2026
09.24
南極はどうやって行ける?憧れの南極旅行完全ガイド!

南極はどうやって行ける?憧れの南極旅行完全ガイド!

秘境・極地


地球上で最も南に位置する南極。氷に覆われた自然の絶景を追い求めて、南極への行き方を知りたい方も多いはずです。

本記事では、日本から南極への行き方をはじめ、南極の基本情報や必須準備、費用、過ごし方の注意点などを詳しく解説します。あわせて、南極を訪れるおすすめのクルーズプランも紹介しているので、ぜひ最後まで読んで、南極旅行の計画に役立ててください。

現状、日本から南極への直行便はないため、次のいずれかの国を経由する必要があります。

  • アルゼンチン(ウシュアイア)
  • チリ(プンタアレナス)
  • ニュージーランド(インバーカーギル)
経由地移動手段特徴
ウシュアイア(アルゼンチン)クルーズ船南極に最も近い都市。約1,000kmを2日間で航行
プンタアレナス(チリ)専門旅行会社の船・飛行機空路と海路を組み合わせたツアーが利用できる
インバーカーギル(ニュージーランド)船南極まで約4,800kmと距離が長く、時間・費用がかさむ

船を利用する場合は、アルゼンチン最南端の都市・ウシュアイアが最適です。南極に最も近い都市として知られ、約1,000kmを2日間かけて航行すると南極に到着します。飛行機を利用する場合は、チリのプンタアレナスから、専門の旅行会社が運営する船や飛行機を利用して移動することが可能です。

ニュージーランドのインバーカーギルからも船で南極へ向かえますが、距離が約4,800kmと長く、時間も費用もかさむため、あまりおすすめできません。日本からのアクセスを考えると、南米大陸を経由するほうが現実的でしょう。

南極の基本情報をチェック

次に、南極の位置や大きさ、気候・気温、見どころなど、基本情報を紹介します。

項目内容
位置地球上で最も南に位置する大陸。地軸の南側が通る場所
面積約1,400万km²(日本の約37倍)
平均標高約2,200m。大陸の中で最も高い
最高峰ヴィンソン・マシフ(4,892m)
平均気温(昭和基地)夏:約-1.0℃、冬:約-20.0℃
観測史上最低気温-89.2℃(1983年・ボストーク基地)

南極の位置・大きさ

南極は地球上で最も南に位置する大陸を指し、日本からは直線距離で約14,000kmもあります。大陸は雪や氷で覆われており、平均標高は約2,200mと、大陸の中で最も平均標高が高いとされています。

同じく雪で覆われたイメージのある北極は、海上に氷が浮かんでいる地域を指し、大陸ではなく標高もありません。北極と南極の違いについては、関連記事「北極と南極の違いってなに?動植物や気温、歴史を比較」もあわせてご覧ください。

南極の面積は約1,400万km²で、日本の約37倍。世界最大の面積を持つ国・ロシア(約1,700万km²)に匹敵するほどの広さです。

南極の気候・気温

南極は季節や場所によって気候・気温が異なりますが、一年を通して平均気温が氷点下に達します。また、南極特有のカタバ風(標高の高い場所の冷たく重い空気が斜面を下ってくる風)が吹くと体感温度がさらに下がるため、注意が必要です。

南極の見どころ

南極の見どころといえば、大自然が創り出した雪と氷の絶景はもちろん、さまざまな種類のペンギンに出会える点も欠かせません。洋上の氷が減る夏季シーズンにはホエールウォッチングもおすすめです。

また、極地特有の現象として、夏至の時期には太陽が一日中沈まない「白夜」が体験できます。反対に冬至の時期は「極夜」となり、南極では夜にオーロラが見られることもありますが、観光で訪れる時期は白夜のシーズンが多いため、オーロラ鑑賞の機会は限られます。

南極旅行のベストシーズンは11月~3月

南極は年間を通してかなり寒い地域のため、旅行のベストシーズンは気温が上昇する11月〜3月ごろとされています。特に11月は春を迎え、動植物が活動的になる時期で、ペンギンの巣作りの様子が見られることもあります。2月以降になると、冬に向けて活動する動物たちが観察できるほか、日照時間が短くなり、天気が良ければ真っ白な景色が赤く染まる夕景も楽しめます。

南極観光に向けた必須準備

ここでは、南極観光に向けた必須準備を「手続き編」と「服装・装備編」に分けて紹介します。

手続き編:事前の届出が必須

南極に上陸する際は、観光客を含むすべての人が、南極地域の環境の保護に関する法律に基づく手続きを行う必要があります。ツアーを利用して観光目的で訪れる場合は、基本的に旅行会社が届出に必要な書類を用意するため、案内に沿って期日までに手続きを進めれば問題ありません。なお、南極観光をめぐるルールは国際的な議論を踏まえて見直しが進められているため、出発前に最新の情報を確認しておくと安心です。

服装・装備編:防寒対策が必須

南極では季節を問わず、防寒対策が必須です。なるべく風を通さない素材のアウターを選び、保温性に優れたダウンジャケットがあると安心です。肌が直接外気に触れないよう、防寒用の帽子や手袋、吸湿発熱素材の靴下なども用意しましょう。雪や氷による反射光から目を守るため、サングラスやゴーグルも必須です。

防寒ウェアを着用する際は、厚手の衣類を一枚着るより、薄手の衣類を何枚も重ね着するほうが体温を逃がしにくく、暖かさを保ちやすいとされています。

南極旅行にかかる費用

南極旅行にかかる費用の目安を以下の表にまとめました。

項目目安(ウシュアイアから添乗員同行クルーズに参加する場合)
交通費日本〜ウシュアイア間の往復航空券:30万円〜
宿泊費ツアー参加期間以外の宿泊費(2泊):3万円〜
食費ツアー参加期間以外の食費(2日間):2万円〜
ツアー参加費南極探検クルーズ11日間:230万円〜(船室タイプにより変動)

旅行シーズンや予約時期によって大きく変動しますが、これらを合計すると265万円程度〜が目安とされています。人によっては防寒着などの準備費用もかかるため、南極旅行の費用は決して安くはありませんが、一生の思い出に残る特別な体験になるはずです。他の国とあわせて南極遊覧を楽しみたい場合は、記事の最後で紹介している世界一周クルーズプランもご検討ください。

南極での過ごし方と注意点

南極はとても乾燥しておりウイルスが生存しづらい環境のため、風邪をひきにくいといわれています。それでも、寒さや環境の変化から体調を崩す可能性はあるため、油断せず体調管理を心がけましょう。

また、南極ではペンギンやアザラシ、オットセイなどの野生動物との出会いが楽しめますが、過度に接近してはいけません。自然環境の保護や生態系維持の観点から規制が設けられているため、ルールを守って観光しましょう。


南極への行き方はクルーズツアーがおすすめ!

日本から効率よく南極へ行くには、クルーズツアーへの参加がおすすめです。ピースボートクルーズの『パシフィック・ワールド号』による世界一周クルーズは、船旅ならではの出会いに加え、船内施設やアクティビティも充実しており、航行中も思い思いの時間を過ごせます。

ここでは、クルーズツアーのおすすめポイントを3つ紹介します。

南極以外にもさまざまな国を旅できる

世界一周クルーズでは、南極以外にもさまざまな国・地域を訪れます。南極の玄関口として知られるウシュアイア(アルゼンチン)やプンタアレナス(チリ)をはじめ、アジアの国々、アフリカ大陸、美しいビーチが広がるタヒチやサモアなど、世界の魅力を一度に満喫できるのがクルーズツアーの醍醐味です。

食事や宿に困らない

世界一周クルーズに参加すると、輸送運賃のほか、食事代や船室使用料、船内イベントなどの代金が含まれています(一部有料)。日本から一度乗船してしまえば、南極に到着するまでの期間や航行中も、船内で食事・宿泊ができるため、安心して南極の絶景が楽しめます。

移動がラク

クルーズ船では大きな荷物を船室に置いたまま、必要最低限の荷物だけで観光できるため、移動がラクな点もメリットです。日本から各国を移動して南極観光をする場合に不安になりがちなロストバゲージや荷物の盗難のリスクも、クルーズなら自室で管理できるため最小限に抑えられます。

大自然と野生動物に出会えるおすすめの南極クルーズプラン

※本記事にはピースボートクルーズで訪問しない場所も含まれる場合があります。詳しくは各クルーズのご案内をご覧ください。

最後に、南極を観光できるおすすめのクルーズプランを紹介します。

地球一周の船旅 Voyage134|南極航路 アフリカ&南米コース

出航:2029年12月13日(横浜発着・109日間) コース:南極航路 アフリカ&南米コース

予想を超えた感動と、日常を超えた特別な体験が待つ南半球への船旅です。ポートルイス(モーリシャス)やポートエリザベス・ケープタウン(南アフリカ)、ウォルビスベイ(ナミビア)、リオデジャネイロ(ブラジル)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)など、個性豊かな寄港地を訪れます。

旅のハイライトは、ウシュアイア(アルゼンチン)を経由して向かう青と白の世界が果てしなく広がる南極遊覧。氷山や氷河が織りなす圧巻の風景を、船上からゆっくりとお楽しみいただけます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 南極へはどうやって行きますか?

A. 日本から南極への直行便はないため、アルゼンチンのウシュアイア、チリのプンタアレナス、ニュージーランドのインバーカーギルのいずれかを経由する必要があります。船を利用する場合はウシュアイアが最も一般的なルートとされています。

Q2. 南極旅行のベストシーズンはいつですか?

A. 南半球の夏にあたる11月〜3月ごろが観光シーズンとされています。この時期は気温が上昇して航行がしやすくなり、ペンギンの巣作りなど野生動物の活動も活発になります。

Q3. 南極旅行にはどんな準備が必要ですか?

A. 南極に上陸する際は、観光客を含むすべての人が事前の届出など環境省の定める手続きを行う必要があります。ツアーを利用する場合は基本的に旅行会社が手続きを案内してくれます。服装面では、風を通しにくいダウンジャケットや防寒用の帽子・手袋、サングラスやゴーグルなど、しっかりとした防寒対策が欠かせません。

Q4. ピースボートクルーズで南極を訪れることはできますか?

A. 南極遊覧を含む世界一周クルーズの航路があり、他の複数の国・地域をめぐりながら南極の絶景を船上から楽しめるプランが用意されています。具体的な寄港地や実施可否については、最新の公式情報をご確認ください。