乗船者インタビュー

自分らしく楽しめる、それが船旅のいいところですね。

田村裕樹さん(愛知県 / 35歳)

乗船のきっかけはYouTube

きっかけはYouTubeで観た「クルなび」でした。ピースボートクルーズの船内や寄港地の様子を放映する番組で、それを見て初めてピースボートの存在を知ったんです。名古屋にもピースボートセンターがあると知り通い始め、ボランティアスタッフをしながら割引を貯めて乗船しました。決めてから5か月くらいで乗船したので、割と早い方だったのかもしれません。事前に「クルなび」で船内の楽しそうな様子を見ていたので、どんな旅になるんだろうとワクワクドキドキしていましたね。船内でも「クルなび」を見たのですが、自分が乗船して見ていることに感激しましたね。

お気に入りのニックネーム

乗船前は介護福祉士をしていましたが、次にやりたいことがあるので、退職をしてからその間に世界一周をしてみたいなと思っていたんです。自分のためになりそうだと思ったし、たくさんの人との出会いの中で、次に一歩踏み出すときのコミュニケーションなどを学べるんじゃないかと。船では「ワイヤー」というニックネームで呼ばれています。趣味がDIYなんですが、その話をしたらなぜかそんなニックネームに(笑)。でも意外と気に入っていて、それを機にSNSのアカウントも変えたくらいです。

ルームメイトとの心地よい関係

ひとりで乗船しているので、3人相部屋を選びました。部屋のメンバーとはお互い歳も近くて、いろいろな相談もできますし、とても仲良くなりました。船内の企画に一緒に参加したこともありますし、海に向かって自分の思っていることを叫ぶ「船の上から〇〇を叫ぼう」という企画を一緒にやったこともありました。

裏方の醍醐味を味わって

この旅での思い出はいろいろありますが、船内で「PAチーム」という、講座やイベントの際に音響操作などを担当するチームに参加したことは思い出ですね。船内でも大きなイベントのひとつである運動会で音響を担当したんですが、“裏方”であるPAの仕事で運動会に関われたことに感動しました。イベントはただ参加するだけでも感動するんでしょうが、「PAさんのおかげだよ」と声を掛けていただくこともあり、自分が音で演出する立場だと、うまくハマったときは泣けるぐらい気持ちがいいなと感じたこともありました。とてもいい体験ができたと思います。

趣味が起業につながった

帰ったら起業を予定しています。「介護タクシー」という、介護が必要な方が車いすのまま利用できる送迎車を扱う会社を立ち上げようと思っています。以前、祖母がガソリンスタンドをやっていたんですが5年ぐらい前に廃業して、その跡地が残っているんです。そこをどうしようかという話になり、プロに頼んでリフォームしようとなったんですが、それだと味がないので「じゃあ自分でやろう」と思いDIYを始め、建物は一応事務所のようにはなりました。帰ったら、その準備ですね。

顔を合わせれば「よっ!」

この旅に参加している人は明るい方が多いし、これから自分が事業を立ち上げるうえでいろんなことが学べたと思います。日常生活ではあり得ないような出会いもあるし、船内ですれ違う人とも自然に挨拶をしたりと、自分もとても変わりましたね。顔を合わせれば「よっ」と手をあげて挨拶ができる関係で、「よっ友」と僕らは言うんです。最初は挨拶だけだったのが次第に話をしたり、一緒にご飯に行ったり企画に参加するようになったり。日本での生活では、そんなことはなかなかないですよね。コミュニケーションをとる場として、船旅はとてもいいなと思いました。

「クルなび」は、船内で放映しているピースボートクルーズオリジナルの船内情報番組です。
ピースボートクルーズ公式YouTubeチャンネルでもご覧いただけます。
https://www.youtube.com/@PEACEBOATSTATION

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