ストックホルム
豊かな森と湖、無数の島々に恵まれた北欧最大の国スウェーデン。首都ストックホルムは14の島から成り、運河と水路に囲まれた街並みは「北欧のベニス」とも称されます。
旧市街ガムラスタン
スウェーデンは第二次世界大戦の戦禍を免れたこともあり、ストックホルムには現在でも歴史ある街並みがそのまま保存されています。最大の見どころは、中世の姿を残す旧市街「ガムラスタン」。街の発祥は13世紀にまで遡り、中世から変わらぬ石畳の路地には歴史ある建物が建ち並びます。スウェーデン・バロック様式の王宮やストックホルム大聖堂、ノーベル博物館などもこのエリアにあり、多くの観光客で賑わいます。アンティークショップや雑貨店、カフェなども多いので、ショッピングやグルメも存分に楽しめます。
優美な水の都
「水の都」とも呼ばれるストックホルム。街はスウェーデンで3番目に大きいメーラレン湖の出口に位置し、ストックホルムは「水運の玄関口」として、中世以降は交易拠点となり発展を遂げました。メーラレン湖に浮かぶ大小14もの島々と、それらを繋ぐ50本以上の橋の間には、多くの水路や運河が敷かれ、ボートやフェリーが人びとの日常的な移動手段として使われています。また観光名所も「水の都」を感じさせるものが多く、レンガ造りの市庁舎が湖に面して佇む姿は、この街を代表する美しい光景として知られています。
世界最古の屋外博物館へ
中心街から15分ほどの距離にあるのが、ユールゴーデン島。ストックホルムの地元っ子たちが愛する、緑豊かな都会のオアシスです。なかでも世界最古の「スカンセン野外博物館」には、スウェーデンの伝統的家屋や邸宅、教会などが年代別に移築されており、昔ながらの農村の風景が感じられます。当時の衣服を身にまとったスタッフが工芸や伝統的な生活を実演し、訪れた人にスウェーデンの歴史を体感させてくれます。スウェーデン料理を楽しめるレストランやカフェもあり、豊かな緑に包まれた空間で、素朴で味わい深い時間が過ごせます。