乗船者インタビュー

自分へのご褒美と、妻への感謝の気持ちで乗船を決めました。

自分へのご褒美と、妻への感謝の気持ちで乗船を決めました。

泉英伸さん・泉千栄子さん(東京都 / 74歳・72歳)

自分へのご褒美と、妻への感謝の気持ちで乗船を決めました。

夢だった地球一周へ

千栄子さん:20年以上前に新聞の広告欄で「地球一周の船旅」というのを見て、一回行ってみたいと思っていたんです。まったくの夢でしたけど。/ 英伸さん:私は機械の製造メーカーに勤めていました。妻に誘われた当時はとにかく仕事人間で、昼も夜もなかった。だから「そんなんできるわけないよ」と思っていたんですよ。でも退職を機にピースボートを思い出し、船旅説明会に参加して話を聞き、それで帰り際に一番早く参加できるクルーズに申し込みました。自分へのご褒美と、家族家庭を支えてくれた妻への感謝の気持ちですね。

自分へのご褒美と、妻への感謝の気持ちで乗船を決めました。

最果ての地に感動

千栄子さん:南回りのクルーズに乗ったのですが、アルゼンチンのウシュアイアが印象に残っています。景色が素晴らしくてとても良かったです。/ 英伸さん:船が寄港するときに、ウシュアイアの町が見えて段々と近づいて来る。そして山には白い雪が残っているんです。地球最南端ですから、真夏だけど雪景色なんですよね。それがもう本当に1枚の絵になって。写真が好きで撮っているんですが、本当にいい1枚が撮れましたね。ウシュアイアだけは自由行動をしました。ちょっと冒険してみようと。船旅のちょうど真ん中ぐらいなもんですから。

自分へのご褒美と、妻への感謝の気持ちで乗船を決めました。

自力で楽しんだ自由行動

英伸さん:ビーグル水道をクルージングする船があると聞いて行ってみたんです。そこに案内所がたくさんあるんですが、スペイン語が読めないので困りました。それで1箇所だけかわいいペンギンの写真があってそこに決めました。身振り手振りで何とか申し込み、実際に行ってみたら島にペンギンがたくさんいるんですよ。ワーッ!と思って見ていたら、飛ぶんですよ。驚きましたが、実は「ペンギン鳥(ウミウ)」だったんです。立っている姿がもうペンギンに見えて、でもポスターもよく見たらペンギン鳥でした。私の勘違いでしたがいい思い出です。

自分へのご褒美と、妻への感謝の気持ちで乗船を決めました。

日常を離れて、自由気ままに

英伸さん:やっぱり360度水平線という海の真ん中にいて、ずっと海を見ることができた。3食付きで、自由気ままにのんびりできますよね。/ 千栄子さん:船に乗ると食事の支度もしなくていいじゃないですか。自由に見るところを見て、楽しむところを楽しみ、そしてお食事は何もしないでもおいしく頂ける。もうこんなにいいことはなかったですね。そして食事もおいしかったですよ。私も海が大好きだからそう飽きることはなかったですね。

自分へのご褒美と、妻への感謝の気持ちで乗船を決めました。

運動会で「会長職」に

英伸さん:洋上大運動会というのがありました。そのときに私は黄色チームだったんですが、若者が中心になって運営する中にシニアも一緒に入るために、シニアの方から団長をサポートする会長職というのが設けられ、誰かいないかということでなりゆきで会長職に就いてしまいまして。若者が中心になって準備を進めてくれて、運動会では優勝ができました。終わったあとは、みんなで優勝の乾杯をしました。やっぱり世代を超えて交流できたのが、とってもいい思い出ですね。

自分へのご褒美と、妻への感謝の気持ちで乗船を決めました。

毎日続けている習慣

英伸さん:お気に入りの場所は、デッキの最上階の一番前と一番後ろです。 趣味で写真を撮るので、船に乗るときの目標の一つに「朝日夕日を毎日見る」と決めました。他の目標は早めに挫折したんですが、この目標だけはクリアできて。今まで合計4回乗船したんですが、ずっと続いています。船がどちらを向いてるか確認して、そのときに応じて場所を考え写真を撮っています。/ 千栄子さん:船では何もしなくていいですから。だから大好きな海を好きなだけ眺められるっていうのは、本当に贅沢なことだと思います。

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