水先案内人
ピースボートの旅をより有意義なものへと導くナビゲーターが「水先案内人」の皆さん。訪れる土地の専門家やジャーナリスト、各界の著名人、エンターテイナーなど、その顔ぶれは実に多彩です。まなぶ・たのしむ・つくる━“先生”とはひと味違う水先案内人が、地球一周をより豊かにナビゲートします。
ビデオメッセージ
これまでにご乗船いただいた方々(順不同、敬称略)
マリオ・トゥキ Mario TUKI
(NGOトキ創設者、ラパヌイ音楽家、ダンサー)
イースター島の文化や歴史の継承と促進するNGOダンスグループ「トキ」の創始者。チリ本土に住んでいるラパヌイ出身の若者を中心に活動している「Ma`ara Nui Cultural Ballet Troupe( マアラ・ヌイ・文化バレエ団)」のディレクターでもある。20代にして、ダンスワークショップやラパヌイに関する専門的な研究者レベルの会議を開催するなどの活動を展開。またミュージシャンとして、Amahiro Tuki(アマヒロトキ)という名でも広く知られている。船内では、ラパヌイの歴史や文化を紹介するとともに、ダンスワークショップなどを通して、ポリネシア文化を紹介していただく。
エラ・ガンジー Ela GANDHI
(平和活動家、南アフリカ共和国元国会議員)
南アフリカ生まれ。南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)時代に政府の弾圧を受け、8 年間にわたり自宅軟禁され政治活動を禁止される。しかし、諦めることなく父と祖父マハトマ・ガンジーの非暴力活動の意志を引き継ぎ、差別的な政治制度の廃止を呼びかける運動を続けた。これまで、その功績を称えられ数多くの賞を受賞。また最近では、核軍縮の活動を精力的に行う。
池田 香代子 IKEDA Kayoko
(作家、翻訳家)
ベストセラーとなった『世界がもし100人の村だったら』の再話を手がける。その印税で「100人村基金」を設立し、"基金を必要としている世界中の人たち"に支援活動を行う。また、パキスタンのアフガン人難民キャンプの中の女子小学校を資金援助する「アルイルム女学院を見守る会」や、日本国内での難民申請者の支援にも関わっている。2002年に改訳したヴィクトール・E・フランクル著『夜と霧・新版』は、NHKのEテレ「100分de名著」にも選ばれている。船内では、そのわかりやすい語り口で環境、平和、人権についてお話いただく。主な訳書に、『ソフィーの世界』(日本放送出版協会)、『夜と霧・新版』(みすず書房)、『完訳グリム童話集』(講談社)、『飛ぶ教室』、『ふたりのロッテ』、『エーミールと探偵たち』(全て岩波書店)など多数。
イジャイ ILLAY
(パフォーマー)
イジャイとは、インカ民族の言語ケチュア語で「輝き」の意味。2003年より、ジョン・ジェンケ(ペルー、リマ出身)をリーダーとし結成。手作りの民族楽器ケーナ、サンポーニャ、ボンボ、チャランゴなどを使用した「南米音楽」の演奏を行う。東京ディズニーシーでのパフォーマンスの経験を持ち、アンデス音楽、フォルクローレ、レゲエ、サルサなどバラエティー豊かなリズムを、ダンスを交え演奏する。アンデス音楽の普及や様々な文化の交流を目的として、全国各地のイベントで活動中。1人が同時に複数の楽器を演奏し、何人もが演奏しているかの様な迫力あるステージは必見。
ファリシュ・A・ノール Farish A. NOOR
(政治学者、シンガポール南洋理工大学S.ラジャラトナム国際学部准教授)
シンガポール南洋理工大学歴史学科博士課程の学科長も務める。その他にもベルリンにある現代オリエントセンターで研究者として従事し、東南アジアに関する本を多数執筆。ベルリン自由大学、オランダにある現代イスラム世界に関する研究機関、パリ政治学院(別名サイエンスポー)でも教鞭を取る。ほかにも、世界無形文化遺産にも登録されたロウケツ染め布地(バティック)の歴史や東南アジア諸国の植民地時代の歴史、現在に至る日本、中国との関係についての講座もおこなう。
更科 枝里 SARASHINA Eri
(株式会社Global Wellbeing 代表取締役、博士(スポーツウェルネス))
国際的にリードする研究者を育成する、国立研究開発法人科学技術振興機構の「新たな国際頭脳循環モード促進プログラム」に採択され、日豪を繋ぐ研究を実施。最新成果を取り入れた歩行・認知機能改善エクササイズ「ピタゴ」を開発。事業では、オーストラリア国家資格(ピラティス学位)を日本で取得できる仕組みを創生、ピラティス指導者養成学校(PCA)を運営。バレエダンサーや芸能人への指導、国内外900人以上の指導者育成をしてきた。Academic Englishを提供する語学学校(Orange College)・東京バレエ団ダンサーとの共同開発プロジェクト(ISEAL-VU)をプロデュース。 行政や企業で、健康と運動に関する講演に従事している。
株式会社Global Wellbeing 公式ホームページ http://www.globalwellbeing.co.jp/
長野 放 NAGANO Hanatsu
(株式会社Global Bridge 取締役社長、バイオメカニクス博士、ビクトリア大学IHES研究員)
北九州市生まれ。オーストラリア・メルボルンのビクトリア大学でスポーツ医学・健康科学を専攻。祖父が歩いている時に転んで怪我をしたことから歩行バイオメカニクスの研究をスタート。優等学位(Honour)における歩行分析の論文が「最優秀大学賞」を獲得。博士課程で歩行機能向上インソール(ISEAL)を開発し、国際特許を取得。ロンドンで行われたGlobal Awardsにおいて、ISEAL インソールは3年連続で「世界で最もイノベーティブな新しいケアプロダクト」に選出。ミッションは「幸せなシニアライフをウォーキングから支えること」。現在は寝たきりや神経伝達性病気改善の再生医療とロボティクス研究に着手。オーストラリア、日本を含む世界中でテクノロジーを用いた健康促進を推進。
株式会社Global Bridge 公式ホームページ http://globalbridge2007.co.jp/
片岡 英夫 KATAOKA Hideo
(一般社団法人「世界遺産協会」常任理事)
「旅行地理検定試験」の1級試験で日本一位を獲得し、海外旅行地理博士の称号を得る。以後、5期連続日本一になり、日本で初めて海外旅行地理名誉博士の認定を受ける。また世界旅行地理検定上級試験で最高得点賞を4年連続受賞。世界遺産検定の最高位「世界遺産検定マイスター」に、第一期生で合格。3つの検定の最高峰を手にしている唯一の人物。これまで400近くの世界遺産を見聞し、全国各地の大学や公民館で生涯教育講座を行い、カリスマ講師として人気を博す。「ツーリズムEXPOジャパン」や「ロングステイフェア」など大型イベント等での講演も高評価を受ける。千葉県生涯大学校非常勤講師、世界遺産アカデミー認定講師。千葉県の「道の駅オライはすぬま」観光大使。書籍『世界でいちばん素敵な世界遺産の教室』『世界でいちばん素敵な地理の教室・日本編』監修。
公式ホームページ https://kataokahideo.com/?page_id=54
上村 英姫 KAMIMURA Eiki
(ワールド・エデュケーション・センター(W.E.C)代表)
1972年、ソウル大学卒業後、文部省奨学生として日本に留学。その後、1975年に留学生をサポートする「SAKURA HOUSE」を設立。1977年、簡単な旅行会話からプロの通訳をめざす人まで、希望に沿ったカリキュラムで楽しく学べる語学教室、ワールド・イングリッシュ・エデュケーションセンター(W.E.C)を設立。さらに、千葉県警察本部での通訳センター立ち上げに協力し、国際犯罪に関する翻訳・通訳を専門、担当する株式会社 JACCK International を設立。また、料理好きが高じて料理教室や料理本も発行。「食」を通じて人と繋がることも楽しみにしている。
ノ・ヨンシム ROH Youngsim
(ピアニスト、作曲家、音楽監督)
クラシックをバラードのように、バラードはクラシックのように、自然を演奏する演奏家。楽譜で詩を書き、ピアノでその詩を聴かせてくれる、真率で暖かいピアノ詩人。大学時代、歌のサークルの友達から依頼され作曲した初めての曲、「ウィッシュリスト」が韓国でミリオンセラーを記録し、名が知られる。小劇場での独特な音楽公演「ノ・ヨンシムの小さい音楽会」が KBS(Korean Broadcasting System、韓国国営放送)TVでも作り上げられ、このプログラムの形式は、今も様々な名前で継がれている。多様な新しい公演芸術で作曲と演奏活動をする中、暖かい心とその視線で社会の文化疎外地域を訪れ、音楽を届け続けている。