乗船者インタビュー

自分の知らない世界に出会うことができました。

山田佳明さん(東京都 / 19歳)
自分の知らない世界に出会うことができました。

よし、行っちゃうか!

高校を卒業して、半年ほど経ってから乗船しました。ピースボートを知ったのは高校3年生のときですね。たまたま行った飲食店のトイレにポスターが貼ってあって、友人と「これ行きたいよね」って感じで、「よし行っちゃうか~」と(笑)。もともと中学生のころから世界一周をするのが夢のひとつだったから、もう今じゃない?と。どこか特定の国に行きたいというよりも、まずは地球一周だと思ってました。ポスターを見たときはクルーズ船っていうのもいいなと思ったし、少し前からピースボートのことは認知していたので、改めてポスターを見て「これがピースボートか~」となりましたね。

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実際の出航は感動しました

コロナ禍の影響を受けた方の話も聞いたけど、僕らは待たずに乗船できました。高校1年生の終わりくらいからコロナ禍になり、休みになったのは個人的にはうれしかったです。僕は学校が合わないと感じていたので。乗船前はボランティアスタッフもやって、週3日のペースでポスター貼りをしていました。当時から船内での話などは聞いてましたが、全然イメージ湧きませんでした。本当に乗れるのか、行けるのかと。でも実際に出航したときは、感動しましたよ。「船が動いたー!どんどん陸が離れてくー!」と。昔から夢見ていた世界一周がついに動き出した感じでした。

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雰囲気に惹かれて住んでみたくなった

記憶に残っている寄港地は、アイスランドのレイキャビクやカナダのケベック・シティですかね。アイスランドは寒かったけど、ケベック・シティはちょうどいい気候で過ごしやすかったですね。最初はあまり期待してなかったんですよ、ニューヨークとかと違って。ケベック・シティは雰囲気がすごくいいし、港から街中まですぐで、住みたいと思いましたね。レイキャビクでは間欠泉やグトルフォスの滝を見に行きました。

楽しかった一時離脱

終盤で、友人と一緒にマレーシアのランカウイ島で一時離脱してシンガポールまで行きました。計画を立てたのは船の中で、ルートをおおざっぱに決めて、ランカウイで降りたあとは部屋を借りて泊まって。朝起きてそのまま空港に行き、シンガポールに向かいました。シンガポールでは、シンガポール・ズーのナイトサファリにも行ったり街をめぐったりして、そこで船に合流しました。最後に船でできた気の合う友人たちと過ごすことができて、本当に楽しかったです。

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社会貢献型の仕事に興味を持ちました

もともと起業など考えていたけれど、社会貢献とかそういうことに興味が湧いたのは船に乗ったからだと思います。NGOをやっている人と話をしたというのもあるし、水先案内人の高橋歩さんがやっている、海洋プラスチックを素材にしたアート作品の制作・販売する「アップサイクル」の話も影響を受けましたね。日本にいたらそういうことを実際にやっている人と会ったり話せる機会はあまりないけど、この船に乗ったことで自分の知らない世界のことを知れたんだと思います。そういう社会貢献型の仕事をやっていきたいとも思うし、今いろいろと考えてますね。

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