オークランド
北島の北部に位置するニュージーランド最大の都市。入り組んだ湾が特徴で海上交通が発達しており、小型船舶の登録数が世界最多を誇ることから｢帆の街｣とも称されます。
自然豊かな街を楽しむ
大都市ながら豊かな自然と共存するオークランドでは、美しいビーチや丘陵地帯が連なり、その奥に豊かな温帯林が広がります。また街の近郊には50以上の死火山があり、その中で最大の標高を誇るマウント・イーデンは、オークランドを象徴する名所のひとつです。オークランド最大といっても標高は196メートルなので気軽に登ることができ、市民の憩いの場となっています。噴火口跡のクレーターがある頂上からの景色は、まさに絶景。スカイタワーやハーバーブリッジ、美しい海を含め、オークランドの街全体が見渡せます。
ポリネシア文化圏最大の都市
先住民族マオリの言葉で｢アオテアロア(白く長い雲のたなびく地)｣と呼ばれるこの地には、伝統的な音楽や言語、調理方法などが今もきちんと受け継がれています。 しかし、かつてマオリ族はヨーロッパ人の入植以降、激しい弾圧を受け、一時は文化消滅の危機に。権利回復・復興運動を経た現在、その歴史と文化は国外にまで広く浸透し、国を代表する文化として尊重されています。 ラグビーW杯で、ニュージーランド代表が踊っていた”ハカ”も伝統舞踊のひとつ。マオリが継承して来た文化を実際に体験できるまたとないチャンスです。
雄大な自然と豊かな文化
南島と北島、ふたつの主要な島と多くの小さな島々からなるニュージーランド。この地には、樹齢100年を超える巨木がそびえる原生林や南半球有数のフィヨルド｢ミルフォード・サウンド｣をはじめ、雄大な自然が織りなす数々の絶景が広がっています。また、個性あふれる街を歩けば、この国に流れる穏やかな時間を存分に味わるでしょう。悠久の時が創り出した息を呑むような大自然や、豊かな緑と調和した街並み、現代に息づくポリネシア文化にふれる体験など、ニュージーランドにはこの地ならではの出会いが満ちています。
［特集記事］雄大な自然と豊かな文化に彩られた、｢白く長い雲のたなびく地｣へ −