長崎

長崎
世界へと開かれた“坂の街”
世界遺産
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カルチャー
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古くから諸外国との貿易の窓口となった長崎は、エキゾチックな見どころに富んだ街です。和洋折衷の街並みが、ロマンあふれる街歩きへ誘います。

長崎で歴史散歩を楽しむ

1571年、ポルトガル船の入港によって開港した長崎港。港に沿ってわずかに広がる平地が街の中心部となり、その背後には急峻な斜面に長い石畳の階段がつづく“坂の街・長崎”が顔をのぞかせます。鎖国時代、出島のみが海外との貿易窓口だったため、さまざまなものが長崎から国内へと広まりました。和=日本、華=中国、蘭=オランダの要素がひとつとなった「和華蘭」の魅力も長崎ならではです。潜伏キリシタンに関連する大浦天主堂や長崎平和公園、原爆遺構など、歴史と文化を多方面から感じられる街です。

平和都市・長崎で学ぶ

広島に世界初の原子爆弾が投下された3日後、長崎の街も原爆の標的となりました。長崎全体で15万人もの人びとが犠牲となり、爆心地の北側に造られた平和公園では毎年平和祈念式典が行われています。公園の正面には平和祈念像が座し、上にのばした手は原爆の脅威を、横にのばした手は地上の平和を、閉じたまぶたは原爆犠牲者の冥福を祈っていると言われています。市内には他にも、原爆で破壊されたマリア聖像がある浦上天主堂や、長崎原爆資料館など、平和都市・長崎を感じられる施設が点在しています。

美味しさの秘密は和洋中のハーモニー

歴史が育んだ和洋中の魅力は、長崎の食の世界にも。庶民の味として親しまれる長崎ちゃんぽんや、円卓に多種多様な一品がひしめく卓袱(しっぽく)料理、ポルトガル人から製法が伝授されたカステラなど、歴史が息づく数々の料理が味わえます。また、魚の漁獲量は日本でも有数の多さを誇り、刺身はもちろん、ちゃんぽんや蒲鉾など、さまざまな料理に地元の魚介がふんだんに使われているのも特徴。街めぐりのお供には、煮込んだ豚バラ肉を中華風蒸しパンではさんだ「角煮まんじゅう」も、長崎ならではファストフードです。

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