ロングイェールビーン
ロングイェールビーン
自然
カルチャー
北極圏の"限界線"の中へ
古くは炭鉱の町として栄え、現在は極地研究の拠点として多くの冒険者が訪れる世界最北の街、ロングイェールビーン。ここには厳しくも美しい大自然と絶景が広がっています。
“世界最北”に出会う
北緯78度、北極圏に位置するスピッツベルゲン島のロングイェールビーンは、人口1,000人以上の街としては世界最北です。そのため、世界最北のスーパーや世界最北の図書館、世界最北のビールなど、”世界最北”と名の付く数々の場所やものがあります。街はとても小さく、白く色づいた山々や可愛らしい街並みを見ながら歩いて回ってみるのもおすすめ。極地研究の拠点でもあり、最近では、「極地に行ってみたい!」そんな冒険心あふれる人びとが、ロングイェールビーンを訪れることも多いのだそう。
極地の歴史を知る
街でひときわ大きく、近代的な建物がスヴァールバル博物館です。スヴァールバル諸島の歴史や北極圏に生きるさまざまな動物たちの剥製などが展示されていて、極地の歴史を知るにはぴったりの場所です。1958年に建てられたスヴァールバル教会も、もちろん世界最北。ここはスヴァールバル諸島で唯一の教会でもあります。かつて炭鉱で栄えたロングイェールビーン。極北での採掘は容易ではありませんでした。街の目抜き通りの中心部に建つ無名坑夫の像は、静かにその歴史を伝えています。そのほか、雄大で力強い大自然を体感できるアクティビティも人気です。