乗船者インタビュー

夢を叶えるために、自分の心にゴーを出してみてください。

夢を叶えるために、自分の心にゴーを出してみてください。

加藤民雄さん(北海道 / 75歳)

夢を叶えるために、自分の心にゴーを出してみてください。

大病を経て、夢にみた地球一周へ

62歳まで会社員をしていました。ピースボートを知ったきっかけは、50歳のとき札幌の飲み屋さん街で見たポスターです。「いつかは乗りたい」と思っていましたけど、そのときは夢のまた夢でした。退職が迫ったときに、会社のがん検診でがんが見つかりまして。それで「退職間際なのにもう死んじゃうのか」とか悪いことばっかり考えたんですよね。でも手術して治って、それで負けられないなと一念発起して乗ろうと決めて。いろいろ問題はありましたけど、乗る方を最優先にして。今考えれば、乗ってよかったなと思います。

夢を叶えるために、自分の心にゴーを出してみてください。

自分も知らなかった“自分”

船内で初心者向けの社交ダンスがあると事前に聞いたので、日本でダンスシューズを購入してから乗りました。3ヶ月みっちり社交ダンス習って、かなりのレベルまで踊ることができるようになってうれしかったです。これまではまったく経験もなかったので。それから、船内の企画でお面を被った“ひょっとこ踊り”をする機会がありました。私はちょっと内気なので人前で喋れないんですけど、お面を被るとなぜかみんなと人前に出て踊れたんです。集団でお面を被って、全然恥ずかしくなかったですね。あれは楽しかったです。

ハプニングも楽しむ

思い出に残っているのは北欧の街。すべてが美しく素晴らしかった。アイスランドのレイキャビクでは、ちょっと恥ずかしい話がありまして。もともとブルーラグーンに行きたくて、現地でツアーに申し込めばバスで行けるという情報を得ていたので、船を降りて9時にバスを申し込んだところ、なんと今日の分は終わってしまっていて。皆さんはちゃんとオプショナルツアー申し込んでくださいね(笑)。結局はほかの温水プールに行けたのですが、目をつぶって「ここはブルーラグーンだ…」と想像しましたね(笑)ちょっと失敗談でしたが、でも楽しかった。

夢を叶えるために、自分の心にゴーを出してみてください。

世界一のパワースポット

マチュピチュ遺跡も印象に残っています。以前から写真を見て、きれいだな、行きたいなと思っていたのですが、実際に行ってみると、なんというか空気感が違う。標高が高いので直射日光が当たって暑いんですけど、酸素が薄いのか、空気がとってもきれいで風が爽やかで。もう私にとっては世界一のパワースポットのようでした。標高も2700mと高かったので高山病にかからないようにしながら、楽しんできました。そこが一番いいですね。2泊3日のオーバーランドツアーでしたが、夢をお金で買えるんですから、安いもんですよ。

夢を叶えるために、自分の心にゴーを出してみてください。

船の航跡を見ながら深呼吸

パシフィック・ワールド号は、特に4層吹き抜けのアトリウムがお気に入りですね。事前に映像を観ましたけど、映像以上に現物は素晴らしいしきれいです。あと14階の後方のデッキ。船の航跡が見える、大好きな場所です。そこでゆったり深呼吸するのも大好きなんです。ずっと航跡見ながら、人生を振り返り、あんまり後ろ振り返りたくはないけれど、航跡だけはきれいなんです。海の色も毎日違いますし。エメラルドグリーンとか緑だったり、青だったりきれいです。海や空のいろんな表情が見える場所です。

夢を叶えるために、自分の心にゴーを出してみてください。

夢のために、もう2歩、3歩前へ

これまで合計3回乗って北回り、南回りをコンプリートしました。ところがまた南回りもとっても良さそうで申し込みました。南周りにもう1回行くつもりです。人生最後かな。いつもそう思っているんですけどね。次はオセアニアも寄りますし、また楽しみができワクワクですね。もし「行きたいな、でも…」と悩んでいる方がいたら、その夢を叶えるためにもう2歩、3歩前に出て、自分の心にゴーサインを出してみてください。いろいろなハードルはありますが、あとはそのハードルを越える準備をする。これだけです。

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