボンを象徴する建物です。16世紀にテージョ川の河口を守るために建てられた要塞で、世界遺産にも登録されています。
マヌエル様式の繊細な装飾と、川に浮かぶようなロケーションが人気で、内部はかつての大砲や牢屋の跡などが見学できます。塔の屋上からは、テージョ川とリスボン市街の美しい景観が広がります。
アルファマエリア|リスボンの鮮やかな街並み
アルファマ(Alfama)地区は、リスボンで最も古い街並みが残るエリアで、迷路のような細い路地とカラフルな建物が魅力です。かつては漁師や庶民が暮らすエリアでしたが、今ではその素朴な雰囲気とレトロな魅力で観光客を惹きつけています。
地区内では伝統音楽「ファド」のライブを聴けるレストランもあり、夜の観光にも最適です。また、路面電車28番での移動中に車窓から見るアルファマの街並みは、まるで絵画のような美しさです。
リスボンの治安はいい?観光前に注意点をチェック
リスボンはヨーロッパの主要都市の中でも比較的治安が良いとされ、初めての海外旅行でも訪れやすい都市です。観光エリアは整備されており、昼間の街歩きで大きな不安を感じる場面は多くありません。
ただし、観光客が集まる場所ではスリやひったくりといった犯罪が発生することがあります。バッグの口を閉める、貴重品を体の前で持つなど基本的な対策を心がけましょう。
夜間は、アルファマなど坂道が多く人通りの少ないエリアを避け、移動にはタクシーや配車アプリを利用すると安心です。タクシーを利用する際は、正規のタクシーや配車サービスを選びましょう。
基本的なことを守り、注意すれば、リスボンは安全に観光を楽しめる都市といえます。
リスボンの気候と服装のアドバイス
リスボンは地中海性気候に近く、年間を通して温暖で雨が少ないのが特徴です。観光のベストシーズンは春と秋で、気温が穏やかで坂道の多い街歩きも快適に楽しめます。
| 時期 | 平均気温 | 気候の特徴 | 服装の目安 |
| 春(3〜5月) | 約13〜20℃ | 穏やかで過ごしやすく、街歩きに最適 | 長袖シャツ、薄手ジャケット |
| 夏(6〜8月) | 約20〜28℃ | 乾燥して晴天が多い。日差しが強い | 半袖、ワンピース、通気性の良い服 |
| 秋(9〜11月) | 約15〜23℃ | 暑さが和らぎ観光しやすい | 長袖中心、軽い上着 |
| 冬(12〜2月) | 約8〜15℃ | 温暖で雪はほとんど降らない | コート、ニット、重ね着 |
夏は気温が上がりますが湿度が低いため、日本の夏に比べると過ごしやすく感じられるでしょう。ただし日差しは強いため、帽子やサングラスなどの日差し対策は欠かせません。
冬も比較的温暖で、厳しい寒さになることはほとんどありません。防寒具は必要ですが、厚手のコートまでは不要な日も多く、重ね着で調整するのがおすすめです。教会や修道院を訪れる際は、肩や膝を隠す服装を意識すると安心です。
日本からリスボンへの行き方
日本からリスボンへは、飛行機を利用するのが一般的です。
リスボン空港(LIS)への直行便はありませんので、以下のような都市で乗り継ぎましょう。
ドバイ・DXB: アラブ首長国連邦
ハマッド(ドーハ)国際・DOH:カタール
ワルシャワ ショパン・WAW:ポーランドフライト時間は約19時間〜22時間、乗り継ぎを考慮すると所要時間は約23〜25時間になります。
ほかにはクルーズで行くことが可能です。地球一周の船旅の寄港地に含まれており、このクルーズに乗船すればリスボンへ訪れることができます。
クルーズなら、船内でゆったりと過ごしているうちに目的地へ到着します。移動そのものが旅になるため、生活しながら世界を巡る快適な旅がしたい人におすすめのスタイルです。
【2027〜2028年】リスボンに寄港するクルーズプランを紹介
※本記事にはピースボートクルーズで訪問しない場所も含まれています。詳しくは各クルーズのご案内をご覧ください。
最後に、リスボンに寄港する世界一周クルーズを紹介します。リスボンだけでなく、世界各地の絶景や都市を巡りたい人にぴったりの旅です。
地球一周の船旅 2027年4月 Voyage126
このクルーズは北米・中南米・ヨーロッパ・アジアを巡る世界一周の船旅です。リスボンへは観光のベストシーズンである5月に寄港します。
またバンクーバーからスワード(アラスカ:アメリカ)への航行中にアラスカフィヨルド遊覧もあります。壮大なフィヨルドの大自然を体感できるのも魅力です。
ほかにも、ポートサイドからレイキャビクまで、ヨーロッパ・地中海の地域で13の寄港地に滞在します。ロンドン[ティルベリー](イギリス)やストックホルム(スウェーデン)、世界の南端に広がる自然美・プンタレナス(コスタリカ)、ヘルシンキ(フィンランド)、コペンハーゲン(デンマーク)などにも寄港します。
世界各地の主要都市にも寄港する、ロマン溢れる地球一周クルーズプランです。
地球一周の船旅 2028年4月 Voyage129
このクルーズはベストシーズンの終わり頃の6月上旬にリスボンへ寄港します。
コペンハーゲン(デンマーク)からレイキャビク(アイスランド)の航行中にはソグネフィヨルド遊覧があるのも大きなポイントです。
その他に、世界遺産の宝庫・ポートサイド(エジプト)、仏北部のロマンあふれる港街・ル・アーブル(フランス)、異国情緒あふれる文明の十字路・イスタンブール(トルコ)、自然に抱かれた北欧屈指の「芸術の都」・オスロ(ノルウェー)、エーゲ海屈指のリゾートアイランド・サントリーニ島(ギリシャ)なども立ち寄ります。
多くの都市に寄港し、世界各地の街並みと大自然が堪能できる世界一周クルーズプランです。








