乗船者インタビュー

船内は、出会いと刺激にあふれた空間が広がっています。

船内は、出会いと刺激にあふれた空間が広がっています。

赤岡直人さん(山梨県 / 70歳)

船内は、出会いと刺激にあふれた空間が広がっています。

まずは息子が、次は自分たちが

初乗船は2013年の7月、80回クルーズです。もともと中学校の社会科の教員で、退職時は中学校の校長でした。同い年の妻も小学校の教員だったので、一緒に退職して、一緒に乗船しました。 ピースボートを知ったのは、カメラマンの石川文洋さんの本でした。当時石川さんが水先案人をやっていたそうで、本の中にピースボートが出てきて。その本を読んでぜひ僕も乗りたいなと思いました。仕事の関係でそんな時間取れないので、まず息子にすすめて先に乗りました。そして息子から感想を聞いて、いつか絶対行こう!と思っていました。

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ピースボートの旅は“地球儀”

乗船後、良い意味で驚いたのは、船の旅ってこんなに素晴らしいのかということ。極端にいうと、ホテルがそのまま動いているような。そしてそのホテルに1000人以上の人がいる。あらためて、船の旅は飛行機の旅とはまったく違うなと驚きました。もうひとつは、世界ってだいたいあの長方形のメルカトルの地図で見るじゃないですか。でもピースボートの旅は完全に地球儀。グルっとまわって日付変更線のところで1日が1時間ぐらいで消えるんですよ。これが日付変更線ってことかと実感しました。そのときに、やっぱり地球って丸いんだって思いましたね。

船内は、出会いと刺激にあふれた空間が広がっています。

360度、開放的な海

海って毎日見ても見飽きないんですよね。だから降りてからも妻と話したのは、やっぱりまた海に行きたいなっていうこと。それも乗ったからこそ実感できるものですね。360度海があるって、すごく開放的なんですよ。朝日夕日とね、そしてグリーンフラッシュも。最高でした。あとはたまたま新月だった時の夜空の星。こんなに星ってあるんだって知って、あれは感動でしたね。360度海で、光がないから星がより一層綺麗に見える。あれは驚きでしたし、体験しなきゃわかんないですよね。

船内は、出会いと刺激にあふれた空間が広がっています。

思い出のコンサート

思い出の寄港地はジャマイカですかね。水先案内人としてボブ・マーリーの孫のドニーシャさんが乗っていて、一緒にコンサートをやったんです。僕がギター弾いて、彼女が歌って、練習中にたまたま通りかかった水先案内人のDragon76さんがカホーン持ってきて加わって、それと船内で知り合った人がベースをやってくれて3曲ぐらいやったんですよ。いろいろ思い出もできたから、別れるときもみんな本当に感動しちゃって。ジャマイカは海もきれいだったし、街でジャークチキンも食べたりもして。本当に明るくて陽気な方が多い国で面白かったですね。

船内は、出会いと刺激にあふれた空間が広がっています。

船内は出会いにあふれている

人と出会うことを楽しみに、1日1日過ごす。それが旅の楽しみ方かもしれません。たとえば、ランチやディナーを食べるときも、空き時間に船内を歩くときも、それは誰かと知り合うチャンスだと思うんです。そんなふうに過ごしていると楽しいですね。もちろん1人でゆっくり本を読みたいとか、今日はちょっと楽器を弾いていたいとかもありますが、老若男女がいっぱいいるので、ふとしたことで知り合うとお互いに刺激がありますね。若い方は今こんなこと考えているんだとか、ああいう素敵なお年寄りになりたいなとか。そういう刺激がいいですね。

船内は、出会いと刺激にあふれた空間が広がっています。

人との交流で得るもの

パシフィック・ワールド号は以前の船と比べて大きくなりましたし、全体的にゆったりしていていいなと思います。特徴的なのは5階から8階までがアトリウムと呼ばれる吹き抜けになっていて、明るい空間だし、簡単に階の移動もできるし、何となくみんなが集まってくる場所ですよね。 ピースボートに乗るといろんなことに気づきます。企画に参加したり、寄港地で現地の人と交流することで、ああいうことをしてみたいとか、あんな生き方もあるとかね。そんなことに自分も気づけるっていうのが、ピースボートの魅力かなって。ぜひ皆さんにも乗ってもらいたいです。

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