乗船者インタビュー

娘たちにも「クルーズに乗ってみたら?」とすすめたいです。

華廣大成さん(兵庫県 / 61歳 / 無職)

こんなに忙しいとは思ってもいませんでした!!

ピースボートが船を出し始めたころから「世界に行ける船がある」ということは知っていました。その後退職を迎え、「乗るなら今しかない!!」と思い申し込みました。行きたかった北欧航路だし、クラシック音楽が好きなのでベネズエラのカラカス市民オーケストラが乗船するというのも興味がありました。船内では自主企画を立ち上げたり、カラカス市民オーケストラで指揮をしたり、水先案内人の方と一緒に企画をしたり。のんびり船旅を楽しもうかなと思っていたんですが、こんなに忙しいとは思っていなかったですよ!!

マラソンをしながら現地の方と触れ合いました

船内で交流を深めたカラカス市民オーケストラの方々の暮らすベネズエラも思い出深い国です。無料の音楽政策「エル・システマ」では、小さな子も、障がいを持つ子も、経済的に大変な子も、みんな一緒に楽しく練習していました。そういった政策だと知識では知っていたけれど、目の前に彼らがいるのを目の当たりにすると、頭をひっぱたかれたようでした。聞くと見るとではまったく違います。また、さまざまな寄港地で趣味のマラソンをしながら現地の方々と触れ合えたことも、達成感がありました。

まだまだ青春真っ只中!!

船に乗って「新しいことを始めるのはどんなに遅くからでもいい。人間の可能性に終わりはない」と信じられるようになりました。それは、指揮に初挑戦したからだけでなく、自分と違う価値観の人と出会えたから。3ヶ月の間、立場も考え方もまったく違う人たちと生活する中で、意見が合わなくても毎日対話を重ね、今では友人になることができました。他人の可能性も自分の可能性ももっと信じられる。そう思えたから、この旅は人生が変わるきっかけになるかもしれない。娘たちにも「乗ってみたら?」とすすめたいです。

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