水先案内人
ピースボートの旅をより有意義なものへと導くナビゲーターが「水先案内人」の皆さん。訪れる土地の専門家やジャーナリスト、各界の著名人、エンターテイナーなど、その顔ぶれは実に多彩です。まなぶ・たのしむ・つくる━“先生”とはひと味違う水先案内人が、地球一周をより豊かにナビゲートします。
ビデオメッセージ
これまでにご乗船いただいた方々(順不同、敬称略)
豊田 直巳 TOYODA Naomi
(フォトジャーナリスト、ドキュメンタリー映像監督・制作、日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)会員)
1983年よりパレスチナ・中東の取材を始める。その後カンボジア、アチェなど東南アジア、旧ユーゴ、コソボなどの紛争地を取材し、写真と映像で週刊誌、新聞、テレビなどで発表。2011年の東日本大震災以降は、主に原発事故の被害の取材を続けている。著書・写真集に『Fukushima:L'AnnoZero』(JacoBook)、『福島を生きる人びと』(岩波ブックレット)、『フクシマ元年』(毎日新聞社)、『戦争を止めたいフォトジャーナリストの見る世界』(岩波ジュニア新書)、『世界の戦場から~イラク爆撃と占領の日々』(岩波書店)、『パレスチナの子供たち』(第三書館)など多数。映像作品に『奪われた村~避難5年目の飯舘村民』(2016年)『遺言~原発さえなければ』(共同監督・2013年)がある。
公式ホームページ https://www.ne.jp/asahi/n/toyoda/
早苗 ネネ SANAE Nene
(ボーカリスト)
1968年デュエットグループ“じゅん&ネネ”としてデビューし、一躍アイドルになる。グループ解散後にイギリスへ留学、ロックバンドのボーカリストとして活動。その後、マウイ島にあるハワイ大学の「マウイ・コミュニティーカレッジ」に留学。和歌をアカペラで歌い、教授に絶賛されたのをきっかけに百人一首などの古典和歌にメロディをつけ始め、2002年アルバム「和歌うた 花のいろは」を自主制作で発表。帰国後、日本の寺社仏閣などで、本格的な草の根のコンサート活動を開始。アルバムに「和歌うた 小倉百人一首」など。2000年『熟女少女』(学習研究社)にて、森鴎外記念事業受賞。現在、『花のいろは』(山陽新聞)、『和歌うた』(ウェブマガジン横浜 NOW)、『スターピープル』(ナチュラル出版)など、随想多数。
公式ホームページ https://amanakuni.net/sanaenene/index.html
楊 逸 ヤン・イー YANG Yi
(小説家)
中国ハルビン生れ。1987年来日。1995年、お茶の水女子大学文教育学部、地理学専攻を卒業。2007年『ワンちゃん』(文春文庫)で文學界新人賞受賞し、作家としてデビューする。2008年『時が滲む朝』(文春文庫)で日本語を母語としない作家として初めて芥川賞を受賞。現在、日本大学藝術学部教授を勤める。著書に『金魚生活』『孔子さまへの進言―中国歴史人物月旦―』『おいしい中国―「酸甜苦辣」の大陸―』(共に文藝春秋)、『すき・やき』( 新潮文庫 )、『陽だまり幻想曲』(講談社)、『流転の魔女』(文春文庫)、『あなたへの歌』(中公文庫)、『蚕食鯨呑』(岩波書店)、『エーゲ海に強がりな月が』(潮出版社)、『獅子頭(シーズトォ)』(朝日新聞出版)など多数。
高瀬 毅 TAKASE Tsuyoshi
(ジャーナリスト・ノンフィクション作家)
長崎市生まれ。被爆二世。元ニッポン放送記者。ラジオドキュメンタリー『通り魔の恐怖』で日本民間放送連盟賞最優秀賞。ラジオ・TVのナビゲーター、コメンテーター、雑誌『AERA』の「現代の肖像」で40人の著名人を書いてきた。YouTube「デモクラシータイムス」で政治問題を中心に発信。著書に平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞した『ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」』(平凡社・文春文庫)。その他、政治学者・白井聡さんとの対談本『ニッポンの正体』シリーズ(河出書房新社)など多数。2025年『「ナガサキ」を生きる──原爆と向き合う人生』(亜紀書房)を上梓。
木村 元彦 KIMURA Yukihiko
(ノンフィクションライター、ビデオジャーナリスト)
1990年代からアジアや東欧を中心にスポーツ人物論や先住民族問題について幅広く執筆。映像分野ではアテネ五輪のイラク代表チームに密着したレポートやNHKスペシャル「民族共存へのキックオフ」「コソボ忘れられた国の挑戦」などの取材を担当。サッカーと旧ユーゴスラビア情勢を織り交ぜた『誇り―ドラガン・ストイコビッチの軌跡』『悪者見参―ユーゴスラビアサッカー戦記』『オシムの言葉』(第16回ミズノスポーツライター賞を受賞)( 集英社文庫 ) は「旧ユーゴサッカー三部作」と称される。他にも『橋を架ける者たち 在日サッカー選手の群像』(集英社新書)など著書多数。近年はヘイトスピーチからジェノサイドに至る過程を検証している。
佐藤 慧 SATO Kei
(フォトジャーナリスト)
1982年岩手県生まれ。東京都在住。studio AFTERMODE 所属。世界を変えるのはシステムではなく人間の精神的な成長であると信じ、紛争、貧困、差別の問題、人間の思想とその可能性を追う。言葉と写真を駆使し、国家・人種・宗教を超えて、人と人との心の繋がりを探求する。アフリカや中東、東ティモールなどを取材。東日本大震災以降、継続的に被災地の取材も行っている。2011年世界ピースアートコンクール入賞。著書に『Fragments 魂のかけら 東日本大震災の記憶』(かもがわ出版)、『ファインダー越しの3.11』( 原書房、共著 ) など。
ヤスナ・バスティッチ Jasna BASTIC
(ジャーナリスト、ピースボートスタッフ)
ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ生まれ。1994年に戦争難民として逃れ、以来スイスのチューリッヒ在住。ジャーナリストとして活動し、スイスのテレビ局で紛争関連の報道のリポーターを務める。ピースボートでは、紛争などの危機的な状況が続く地域の学生や NGO、活動家に向けた「インターナショナル・スチューデント・プログラム」の責任者を務めながら、その他の各種プロジェクトにも携わる。船内では、主にメディア・リテラシーやプロパガンダ、フェイクニュース、歴史認識におけるSNSの利用についてなどの講演を行う。兵士が抱える戦場のトラウマに関する著書を書き終えたばかり。好きなものはブルース音楽や映画、日本画。
坂東眞理子 BANDO Mariko
(昭和女子大学理事長・総長)
富山県生まれ。東京大学を卒業後、総理府(内閣府)に入省。埼玉県副知事、ブリスベン総領事、内閣府男女共同参画局長などを歴任。キャリアの多くにおいて女性政策に携わり、その立案をリードした。2007年から、学校法人昭和女子大学学長を務め、2016年から理事長・総長。大ベストセラーとなった『女性の品格』(PHP新書 ) をはじめ、『日本人の美質』(ベストセラーズ)、『60歳からしておきたいこと』(世界文化社)、『女性リーダー4.0』(毎日新聞出版社)など著書多数。
公式ブログ「坂東眞理子のオンとオフ」http://content.swu.ac.jp/bandomariko/
安藤美冬 ANDO Mifuyu
(作家)
慶應義塾大学在学中、オランダ・アムステルダム大学にて交換留学を経験。株式会社集英社での勤務を経て独立後は、パソコンとスマートフォンひとつで世界中を旅しながら執筆活動を行っている。近著に『新しい世界へ』(光文社)のほか、『つながらない練習』(PHP 研究所)、『ノウイング』(サンマーク出版・アンドウミフユ名義にて出版)はそれぞれ台湾、韓国で翻訳出版されるなど、近年は海外にも活動の幅が広がっている。2024年、小説デビュー作を発表予定。
安藤美冬オフィシャルサイトhttps://andomifuyu.com/
Twitter・Instagram @mifuyu_ando