乗船者インタビュー

行けるタイミングがきたら、思い切って参加してほしいです。

越智久美さん(愛媛県 / 71歳)

退職したら絶対に行こう

もともと旅行が大好きだったのですが、勤めていたのでなかなか休暇も取れませんでした。国内旅行や海外旅行にはちょこちょこと行っていましたが、それも年末年始などの限られた期間でした。ピースボートのことは人づてに話を聞いていて、「楽しかった」と伺っていたので、退職したら絶対に行きたいと思っていましたね。ピースボートだと、普通の人がちょっとがんばれば乗れるでしょ。他社と比べてリーズナブルな値段で地球一周できるというのも、この船だけだったんですよね。だから最初から「退職したら、ピースボートに乗る」と決めていたんです。

説明会で即決しました

たまたま近くでピースボートクルーズの旅行説明会があると知り、ちょっと寄ってみようくらいの気持ちで行ったんです。南回りの航路が紹介されていて、マチュピチュ遺跡やイグアスの滝など、前から行きたいと思っていた場所に行けると知り、その場で乗船を決めました。乗船まで2年ほど期間がありましたが、その間ずっと楽しみに待っていましたね。乗船してからは、いろいろな講演や朝のラジオ体操と太極拳には参加して、あとは何をするともなしに過ごしていました。退職したあとだったのでのんびりしたかったし、ひたすら海を眺めてぼーっと過ごしたいなと思っていました。

元気の秘訣は日本舞踊

乗船中は、趣味で続けてきた日本舞踊を披露したこともありました。同じ部屋の方に日本舞踊をやっていると話していたのですが、その方から「お正月の催しで、日本舞踊ができる方を探しているみたい」と聞き、お正月のご祝儀の踊りを踊りました。日本舞踊は50歳ごろから始めて、もう20年になります。仕事で忙しかったときも日本舞踊のお稽古に行ったら仕事のことを忘れることができて、それがとても良かったんです。だから私が元気でいられるのは、踊り続けてきたからかなと思っています。自分の支えになるものがあるというのは、大事だと思いますね。

どんなことでもチャレンジしてみたい

2回目の乗船のときは少し慣れていたこともあって、毎朝参加していた太極拳の発表会に出たり、バリダンスの専門家の方が乗船されていたのでカルチャースクールに参加して、そちらでも発表会に出る機会がありました。バリダンスの衣装をみんなで揃えたこともあり、その衣装でファッションショーに参加したのも思い出です。誘われたりお声がけいただいたときは「私でいいのかな」と思うのですが、カッコ悪いとか恥ずかしいとか、もう思わないようにしています。せっかく声をかけていただいたので、どんなことでもチャレンジしてみようと思うんです。

アフリカで出会った子どもたち

寄港地では整った街並みも好きですが、やっぱり自然がある場所が好きです。初めて乗船したときはマチュピチュ遺跡やイグアスの滝に行きましたし、南極やパタゴニアにも行きました。ウルグアイでは、ホセ・ムヒカ元大統領が来船されてお会いすることもできました。アフリカでは、子どもたちが目をキラキラさせているのが印象的でした。お土産を買ったあとにジェスチャーで「一緒に写真を撮ってください」と伝えて、撮らせてもらいました。子どもたちからは、生きる力を感じますよね。そういうものにすごく感動しましたし、今でも時々写真を見返します。

知らなかった街に出会える

ナミブ砂漠には絶対に行きたいと思っていたので、オーバーランドツアーに申し込みました。砂漠の中に建つコテージに泊まったのですが、一緒の部屋になった方が星座盤をお持ちだったので、それを見ながら夜空を眺めたのも思い出ですね。行きたかった場所に行くのももちろん素晴らしいんですが、期待していなかった街が印象に残ることもあります。チリのバルパライソは、夜の出港のときに島全体が明かりに包まれているような光景で感動的でした。これまで知らなかった街に出会えるのも、地球一周の旅だからですよね。

飛行機の旅とは見える景色がちがう

クルーズ中は、「あれをしよう、これをしよう」と決めて動かないようにしていましたが、朝日と夕日だけは必ず見に行くようにしていました。海や雲の様子が刻々と変わり、全然飽きることがないんです。入港や出港のときはセレモニーがあったりするのでそれも楽しみにしていました。船旅に参加して思うのが、飛行機での旅行とは見える景色が違うということ。寄港して船を降りて観光地に向かうときにその国の日常の風景などを見ることができて、飛行機での旅行よりも街の雰囲気を感じられるんですよね。だから港からの移動というのが、私はすごく好きですね。

不安はありません、楽しみばかりです。

旅が終わっても、ピースボートは常に私の中にあります。「次はいつ行けるかな」とも思いますし、二大運河を通ってみたいし、南回り航路にもまた乗船したいです。長旅なので乗船できるタイミングは限られてきます。だからそのときが来たら「エイヤ!」と思い切って参加されることをお勧めします。よく「不安はないんですか?」と聞かれますが、まったくなく楽しみばかりです。持参する荷物も行くたびにリストを作っていますが、どんどん進化しています。これはもう、永久保存版ですね。

TOP