クルーズレポート
穏やかな海
広島を出港後、日本近海から東シナ海へと出たパシフィック・ワールド号。船内を散策しながらデッキへと出てみると、澄み切った青空と穏やかな海がどこまでも広がっています。波も静かで、時折海鳥が海面のすぐ上を飛ぶ姿も見られました。明日は2つ目の寄港地となる、台湾の基隆へ。美しい景色に癒されながら、旅の日々は続きます。
NGOピースボートの歩み
クルーズをコーディネートするNGOピースボートは、国際交流や災害支援、そして戦争の記憶を未来へつなぐための被爆証言の継承など、さまざまな平和活動に取り組んできました。この日は、そんなピースボートの歩みを辿りながら、これまで実施されてきた数々のプロジェクトを紹介する企画が行われました。100回を超える航海を通じて生まれた世界的なネットワークを活かして、より世界規模へと広がるピースボートの活動をあらためて知っていただく機会となりました。
カルチャースクール 水彩画教室
クルーズ中の楽しみのひとつとして、多くの方が参加されるのが「洋上カルチャースクール」。社交ダンスやノルディックウォーキングなど運動系のプログラムも人気ですが、旅の思い出を残したいという方々に好評なのが水彩画教室です。専任講師がデッサンから彩色までていねいに教えてくれるので、経験の有無を問わずどなたでも参加できるのも魅力です。皆さん、この旅で出会った美しい風景やご自身の描きたい題材をテーマに、楽しみながらも真剣な眼差しで筆を動かしていらっしゃいました。
ウェルカムセレモニー
皆さんのご乗船と日本一周クルーズの船出を祝し、船長主催のウェルカムセレモニーが開催されました。会場となった船内中央のアトリウムには、思い思いの装いに身を包んだ参加者の方が集まり、船長の「乾杯!」の掛け声に合わせてグラスを掲げました。皆さんそれぞれにダンスや写真撮影を楽しむなど、旅のはじまりを祝う華やかなひとときを過ごし、これから続く日々への期待もますますふくらみます。
オープンGET -英会話-
旅をしながら洋上で語学を学ぶプログラム『GET(Global English Training)』では、有料クラスのほかに、どなたでも無料で参加できるオープンクラスも設けられています。初級・中級・上級と、ご自身のレベルに合わせて無理なく楽しく学べるのも魅力です。
この日開催されたレッスンにも大勢の方が参加され、講師のレクチャーを参考にお隣りの方と会話を交わされるなど、学んだフレーズをその場で実践する光景が見られました。
はじめてのやさしいチアダンス
終日航海日のこの日、船内各所ではさまざまな企画やイベントが開催されました。世代を超えて「新しいことにチャレンジしたい!」という方々が集まったのが、水先案内人として乗船されているチアインストラクター・磯崎由佳さんの企画。地球一周クルーズでも大好評の「はじめてのやさしいチアダンス」は、椅子に座ったままでも実践できる内容とあって、運動や体力に自信のない方でも無理なくポーズや振り付けを楽しめます。
参加された皆さんは磯崎さんのポーズを参考にしながら、朝から気持ちよく体を動かしていらっしゃいました。
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[水先案内人紹介]磯崎 由佳さん
広島に入港しました
パシフィック・ワールド号は、今クルーズ最初の寄港地である広島に入港しました。晴れ渡る青空が迎えるなか訪れたのは、80年前の原爆投下の実相を物語る世界遺産の原爆ドーム、そして平和記念公園です。現代的な街並みの中にあって、そこだけ時を止めたかのように佇む原爆ドームの光景は、この広島の地に刻まれた惨禍を世界中から訪れる人びとに伝えています。
広島ではほかにも、世界遺産の厳島神社をはじめ、広島城や縮景園など歴史を感じる名所を訪れた方や、お好み焼きやもみじ饅頭などのご当地グルメを堪能された方も多く見受けられ、広島という街がもつさまざまな側面にふれた一日となりました。
世界遺産ってなに?
今クルーズの見どころのひとつでもある、寄港地での世界遺産訪問。でも、そもそも「世界遺産」とはどういうものなのか――。そんな世界遺産にまつわる数々の疑問を紐解いたのが、世界遺産アカデミー認定講師で水先案内人の片岡英夫さんです。知っているようで意外と知られていない、世界遺産の基礎知識をわかりやすく解説され、会場に集まった皆さんは熱心にメモを取るなど、世界遺産についての知識を深めていました。
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[水先案内人紹介]片岡 英夫さん
私があなたと同じ年だった頃
今クルーズ初の寄港地となる広島への訪問を控えたこの日、京都原水爆被災者懇談会世話人を務め、水先案内人として乗船中の花垣ルミさんが、船内の中高生に向けて講話を行いました。
今から80年前、疎開先の広島で被爆し、現在は「語り部」として国内外で被爆の実相を語る活動を続ける花垣さん。中高生たちは、当時の広島の学生たちの暮らしについて花垣さんからお話を伺うとともに、船内で開催されている「ノーベル平和賞洋上特別展」を一緒に見学するなど、80年前の広島に思いを馳せていました。
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[水先案内人紹介]花垣 ルミさん
出航記念特別ショー
ピースボートクルーズでは、旅をより有意義なものへと導いてくれる各界の著名人やエンターテイナーなどの方々を『水先案内人』とお呼びし、日々さまざまな企画や講座を実施しています。
出航翌日のこの日、船内のシアターで行われたのは、デュオユニット「XuanNeu(シェンニュー)」による出航記念特別ショー。二胡奏者のMAYAさんが奏でる切なくも温かな音色と、ピアニストの芝田佳央さんの透明感あふれる旋律が織りなす美しいハーモニーが、超満員の会場を包みました。客席を埋めた皆さんは、クルーズの幕開けを彩る素晴らしい演奏に魅了されている様子で、これからの旅にますます期待が高まるひとときとなりました。
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[水先案内人紹介]シェンニュー XuanNeu