ノーベル平和賞洋上特別展のオープニングセレモニーを開催

ノーベル平和賞洋上特別展のオープニングセレモニーを開催

2025年4月22日、横浜港に停泊中のピースボート「パシフィック・ワールド号」船内において、ノーベル平和賞洋上特別展「A Message to Humanity」のオープニングセレモニーを開催しました。

この展示は、ピースボートとノルウェーのノーベル平和センター※が提携協定を結び、2024年のノーベル平和賞を受賞した団体である日本被団協の活動を、世界をめぐる船旅の中で紹介する特別展として開設されることとなりました。

※ノーベル平和センター(Nobel Peace Center)
ノルウェーのオスロにある、ノーベル平和賞に関する展示や教育活動を行っている博物館。歴代のノーベル平和賞受賞者の業績を広く紹介するとともに、平和・人権・対話の価値を世界に伝えることを目的としている。

オープニングセレモニーには、ノーベル平和センターのキム・レクステン・グルンネベルグさん(コミュニケーション&マーケティング・ディレクター)とアスレ・オルセンさん(学芸員)のほか、日本被団協 事務局次長の和田征子さん 、そして展示に登場する被写体のひとりである、神奈川県原爆被災者の会 副会長・福島富子さんもご参加くださいました。
セレモニーではキム・レクステン・グルンネベルグさん(写真左から2番目)がスピーチを行い「この展示は、単なる記録ではなく、戦争や核の被害を乗り越えた人びとの尊厳を守り、平和の文化を築いていくための大切な一歩です。この船が世界をめぐることで、共感の輪が地球規模で広がっていくと信じています」と語りました。

ノーベル平和センターの洋上での企画展は、今回が初の実施となります。その初航海となる世界一周クルーズ(2025年4月23日出航)では、被爆者の方々にも乗船いただき、展示とあわせて各地で証言会を開催します。また寄港地では現地の方々にも展示をご覧いただきながら、これまでの活動について紹介する予定です。

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