クルーズレポート
名作の舞台、グランド・セントラル駅
ニューヨークでは、美しい公共建築にも出会いました。中でも、屈指の観光名所である「グランド・セントラル駅」は、星座が描かれた天井画が魅力のメイン・コンコースや、真鍮製の4面時計など、見どころいっぱいの壮麗な建築物。こちらも多数の名作の舞台となったスポットで、駅構内を行き交う人びとの姿は映画のワンシーンのようです。数々の出会いに満ちた2日間の寄港を通して、この街のもつパワー、そして唯一無二の体験を存分に楽しみました。
都会のオアシス
寄港2日目も、まだまだニューヨークの街を楽しみます。この日訪れたのは、マンハッタンの真ん中にありながら、東京ドーム約73個分という広さを誇る「セントラルパーク」。名作映画やドラマに登場するスポットも多く、そこかしこで見覚えのある光景と出会えます。ちょうど新緑の季節とあって、園内はまばゆいばかりの緑にあふれ、人びとが思い思いのときを過ごしていました。私たちも観光の合間のリラックスタイムを過ごし、束の間の“ニューヨーカー”気分を味わいました。
“世界の交差点”タイムズスクエア
ニューヨークへと降り立ち、まず訪れたのは「タイムズクスエア」。マンハッタン中心部のミッドタウンに位置する、“世界で最も有名で活気のある交差点”とも呼ばれる場所です。ニューヨークの象徴的な風景であるのはもちろん、周辺にも演劇の本場であるブロードウェイやニューヨーク近代美術館(MoMA)など、訪れたい場所が目白押しです。街を歩く人びとも実に多様で、ボーダレスで多国籍な雰囲気を感じながら、「世界都市・ニューヨーク」の雰囲気を味わいました。
ニューヨーク(米国)に入港しました
大西洋を渡った船は、米国最大の都市・ニューヨークに寄港しました。早朝の入港にも関わらず、船のデッキには大勢の方が詰めかけ、自由の女神像や摩天楼が迎える美しい入港シーンを堪能していました。丸2日間のニューヨーク寄港――洋上から望む街には未だ静けさが漂いますが、憧れの街への上陸を前に、早くも胸が高鳴るのを感じます。
ニューヨークの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]ドラマに満ちた北米よもやま話 -航海作家が選ぶ歴史航路-
洋上で楽しむ「世界の食」
日々、多様なクルーズライフが営まれている船内。船内での過ごし方は人それぞれ違っても、多くの方が口を揃えておっしゃるのが「食事のひととき」の素晴らしさです。レストランでは和食を中心に、寄港する国や地域にちなんだメニューや、さまざまな世界の料理を、多くの方の味覚に合うかたちで提供しています。これまで縁遠かった料理も、食べてみると意外な美味しさに気付いたりと、食の新たな出会いを楽しむ機会にもなっています。旅をしながら「世界の食」を味わう体験も、世界一周クルーズならではの大きな魅力です。
マジックアワー
夕方ごろ何気なくデッキに出ると、空がオレンジやピンク、紫色などの美しくグラデーションを描く「マジックアワー」に遭遇しました。マジックアワーは、日の出や日の入り前後に、太陽の傾きによって空の色が変化する時間帯のこと。雨上がりや空気の澄んでいる日に見られることが多く、船旅で眺める空の景色の中でも、特にこのマジックアワーは人気があります。大勢の方が美しい空を眺めたひとときは、かけがえのない自然とともに旅するクルーズならではの時間でした。
米国の行く末を読み解く
ジャーナリストで作家の北丸雄二さんによる米国情勢を深堀りする連続講座では、トランプ政権の対外政策が世界に与えた影響や、大規模な揺り戻しに直面するマイノリティの人びとなど、さまざまな観点から米国の政治や社会について解説いただいてきました。この日は、トランプ大統領の下に集う“ブレーン”の存在に焦点を当て、今後の米国の行く末をわかりやすく読み解いてくださった北丸さん。間もなく寄港するニューヨークでは、そんな米国社会の現状を肌で感じる機会もあるかもしれません。
旅をより有意義なものへナビゲート
[水先案内人紹介]北丸 雄二さん
JAZZの楽しみ方
まもなく寄港するアメリカ最大の都市・ニューヨークは、文化やエンターテインメントにおいても“超一流”が揃う街。なかでも「ジャズ(JAZZ)」はニューヨークを象徴する音楽であり、オプショナルツアーや自由行動で、老舗ジャズクラブへの訪問を楽しみにされている方も大勢いらっしゃいます。この日はそんなジャズについて、歴史や、演奏の楽しみ方を紹介する企画が開催されました。各楽器が即興でアドリブを入れる独特な演奏スタイルなど、奥深いジャズの世界にふれ、ニューヨークへの寄港がさらに楽しみになりました。
私に起こった戦争
冷戦終結後の東ヨーロッパにおいて、民族自決と独立を求める各共和国と、連邦維持を図るセルビアを中心とした勢力が衝突した旧ユーゴスラビア紛争。特にボスニア・ヘルツェゴヴィナの内戦では、民族浄化政策や長期にわたる「サラエボ包囲」により、多くの一般市民が犠牲となりました。この日は、サラエボでの戦禍を生き延びたジャーナリストのヤスナ・バスティッチさんによる講座が行われ、砲撃下の暮らしや文化などヤスナさん自身の紛争体験をお話しいただくとともに、歴史を教訓に、そこから何を学ぶべきかを考える時間となりました。
声影流年 -舞台と人生のエコー-
先日のコンサートで素晴らしい歌声を披露された、水先案内人でコロラトゥーラ・ソプラノ歌手である王 雅贇(ワン ヤユン)さん。2回目となるこの日のコンサートでは「舞台と人生」をテーマに、オペレッタや名作ミュージカル、シャンソン、さらには珠玉の中国語ポップスまで、文化の垣根を越えた音の世界を歌い上げました。王さんの歌声とともにパリからブロードウェイ、そして西洋から東洋へ――会場に集まった大勢の方たちは、優雅な"音楽の世界旅行"を存分に堪能されていました。
旅をより有意義なものへナビゲート
[水先案内人紹介]王 雅贇 ワン ヤユン(クリスティーン)さん