“80代の青春”を2人で楽しんでいます。
いつかピースボートに乗りたい
健(つよし)さん:妻は30年前に一人でピースボートに乗船したんです。/道子さん:ピースボートの立ち上げの際の記事を新聞で読み、当時は育児の真っ最中でしたが「いつかピースボートに乗りたいな」と夢を膨らませていました。その後、子どもたちの自立が見えてきたころに日本からピースボートの船が出航すると知り、すぐに電話をかけて申し込みました。3ヵ月でいろんな体験をして、本当に楽しかったですね。子どもたちにも「ピースボートではね…」と絶えず話をしてきました。/健さん:私は当時単身赴任中で、乗船の前日に聞いたんですよ。驚きましたが「行ってきたら?」と背中を押しました。
30年ぶりの船旅は夫と一緒に
道子さん:今回は30年ぶりのクルーズでしたが、発表されたときから自分の行きたかった場所が含まれていたので、すぐに申し込みました。その時点では夫に言っていなかったので、旅番組を見せては、「今度一緒に行かない?」と聞いたりして。でも1年以上断られていたんです。それが80歳になったときに、気が変わったのか「乗ろうか」と返事が来て。/健さん:理由は世界遺産ですね。日本にある世界遺産には、もうほとんど行っているので、今度は世界中にある世界遺産がどんなものかなと。調べたら寄港先の中にも世界遺産が多くあることを知り、それで一回行ってみてもいいかなと思ったんです。
肌で感じた、世界遺産の素晴らしさ
健さん:実際にマチュピチュに行ってみて、2,000m以上の高地にあれだけの段々畑や設備が造られていて、こんな場所にどんな人が住んでどんな暮らしをしていたのか。すごく興味をもって見させていただきました。日本にはないスケール感でしたね。自分の目で見て肌で感じて、その空気感を共有することができて素晴らしかったですね。マチュピチュ村の、迷路みたいなお土産物屋さんもおもしろかったです。/道子さん:列車に乗って向かうんですが、車内では地元の方たちが楽器を鳴らして歌ったり踊ったりしてくれるので、一緒になってわいわいやっていたら、疲れも吹き飛びました。
2人でめぐったニューヨークの思い出
健さん:ニューヨークも思い出深いですね。めずらしさは少ないかもしれないけど、スケールが違いますし、タイムズスクエアでも電飾の看板の大きさに驚きました。僕は出張で何度も来ているけど、妻と2人だけでニューヨークの名所をめぐったのは初めてでしたね。/道子さん:お寿司を食べようとしたんですが、開店前だったのでマクドナルドに寄り道したんです。美味しかったですよ。/健さん:美味しかったねぇ。2人だけでニューヨークを散策できたっていうのは、世界遺産とはちがう意味で大変おもしろい時間でしたね。/道子さん:港から街も近いので、自由行動もしやすいですよね。
乗船の記念に社交ダンスにトライ
道子さん:今回、乗船前から「何か記念になることをしたい」と思っていたので、2人で“80の手習い”として社交ダンスに挑戦したんです。/健さん:最初は渋々でしたけどね。多いときは毎日2、3回レッスンがあるので、自主練習で一緒になった友人に教えてもらいながら、発表会に向けてがんばりました。/道子さん:乗船してから和太鼓もできると知って、昔父が好きで私も幼少期にやっていたのでやってみることにしました。発表会にも出たんですが、見ていた方から「あの真剣な顔を見ていたら涙が出た」と聞いて、すごくうれしかったですね。力いっぱいやるので、とても気持ちがいいんですよ。
洋上で祝った56回目の結婚記念日
道子さん:実は、56回目の結婚記念日を船内でお祝いしてもらえたんです。当日は映像が流れたり、素晴らしいピアノ演奏をしていただいたり、私たちを楽しませてくれるクルーやスタッフの方たちの心遣いに本当に心が高揚しましたし、涙が出そうでした。申告制ではありますが、結婚記念日を祝ってくれるとは知らなかったので、教えていただいて本当に素晴らしい結婚記念日を過ごせましたね。子どもたちにもすぐに連絡して、「お母さんラッキーだった~!」と言って(笑)。船上で迎えた56回目の結婚記念日は、金婚式のとき以上にうれしかったですね。
この貴重な時間を楽しみたい
健さん:やっぱりこの船のクルー、スタッフなど皆さんとても親切で、それがとてもよかったです。船室や船内もクリーンですし、何かあっても対応も非常にスムーズにやっていただけるので感謝しています。/道子さん:私たちは今、80代の青春をどう過ごそうかと船に乗っていますが、2人でずっと一緒にいられることはすごく貴重なことですね。上げ膳据え膳ですし、お友だちもいるし、お掃除もしてくれる。何もしなくていいので、この貴重な時間を2人で楽しんでいます。若い人だけじゃなく、年齢に関係なくいろんな方にこの船に乗ってほしいですし、夢をもって行動してほしいなと思いますね。
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