乗船者インタビュー

思っていた以上にいろんなことを得られた旅でした。

知念春奈さん(沖縄県 / 22歳)

母の教えを実践していたら

もともと海外旅行に興味がありました。母から「やりたいことは口に出しなさい」と言われていたこともあって、誰彼構わずそのことを言っていたら、覚えていてくれた人のひとりが「ピースボートの説明会があるから行くけど一緒に行く?」と声をかけてくれたんです。最初はただの付き添いでしたが、話を聞いて、さらにボランティアスタッフで割引をためたら学生でも安く乗船できることを知り、それなら可能性はあるし「やりたい」と思いました。ヨーロッパに憧れがあったので、卒業後にすぐ乗れてヨーロッパの街にも寄港する115回クルーズに決めました。

エッフェル塔の輝きに魅了された

旅の途中で船から離脱して、船でできた友だちと一緒にパリに行ったことが思い出です。キラキラしたものが大好きで、パリが舞台のディズニー映画に出てくるエッフェル塔を見てみたかったんです。当日は雨だったので近くの公園からエッフェル塔を見ました。雨でぬれた公園のタイルにエッフェル塔の光が反射して、その光が水に映ってどちらもキラキラ輝いて、まさに“雨は天からの贈り物”でしたね。眺めていたときは雨も止んでいたし、本当に来てよかった見れてよかった、船乗ってよかったなと思いましたね。

ジェスチャーで伝えた「かわいいね」

パナマでは先住民族の村を訪れるオプショナルツアーに参加しました。村にはボートに乗って行ったんですが、「こんなところに住んでるの?」と驚くような孤立した集落で。テレビの中だけの世界じゃないんだとリアルを見た感じでした。言葉も通じなかったけど、ジェスチャーだけでも会話ができました。現地の子が付けていたイヤリングを指さして、指でハートマークを作って「かわいいね」と伝えたら、「ありがとう」をジェスチャーで伝えてくれて。ハグしてくれたり、ジェスチャーや表情で思いを伝えあったり。とても温かい時間でしたね。

初めて「友だちになりたい」と言えた

私はあまり自分から「友だちになろう」と言えないタイプでした。でも乗船してすぐのころ、海外から参加している子と友だちになりたくて、初めて自分から自己紹介して「友だちになりたい」と伝えたんです。たまたま日本語も喋れる子で、その後友だちになれました。彼女は日本人にありがちな、はっきり言わないとか、友だち同士で褒め合う関係と違い、自分の意見をちゃんと言葉にして伝えてくれる子で、それが新鮮だったし、何でも話せる仲良しになれたことがうれしかったです。この3ヶ月の旅をとおしての宝物だし、あのとき一歩踏み出して声をかけてよかったと思いますね。

次は自分でコミュニケーションを!

乗船前は「何かやりたいことが見つかればいいな」と思っていました。旅をとおしていろんな世界を見たけど、言語については感じることがありましたね。船にはいろんな国籍の方が乗船していたけど、たとえば中国や韓国の方も、母語プラス英語やスペイン語、何国語も喋れる方がたくさんいました。それに比べて自分は英語も喋れなくって。それが情けなくて悔しくて、日本に帰ったらとりあえず英語を身に着けて、また海外に行くときに自分でコミュニケーションを取れるようになりたいと思っています。そして、その先は留学やワーキングホリデーにチャレンジしたいです。

ちょっとのチャレンジでも変わっていくから

今こうしてインタビューに答えながら気づいたのは、「できないと思ったけどやってよかった」とか、「やってみたら素敵な出会いがあった」とか、自分は思った以上にいろんなことを得られている気がします。もし乗船を迷っている人がいたら、周りに反対されたり自分でブレーキをかけたとしても、一応何か言ってみたり、アクションを起こしてみる。そうしたらいい方向に転がっていくんじゃないかなと思います。何かハードルがあったとしても、ちょっとチャレンジしてみたら「やってよかった」って思えるかもしれないな、と。ちょっとのチャレンジで自分が変われることを、身をもって体験した気がしますね。

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