乗船者インタビュー

この先やりたいことがどんどん見えてきました。

押川知紗さん(宮崎県 / 23歳)

インスタグラマーに影響を受けました

乗船前の3月に大学を卒業して、その後はアルバイトとピースボートのボランティアスタッフをしていました。教員になる予定ですが、その前に自分がやりたいことを叶えてみたかったし、多くの景色を見て子どもたちにいろんなことを伝えられる先生になりたくて。インスタグラムをフォローしていた方がVoyage114回に乗船していて、旅の様子を聞いたら「よかったよ」と返ってきて、乗船しようと決めましたね。ボランティアスタッフをしていた時は、ポスター貼りに苦労もしたけれど、一緒に頑張っていた友だちもいたし、いろんな人に応援してもらって全額割引を貯められました。

友だちになるのに言葉は関係ない

寄港地では交流系のオプショナルツアーをたくさん取って、メキシコではサッカー交流に参加しました。最初は、お互いに英語が喋れないので会話の手段がなかったのですが、サッカーを通じてどんどん仲良くなり、最後にお別れするときには本当に寂しかったです。パナマでは先住民族の村を訪れるオプショナルツアーに参加したんですが、同じ時代にこんな生活をしている人たちがいるんだと知って驚きました。先住民の人たちは楽しそうで、文化の違いを目の当たりにしました。

全部自分でやらなくていいんだ

船内イベントで運動会をやるにあたり、黄色チームの団長をしたんです。1チーム400人もいて、年齢も国籍も違う人たちをひとつのチームにしていくのは大変でしたね。団長なんて立場は初めてだったのでプレッシャーもあったし、みんなが楽しむにはどうしたらいいかと常に考えてました。頼ることが苦手だったけど、周りに相談して頼ってみることも大事だと気づいてからは、逆にその方がみんな一緒に楽しくやれると感じ始めました。団長は私だけど、みんなで創り上げていく経験ができてよかったなと思います。全部自分でやらなくていい、助けてもらうこと、頼ることも大事だと気づきましたね。

旅の日々を支えてくれた友人たち

船内でいつも一緒に過ごしていた人たちは、私よりも少し年上の人たちが多く、大学での友人関係とも違う、普段は関わらない人たちと一緒に海を見ながらごはんを食べたり楽しいことをする時間が好きでした。その人たちは、日常の中で自分たちでどう楽しむかを考えて、全力で楽しんでいて。運動会なんかで大変なときには「助けようか?」と言ってくれたのも、その方たちでした。そういう場面での気配りとか、こちらが言う前に動いてくれてサポートしてくれるところに支えられました。

“知っている”と”体験する”は違う

とある国で、子どもが太鼓を叩いてお金を集めている光景を見ました。私自身もそうですが、たぶんお金は持っているし、船には子どもも乗っていて小さいうちからこんな経験できるから本当に幸せだなと思っていました。でも自分のごはんを自分で稼がなきゃいけない子どももいて、見ていて本当に複雑でした。世界にはそういう子どもがいることも知っていたし、昔から恵まれていると言われてきたけれど、やっぱり、「知る」のと「体験する」のは違うと思いました。どこかで聞いたり本で見るのと、実際にその状況を体験してみるのは全然違いますね。

やってみたいことがいっぱいある

一番の夢は先生になることなので、この旅が終わったらまずは先生として働こうと思っています。公立の学校で先生をやることもできるけど、例えばフリースクールで働くとか、そういうことにも興味がありますね。今回の旅でさらに旅が好きになったし、まだまだいろんな景色を見たいと思いました。もし次に自分で旅をするなら大自然がある場所に行きたくて、それなら教員免許を活かしてその地域の子どもと関わりながら授業ができる先生になりたいなとかも考えます。ゆくゆくはワーキングホリデーに行きたいという目標もありますね。

これからの人生でこの旅の価値がわかると思う

ある水先案内人の方が「今は旅で得たものや、変わったことがわからないかもしれないけど、それは後々気づいてくるから大丈夫。今は楽しいだけで大丈夫」と言っていたことが印象的でした。今はまだ、自分にとってどのくらいの価値のある旅ができたのかわからないけれど、これから生きていく中でそれがわかっていくんだと思います。乗らなかったら出会えなかった自分にも出会えたし、自分の未来についてもやりたいことがどんどん見えてきたし。もし乗船を迷っている人がいるなら「乗ってみて!」と言いたい。いろんな人が乗っているし、つながりもたくさんできますよ。

TOP