南米エリア(ペルー、アルゼンチン、ブラジルなど)
南米エリアの魅力
赤道直下から冷涼なパタゴニアの台地まで、さまざまな気候がみられる南米。空中都市マチュピチュやイグアスの滝、南米最南端のフエゴ島など、無数の感動が待ち受けています。
情熱の文化にふれる
コルコバードの丘に立つキリスト像が迎える世界三大美港のひとつ、リオデジャネイロ。「リオのカーニバル」やコルコバードの丘に建つキリスト像で有名なこの街の魅力は、陽気でエネルギッシュな人びとに支えられています。また、欧州からの移民によって築かれた歴史と街並みの美しさから、「南米のパリ」と称されるブエノスアイレスも南米を代表する文化都市です。カラフルな家々が建ち並ぶボカ地区は、アルゼンチンタンゴ発祥の地。叙情的なリズムと華麗なステップさばきが美しい情熱的なダンスをお見逃しなく。
山深きインカの秘境へ
アンデス山中の奥深くにあるため、空からしか遺跡の存在を確認できないことから「空中都市」と呼ばれる、ペルーが世界に誇るインカ帝国の遺跡・マチュピチュ。世界遺産の人気ランキングでも常にベスト3にランクインしており、一生に一度は訪れてみたい世界遺産としても真っ先に名が上がります。遺跡では、暮らしに取り込まれた自然の摂理や、それを可能にしたインカ帝国の卓越した技術を随所に見ることができます。曲がりくねった山道を登った先に広がる幻想的な風景は、一生忘れられない思い出となるでしょう。
壮大な自然に息をのむ
かつてマゼランがこの地を訪れた際に、先住民族の焚く火の灯りを見たことに由来する「フエゴ島(火の島)」。その南端に位置するウシュアイアは、南米最南端であるだけでなく、世界最南端の街として知られています。この土地の魅力は、氷河のつくり出した雄大なパタゴニアの風景です。針のよう鋭くそびえる山々、静けさの中に轟音を響かせ崩れ落ちる氷河、氷河から溶け出した水が流れ込む河川。およそ110万平方キロメートルにも及ぶ広大なパタゴニア地域には、私たちがまだ見ぬ地球の美しき姿が広がっています。
南米をめぐる海の物語
日本から最も遠く離れた大陸、南米。飛行機の直行便は存在せず、時差もおよそ半日と気軽に旅行先として選べるエリアではありませんが、だからこそピースボートクルーズでは人気の高い行き先です。また、地理的には離れていながらも南米諸国と日本の交友の歴史は深く、100年以上にわたり数々の関係を育んできました。第1回芥川賞受賞作家や初の日本発着世界一周クルーズも、南米とのつながりなしに語ることはできません。日本との結びつきを知ることで、船で南米各地をめぐる旅はより一層豊かなものになるでしょう。
[特集記事]南米と日本・欧州をつなぐ海の物語−航海作家が選ぶ歴史航海−
南米エリアの寄港地
クルーズによって寄港・通航しない場所が含まれます。詳しくは各クルーズのご案内をご覧ください。
コーヒーの輸出港として発展した、ブラジル最大の貿易港。南半球最大の人口を誇る都市サンパウロへの玄関口でもあり、何キロにもわたって続く広大なビーチが魅力の街です。
ビーチ広がる移民の街
サンパウロへの海の玄関口、サントス。広大なビーチが広がっており、サンパウロ市民の週末のリゾート地として親しまれています。何キロにもわたる広大なビーチは多くの市民や観光客でにぎわい、ブラジルの海を存分に楽しむことができます。ケーブルカーで上ることのできるモンチ・セハーの丘からは、サントスの街と海を一望することができます。またサントスは世界中から来伯した移民たちの上陸港で、日本からの移民が初めてブラジルの土を踏んだ、日本とかかわりの深い街でもあります。今も市内には日系の商店やレストランが多く、海岸では日本移民の像や上陸記念のモニュメントを見ることができます。
食の文化と歴史を知る
サンパウロはブラジル全土からグルメが集まる美食の街。サントスの街でも、ローカルグルメが楽しめる屋台からおしゃれなレストランまで、さまざまな食を味わうことができます。またサントスは、ブラジルコーヒーの輸出港としても世界的に有名です。市内には貿易の中心地だった旧コーヒー取引所が残っています。コロニアル様式の建物はまるでヨーロッパの様な雰囲気で、サントスの見どころのひとつとなっています。内部は博物館になっており、ブラジルにおけるコーヒーの歴史を学ぶことができます。